子供の撮影に最適な一眼レフカメラとは?―コジマビッグカメラでおすすめを聞いてみた―

赤ちゃんや子供の撮影に向いているカメラについてコジマビッグカメラの店員さんに聞いてきました。

素人でも子供を上手に撮れるカメラを店員さんに聞いて、実際にミラーレス一眼レフを購入してきましたので、そのレポートを紹介します。

子供を撮影するために欲しいカメラとは?

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子供が生まれる以前から、6年間ほど使っていたCASIOのコンパクトデジタルカメラが故障してしまったため、新しいカメラを購入しようとコジマビッグカメラにでかけました。

今回の買い替えにあたっては「デジカメの不満を解消できるものを選ぶ!」という方針で商品を探しました。

まず、コンパクトデジカメの不満点として次の2点がありました。

  • 動く子供をピンボケせずに撮影することがとても難しい
  • 背景をぼかすことができず、プロっぽい写真が撮れない
  • ちょうど子供が2歳になり、外出するとずっと駆け回っている状態です。

    デジカメで写真を撮ろうとしてもじっとしてくれないので、ピンボケ写真ばかりが量産されてしまうのです。

    また、赤ちゃんが生まれるとプロの写真スタジオで記念撮影をする機会が増えますが、デジカメで素人が撮った写真との一番の違いは、プロは背景をぼかして撮影するので、本当にその場にいるような臨場感のある写真が出来上がります。

    そんな「プロっぽい」写真に少しでも近づけるカメラが欲しいと思いました。

    この2つの不満を解消して、さらに次のような条件も付け加えました。

  • できるだけコンパクト
  • オシャレなデザイン
  • 予算は5万円以内
  • その結果、「ミラーレス一眼レフカメラ」が子供のいる我が家には合っているという結論に達したのです。

    連休を前にして使っていた「コンパクトデジカメ」が壊れたため、新たに「ミラーレス一眼レフカメラ」を買いました。 実際...

    ミラーレス一眼レフの値段は何で決まっている?

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    ミラーレス一眼レフカメラを買うといっても、たくさんのメーカーが商品を開発していて、どれが自分に合ったカメラなのか素人にはさっぱり分かりません。

    事前にネットで調べたところ、ニコンの「Nicon1 J5」がコンパクトで値段が安いとわかりました。

    「Nicon1 J5」を本命にしつつ、コジマビッグカメラにミラーレス一眼レフカメラを見に行きました。

    1.センサーサイズが違う

    ミラーレス一眼レフと言えば、「一眼レフカメラ」に抵抗を感じる初心者向けのカメラと言うイメージなので、値段も初心者向けかと思っていたのですが、実際にはメーカーによって随分と差があります。

    本命の「Nicon1 J5」はレンズが2つセットで5万円くらいですが、宮崎あおいのCMでおなじみの「OLYMPUS PEN E-PL8」は、同じくレンズ2つのセットで、9万円近くもします。

    というわけで、まずは、こんな質問をしました。

    「なんで同じミラーレス一眼レフカメラなのに、こんなに値段が違うんですか?」

    一番の違いはイメージセンサーのサイズの違いです。Nicon1 J5は1インチ型で、OLYMPUS PENは4/3型です。」

    「どう違うんですか?」

    「イメージセンサーが大きいほど見たままの美しい写真を撮ることができます。」

    「え?画素数が大きいほうがキレイなんだと思ってました。」

    昔のカメラ付きケータイやコンパクトデジカメが「画素数」を売りにしていたので、筆者と同じように「画素数=画質」と思っている30代は結構多いのではないでしょうか?

    画素数だけで比べてみるとNicon1 J5は2081万画素、PEN E-PL8は1605万画素でした。

    画素数で写真の美しさ(画質)が決まるのであれば、Nicon1 J5は値段も安いので間違いなくお得です。

    しかし、画質の良し悪しは画素数ではなく、イメージセンサーの大きさで決まっているのです。


    イメージセンサーのサイズ表
    (センサーサイズが大きいほど鮮明な写真が撮れる)

    サイズ実寸
    フルサイズ36mm×24mm
    APS-C23.7mm×15.7mm
    4/3型17.3mm×13.5mm
    1インチ型13.2mm×8.8mm

    イメージセンサーは、絵を描く画用紙のようなものです。

    小さな画用紙に絵を描くよりも大きな画用紙に絵を描いた方が細部まで緻密な絵が描けますよね?

    一眼レフカメラは、「APS-C」以上の大きさのセンサーを積んでおり、ミラーレス一眼レフカメラは「4/3型」が一般的です。

    1インチ型未満の小さなサイズは、コンパクトデジカメやスマホなどに使われているそうです。

    2.ISO感度が違う

    「センサー以外で何か違いはありますか?」

    「あとはISOに差があります。Nicon1 J5は12800で、PEN E-PL8は25600になります。」

    「ISOってなんですか?」

    「ISO感度が高いと暗い場所でもきれいに撮影することができます。」

    一眼レフカメラだとISO感度は51200になる製品もあります。

    ただし、素人の場合、基本的にオート撮影をすることになるため、ISOを上限いっぱいにして撮影することはほぼないようです。

    5万円前後でおすすめのカメラはどれ?

    5-kids2

    1.候補は2社のカメラに絞られた!

    というわけで、やっぱり値段が安いカメラは「安いだけ理由」があるというこよがよくわかりました。

    せっかく一眼レフを買うのであれば、すこしでも性能が良いものを購入したいのですが、予算には限りがあります。

    そこで、ズバリ聞いてみました!

    「5万円前後でおすすめの商品はどれになりますか?」

    「ミラーレス一眼レフカメラであればパナソニックのLUMIX GF7ですかね。一眼レフでもいいのであればキャノンのEOS Kiss X7もおすすめです。」

    確かにどちらも交換レンズが2つセットで5万円前半です。

    さらに値引き交渉をすれば、もっと安く買えそうです。

    2つの商品を比較すると以下の通りです。

    比較項目LUMIX GF7EOS Kiss X7
    センサーサイズ4/3型APS-C
    IS0値2560012800
    画素数約1600万画素約1800万画素
    大きさ約107mm×65mm×33mm117mm×91mm×69mm
    重さ236g370g


    一眼レフは全く考えていなかったのですが、ほぼ同じ値段にもかかわらず、センサーサイズが大きいのはとても魅力です。

    今しかない子供の姿をできるだけ鮮明に残したいですからね。

    しかも、EOS Kiss X7は世界最小・最軽量の一眼レフカメラで、厚みはLUMIX GF7の倍くらいあっても、重さは130gしか違いません。

    実際に持つと、イメージしていた一眼レフカメラよりも遥かに軽くて驚きました。

    ちなみに、子供を撮るのに向いているカメラはどちらかと言えば、両方とも同じだそうです。

    理由は、ともに「キッズモード」があるから。

    どちらも、ダイヤルをクルッと回すだけで、すぐに「キッズモード」で撮影することができます。

    「キッズモード」はシャッタースピードが速いので、動いている被写体も鮮明に撮ることができます。

    子供はじっとしていられないので、素人がキレイに撮るにはキッズモードが必須です。

    実際に、購入して使ってみると本当に便利な機能です。

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    こちらの写真のように激しく動く子供でもピンボケしません。

    2.そして選んだのは・・・!?

    さて、結局、どちらを選んだかと言うと、「LUMIX GF7」です。

    理由は3つ。

  • やっぱり軽かったから
  • 見た目のデザインがママ好みだったから
  • 子連れは荷物が多いので小さいほうがいいから
  • LUMIX GF7は、最新のGF8が発売されたので型落ちになっていて安くなっています。

    コジマビッグカメラのお店でも在庫が残り2つになっていました。

    値引きをしてもらい、ポイントもフルに使って、5万円以下で購入することができました!

    ちなみにGF8は4Kで撮影することができるなどの機能が向上しているそうです。

    LUMIXシリーズは、世界で初めてのミラーレス一眼レフカメラとして発売された商品です。

    その後、オリンパスのPENが発売され、両シリーズが競うようにしてミラーレス一眼レフカメラ市場を切り開いてきました。

    LUMIXとPENは、他のメーカーよりもミラーレス一眼レフカメラ開発の実績が長いため、顧客ニーズを熟知しているはずのなので、初心者でも安心して使えそうですね。

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