「めくってモー おでかけ布絵本」で2年間遊んだので感想を書きました。

フィッシャープライスから発売されている「めくってモー おでかけ布絵本」の実体験レビューを紹介します。

口コミ情報のひとつとして参考にしてください。

「めくってモー おでかけ布絵本」をで遊んだらこうなった


このコラムは3歳と0歳の子供を育てている「あるこ」さんによる商品レビュー記事です。

1.娘が絵本に興味を持ち始めた

上の子が保育園に行き始めて少し経った頃、それまで全くといっていいほど興味を持たなかった本に突然興味を示しだしました。

それも「読みたい」というよりは「自分でページをめくりたい」というのが興味のようでした。

保育園で「本の時間」があり、どうやら自由に本をさわったり読んだりしているようなのです。

自宅にも本は沢山ありましたが、力の加減が分からないのか、自分でページをめくろうとする度にビリッ!

だからといって親がめくるのを手伝おうとすると自分でやるんだと怒り出します。

結果、自宅のほぼすべての本が破れてしまっていました。

そこで、破れない本を買おうと思いましたが、ページが厚い本は子供がうまく持てず、また持ち歩くにも固くて重いため、結局大人がサポートしないと使えませんでした。

そんな時、市の図書館で「布絵本」というものに出会いました。

図書館のものはボランティアの方の手作りでしたが、市販でより小振りなものもあるのではないか、と思って調べたところ、この製品にたどり着いたのです。

市販の布絵本は他にもいつくかありましたが、「めくってモー おでかけ布絵本」はページ数も多く、各ページはテクスチャーが違うので触って楽しんだり、めくると何かが出てくる仕掛けがあったり、ラトルにもなるモーちゃんなど、小さな工夫がたくさんちりばめられていました。

娘は布絵本で遊ぶには少し遅めの1歳過ぎでしたが、その年齢でも楽しめそうだと思い、この商品を購入しました。

2.小さな子供でも簡単にめくる


購入して実物を見てみると、1ページ目がモーちゃんの家から始まり、お散歩をしながら牧場のお友達を訪ね、最後は皆で遊ぶという、小さな子供でも明確にわかるストーリーがありました。

そこで、適当にお話やセリフをつけつつ、モーちゃんのお散歩ストーリーを娘に読み聞かせてみたところ、普段最後までお話を聞かない娘がしっかり最後まで聞いているではありませんか!

本体とは別に紐でつけられたラトルのモーちゃんは自在にページを行き来できるため、娘は興味津々で絵本にも惹き付けられたようでした。

また、めくる仕掛けや各動物の一部に取り付けられた布の感触などをお話の中で私が紹介してあげると、面白がってさわったり引っ張ったりしていました。

もちろん、本来期待していた「安全に子供が1人でめくれる」という部分は申し分なく、破れない、怪我しない、壊れない、そしてめくり甲斐があると、娘にとって満足な製品でした。

ストーリーを聞くだけでも、触って遊ぶだけでもない、複合的な楽しみ方ができて、娘は1度この布絵本を手にすると1人でもしばらく遊んでいました。

また、ベビーカーや手提げなどに簡単に取り付けられるループがついているため、お出かけの時は持っていくようにしました。

電車やバスなどスペースのないところでも、コンパクトで落とす心配もなく、また万が一人に当たってしまっても柔らかいので安心でした。

3.子供がストーリーを創作!

その後も自宅や外出先で大活躍しためくってモーおでかけ布絵本。

お出かけの時にベビーカーに取り付け忘れていると、娘が「モーちゃんいないよ!」と教えてくれるほど、外出時の必需品となっていきました。

子供が言葉を話せるようになってくると、それぞれの動物の名前を言い当ててみたり、色を聞いてみたり、また各動物がどのページにいるかを探させてみたりと、ちょっとしたクイズ形式でも楽しめるようになりました。

もちろん絵本としてストーリーを読み聞かせる楽しみかたでも相変わらず活躍しました。
絵本とはいえ全く文字が無いため、読み聞かせる内容は完全に親の創作です。

そのため、毎回少しずつ内容を変えたり、脚色したりと、大人側も楽しみながらお話していくことができました。

我が家ではメーカー設定の対象年齢18ヶ月を越えても愛用し続け、やがて2歳になる頃には、娘が自分でページをめくりながら、自作のストーリーをお話しするようになりました。

すると子供の着眼点はおもしろく、大人は気づかなかった絵の描写や、自分で考えたであろう登場人物の設定などを細かに話して聞かせてくれ、今は大人がストーリーを楽しませてもらっています。

「めくってモー おでかけ布絵本」の評価


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1.良かった点

子供のおもちゃにおいて大切だと思うのは、安全なことと長く楽しめることです。

めくってモーおでかけ布絵本は、そのどちらもクリアした商品だと思います。

まず、安全性については、1才未満の赤ちゃんが使っても、2~3才の幼児が使っても、怪我することも壊れることもありません。

縫製はしっかりしていますし、小さなパーツや取り外されそうなパーツもないため、子供が1人で持って遊んでいても安心です。

また、水で丸洗いができることも、何でも口に入れてしまう赤ちゃんが使うにあたり、常に清潔にできるのでありがたいポイントです。

次に、楽しめる期間についてですが、めくってモーおでかけ布絵本は子供の成長にあわせて様々な使い方、楽しみ方ができます。

見て、触って楽しむ0歳レベルから、摘まむ、めくる、お話しを聞く、クイズで遊ぶとバリエーション豊かに遊び、自分でモーちゃんのお話しを作って語れる幼児まで、本当に長い期間楽しめています。

現在我が家では、0歳の次女がメインで「触って」楽しんでいますが、時には3歳の長女が次女にモーちゃんのお話を創作して聞かせてあげている光景もみられています。

(※製品の公式なページでは対象年齢は0-18mとなっています)

2.改善して欲しい点

安全性や扱いの簡単さ、大きさについては文句の付け所がなく、耐久性にも問題がないことが我が家では実証されました。

そのため、マイナス点をつけるような改善点はありません。

もっとこうなら良かった、という希望としては、めくると出てくる仕掛けや、ラトルのモーちゃんを入れたり隠したりできる仕掛けがもう少し沢山あると面白いかなと思います。

現在は表紙ページにモーちゃんが入るポケットがついているのと、2ページ2ヶ所に小さなめくる仕掛けが付いています。

こうした仕掛けを各ページに施してあると、子供が自分でめくって遊んでも、大人がストーリーを聞かせながら子供に触らせたり探させたりとお話に参加してもらっても、より楽しく遊べるのではないかと思うのです。

とはいえ、現状のままでも十分に楽しめています。

この先また2年ほどは、次女のお出かけバディとしてたくさん活躍してもらう予定です。

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