赤ちゃんの体重が増えすぎた時の4つの対処法【新生児・乳児の食習慣について】

1か月健診を迎えて、他の赤ちゃんと見比べると、「うちの子は明らかに大きすぎる!」と心配になるママもいることでしょう。

「増えすぎ」とされる体重増加量と対処法について解説します。

「増えすぎ」の定義

1.新生児の体重が1日50g増加すると「増えすぎ」?

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新生児期の体重増加の目安は1日30gと言われています。

実際のところはどうなのか、厚生労働省の統計である「平成22年乳幼児身体発育調査」で確認してみましょう。

すると調査結果の中央値、すなわち標準的な男の子の赤ちゃんは、3000gで誕生し生後30日には4130gになります。

標準的な女の子の赤ちゃんは2980gで誕生し生後30日には3890gになります。

1日平均で男の子は37.6g、女の子は31.7gのペースで体重が増加しているのです。

そして、新生児のおよそ9割は、多くても1日50g以内の増加となっていました。

つまり1日50g超のペースで増えている赤ちゃんは1割にも満たないため、周囲からは「増えすぎじゃない?」「大きいね!」と言われてしまうかもしれません。

2.乳児期の「過体重」とは?

統計的な定義では85パーセンタイル以上の体重だと「過体重」とされています。

厚労省の調査結果には90パーセンタイルの体重が掲載されていますので、その数字を基に以下の表を作成しました。

男の子

日齢30日 4.85kg
月齢2~3月未満 6.76kg
月齢5~6月未満 8.71kg
月齢9~10月未満 9.83kg
1歳0~1月未満 10.44kg
1歳5~6月未満 11.51kg

女の子

日齢30日 4.54kg
月齢2~3月未満 6.27kg
月齢5~6月未満 8.17kg
月齢9~10月未満 9.29kg
1歳0~1月未満 9.87kg
1歳5~6月未満 10.87kg

少なくとも上記の体重よりも大きい赤ちゃんは過体重となります。

しかし、「過体重」と言っても、身長が標準よりも高ければ体重も重くなるのが当たり前です。

つまり「過体重=肥満」ではありません。

3.乳幼児の肥満はカウプ指数を用いる

乳幼児期の体の発育状況を評価する方法として「カウプ指数」というものがあります。

成人の肥満度を評価する「BMI」と似たものですが計算式が異なります。

カウプ指数 : {体重(g)/身長(cm)×身長(cm)}×10
カウプ指数 評価
13以下 やせすぎ
13~15未満 やせ型
15~19未満 標準
19~22未満 肥満傾向
22以上 肥満

例えば生後30日の赤ちゃんで、身長が中央値である53.5cmだった場合、「肥満」とされる体重は約6300gです。

つまり1日110gのペースで増えているということになります。

完全母乳はもちろん混合栄養であったとしても、通常ではありえない増加量です。

そのためカウプ指数はあくまで参考程度のものであり肥満かどうかは発育曲線も含めて総合的に判断されます。

赤ちゃんの肥満は気にする必要なし

病的な要因で体重が増えているのではなく、母乳やミルクをたくさん飲むために1日50gを超えるようなペースで体重が増えた結果、「他の子と比べて肥満のように見える」だけであれば心配する必要はありません。

もし、乳幼児の健診の際に成長曲線(身体発育曲線)よりもはみ出ていた場合は、医師に相談して隠れた病気がないか確認してもらい、母乳やミルクの量について聞いてみましょう。

しかし、ほとんどの場合「母乳は欲しいだけあげて問題ない」と言われることでしょう。

ミルクについては医師の判断で量について控えるように指導があるかもしれません。

なお、カウプ指数などで肥満傾向のまま乳幼児期を過ごし、小学生以降も肥満状態が続けば、将来的に、糖尿病を始めとした生活習慣病になるリスクも高まります。

とは言え、乳児期の体重増加が大きいから、直ちに将来は肥満になるとは言えないので、過剰に心配しないようにしましょう。

増えすぎてしまう要因

新生児・乳児の体重が増えすぎてしまう理由は、母乳やミルクを飲み過ぎている以外の要因があります。

例えば、生後6カ月頃までの乳児は運動ができないことも、その一つです。

しかし、成長に伴って「ずりばい」や「ハイハイ」、「あんよ」などができるようになると、1日の活動量が一気に増えるので、自然と体重増加にブレーキがかかります。

0歳のときは成長曲線をはみ出して太っていたのに、2歳後半になったら標準体重になっていたという育児体験をしているママ達も多々います。

むしろ、体重の増えすぎを心配する必要があるのは、母乳(ミルク)だけを栄養にしている新生児・乳児ではなく、卒乳して食事やおやつだけで栄養を摂れるようになってからです。

もし、アイスクリームなど脂肪や糖分の多いお菓子などをたくさん食べて肥満状態が続くのであれば、間食による過剰なエネルギー摂取が習慣化する恐れがあります。

大人になってから生活習慣病にならないように、健康的な食生活をしっかりと身に着けさせることが必要です。

増えすぎがどうしても気になるなら

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赤ちゃんが大きくなりすぎて、どうしても気になるのであれば、次のような方法を試してください。

1.完全母乳にする

例えば、身長・体重ともに成長曲線の範囲に収まっていた赤ちゃんが体重が、新生児期の習慣で母乳とミルクの混合栄養を続けているために、体重だけが成長曲線を超えてしまった場合には、母乳だけも十分に栄養がとれている可能性があります。

母乳は赤ちゃんの欲しがる量にあわせて分泌されるものであるため、粉ミルクをやめてしまったとしても急に体重が減ることはなく、むしろ赤ちゃんの身長の伸びに合わせて緩やかに体重が増加するようになる可能性があります。

発育の状況を、かかりつけの医師や地域の助産師・保健師などに確認してもらい、完全母乳で問題がないか判断をしてもらった上で完全母乳にチャレンジしましょう。

2.粉ミルクの量を少し減らす

いきなり完全母乳にしてしまうと、足りないと言って泣いてしまうかもしれません。

そんな時は、例えば1回120mlだったミルクの量を110mlに減らすなど、少しずつ減らしていきます。

また、ミルクを飲みきるまで哺乳瓶をくわえさせるのではなく、赤ちゃんが飲むのを途中で休憩したときに哺乳瓶を離してみましょう。

赤ちゃんは、「もう十分」というサインを出しているのに、ママがそれに気づいていないだけかもしれません。

3.粉ミルクを与える間隔を少しずつ長くしていく

毎回、母乳のあとに粉ミルクを足すことが習慣化しているのであれば、3回中2回に減らす、2回中1回に減らすなどして、粉ミルクをあげる間隔を広げてみましょう。

粉ミルクの量や回数を減らして少しずつ完全母乳に近づけていきます。

4.泣いてしまったら

粉ミルクの量を制限すると、泣かれることが多々あると思います。

先にも説明したように乳児期に体重が増えすぎることについては、基本的に心配がありません。

飲む量が足りなくて泣いている場合には、欲しがるだけ与えるやり方に戻しても構いません。

ただし、泣くと反射的に粉ミルクを足してあげてしまう状態になっていませんか?

赤ちゃんが泣く理由は様々です。

暑い、寒い、ねむい、おむつが気持ち悪い、抱っこして欲しい、遊んでほしい・・・などなど。

「泣いたら、おっぱいが欲しいはずだ」と思い込まず、服やおむつを替えたり、ねんねをさせたり、抱っこしたりして、ミルク以外の方法で泣き止まないか試してみましょう。

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