母乳で育児をしているのに痩せない5つの理由

「妊娠中に太ったけれど、授乳をしたらどんどん痩せた!」

という先輩ママの話を聞いて、自分も痩せられると期待していたママも多いことでしょう。

しかし、「なぜか痩せない!」

その理由を解説します。

適正範囲なら痩せる必要なし

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通常、妊娠中に脂肪がつき、胎児の重さ以上に体重が増加します。

そのため、出産して授乳を開始すれば、痩せるだろうと思っていたママも多いのではないでしょうか。

しかし、現実には、それほど痩せず、妊娠前の体重に戻らないと危機感を抱くママがたくさんいます。

「せめて、妊娠前の体重に戻りたい」と思っている授乳中のママに、まず考えてもらいたいことは、

「そもそも今の体重は太っているのか?」

ということです。

むしろ、体重を減らすためカロリー制限をし、結果的に痩せすぎてしまって、授乳に影響がでることは望ましくありません。

実は、厚生労働省の調査(平成15年)によると、20代女性の23.4%、30代女性の14.7%が「低体重(やせ)」であるとされています。

ということは、授乳中のママの5人に1人が、「妊娠前の体重 = 低体重」である可能性が高いのです。

「低体重」の定義は、BMI18.5未満です。

以下に目安を紹介します。

  • 身長150cm、体重41kg ⇒ BMI18.22
  • 身長155cm、体重44kg ⇒ BMI18.31
  • 身長160cm、体重47kg ⇒ BMI18.36
  • 身長165cm、体重51kg ⇒ BMI18.37
  • 授乳中または妊娠前の体重がこれより軽い場合には、これ以上痩せようと思わないで下さい。

    育児にはそれなりに体力が必要ですし、痩せすぎは健康リスクも高まります。

    痩せるための大原則

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    授乳をしているからと言って、必ずしも痩せる訳ではありません。

    考えてみると妊娠中も、胎児にカロリーを奪われています。

    したがって、いくら授乳でカロリーを赤ちゃんに奪われているとしても、出産時の子供の体重以上に痩せるという保障はどこにもないのです。

    さて、痩せるための大原則は次の通りです。

    1日の摂取カロリー < 1日の消費カロリー

    摂取カロリーについては食事を工夫することで、いくらでも減らせます。

    問題は、「1日の消費カロリーがどの程度か?」と言うことです。

    自分自身の1日の消費カロリーを知らなければ、痩せることもできないですし、反対に過剰な食事制限で不健康に痩せてしまうこともあります。

    授乳中の女性の推定される消費エネルギー(カロリー)は次の通りです。

    体重が50kgで、年齢が30歳の場合

     [基礎代謝量]1150kcal × [生活強度Ⅰ]1.30 + [授乳付加]450kcal
    1945kcal

    1945kcalを下回れば、大抵の場合、体重を減らすことができます。

    しかし、このカロリーでは痩せすぎてしまう傾向になるため、理想的には2200kcal~2500kcalを目指すべきです。

    授乳中の理想的な食事のカロリーとバランスについては、こちらの記事でご覧ください。

    母乳で育児しているママの理想的な食事と栄養バランス
    母乳はママの血液から作られています。 だからこそ、出産を契機に、食事を見直したいと思っているママも多いことでしょう...

    授乳しているのに痩せない理由

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    痩せないのは、「消費カロリーが摂取カロリーを超えない理由」があるということです。

    具体的な4つの理由を紹介しましょう。

    1.食べている

    授乳していても痩せない理由は、ほとんどの場合、消費カロリー(1945kcal)以上摂取しているためです。

    しかし、授乳中は2500kcalまでならば、食べ過ぎとは言えませんので、体重が減らないとしても気にすることはありません。

    これ以上、食べているのであれば、間食や食事の量を見直しましょう。

    もし、食べる量(カロリー)が推定消費エネルギーを下回っているのにもかかわらず、痩せないのであれば、次以降の理由が考えられます。

    2.そもそも体重が少ない

    体重が少ない人は、その分基礎代謝量が少なくなります。

    BMI値が18.5を下回っているのであれば、むしろしっかり食べて適正体重に近づけましょう。

    3.筋肉量が落ちている

    妊娠・出産によって運動量が落ちて、妊娠前よりも筋力が落ちている場合があります。

    筋力量が少ないと基礎代謝量も下がります。

    授乳中は長時間の運動が難しいので、赤ちゃんが寝ている間に筋トレをするなどして、筋力を戻すことで、妊娠前の体に近づくことができます。

    4.母乳の量が少ない

    離乳食前の乳児が必要とする1日の母乳量は、男の子で880cc、女の子770ccです。

    カロリー換算すると、それぞれ550kcal、500kcalとなります。

    ミルクとの混合栄養の場合、1日にこれだけの母乳量がでていないことがほとんどです。

    また、乳児の体重増加が少なめであれば、完全母乳であったとしても、母乳量が基準を下回っている可能性があります。

    5.全く動いていない

    生活強度は低い順に「Ⅰ~Ⅴ」まであります。

    最も低い「Ⅰ」でも1時間程度のゆっくりとした歩行が前提となっています。

    これをさらに下回るような生活をしていれば、生活上の消費カロリーはさらに少なくなります。

    たとえば、家事を家族に任せていて、授乳以外の時間は「寝る」か「テレビを見る」だけなどの生活をしている人です。

    体を使う家事や、立ち座りを繰り返すような運動を増やしましょう。

    適度に体を動かしたほうが、産後の回復も早くなります。


    (参考出典)
    日本産科学会「必要推定エネルギー量
    厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」

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