母乳育児で発生する6つのトラブルと対処法

主な乳房トラブルを一覧で掲載しています。

母乳で赤ちゃんを育てる際にには「出ない」「足りない」という一般的な悩み以外にも、様々なトラブルがあります。

この記事には疾病の情報が含まれています。当記事を含めてインターネットによる情報を参考にした自己診断は決して行わないでください。気になることがあれば、かかりつけ医に受診することを強くお勧めします。自己診断によるトラブルは当サイトでは一切の責任を負いかねます。

うつ乳(乳汁うっ帯)

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乳汁(お乳)が排出されず、乳汁そのものや、乳汁を作る血液やリンパが貯まって乳房が硬く張ってしまう状態です。

原因

様々な理由で、乳汁が分泌される量よりも、排出する量が少なくなったときに起きます。
主に次のような理由が考えられます。

・乳汁を乳頭に送る乳管が初産のため、まだ十分に開いていない
・乳栓で乳管が詰まっているために、乳汁が出づらくなっている
・赤ちゃんが上手におっぱいを飲めていない
・赤ちゃんが飲みきれないほど母乳の分泌が多い

などです。

対処法

  • 助産師など専門家に相談しましょう。
  • 赤ちゃんに合った抱き方ができているかなど適切な授乳ができているか確認してもらいましょう。
  • 助産師の判断により必要に応じて乳管を開通するためのマッサージを受けましょう。
  • 乳頭トラブル

    乳頭に何らかのトラブルがあることで授乳が困難になることがあります。

    1.亀裂・発疹

    乳頭に傷や発疹が出来たために、赤ちゃんにおっぱいを吸われる時に強い痛みがある状態です。

    痛みのために授乳を続けることができないこともあります。

    原因

    多くの場合、「1回の授乳時間が長い」「吸い方が浅い」といった授乳方法が原因となります。

    授乳時間が長いと皮膚がふやけてしまうため、赤ちゃんに乳頭を噛まれたときに傷や発疹ができやすくなります。

    また、吸い方が浅いと乳首に大きな負荷がかかって傷つくことがあります。

    対処法

  • 産婦人科を受診し、医師の診断により治療用の軟膏等を処方してもらいましょう。
  • 赤ちゃんが正しく乳首を咥えているかなど助産師に確認してもらいましょう。
  • 痛くて授乳できない場合は、助産師の指導の下、搾乳して飲ますようにしましょう。
  • 2.短・扁平・陥没

    乳頭の長さが5ミリ以下だと、赤ちゃんにとっては、吸いづらいおっぱいだとされています。

    対処法

  • 助産師から乳首の形状に合った授乳方法を指導してもらいましょう。
  • 乳頭・乳輪をマッサージを教えてもらい、授乳前に乳首を柔らかくしてから吸わせましょう。
  • 陥没乳頭であっても、助産師より指導が受けられれば、赤ちゃんが吸うことで乳頭が引っ張り出されることもありますし、乳頭吸引器やブレストシールドを使って乳頭を引き出せることもあります。
  • 乳腺炎

    1.急性うっ滞性乳腺炎

    初産婦に多く見られる乳腺炎で、乳房全体が強く張って、熱を持った状態になります。

    原因

    うつ乳が解消されないことが原因です。

    対処法

  • 産婦人科を受診し医師の診断に基づき炎症を抑える湿布や飲み薬などを処方してもらいましょう。
  • 必要に応じて乳頭や乳房のマッサージを受けましょう。また、自宅でも自分でマッサージができるように助産師さんから方法の指導を受けましょう。
  • 助産師など専門家の指導の下、授乳と搾乳を続けて再発を防止しましょう。
  • 2.急性化膿乳腺炎

    乳房が赤く腫れ、強い痛みがある乳腺炎で、38度以上の熱が出て寒気やだるさを伴います。

    原因

    乳腺が細菌感染することで発症します。

    細菌が侵入する原因は、「うっ滞性乳腺炎」や「乳頭にできた傷口」によるものです。

    対処法

  • 産婦人科を受診し、医師の診断により抗生物質等を処方してもらいましょう。
  • 炎症により「膿瘍(のうよう)」と呼ばれる膿ができている場合には、医師の判断により小さければ針で、大きい場合には切開をして膿を出すことがあります。
  • 血乳

    母乳に血液が混じっている状態です。初乳など生後1週間の間に血乳がでることがあります。

    少量であれば問題ありませんが、出産から1週間以上立っていたり、片方だけから血乳がでている場合になどは産婦人科を受診しましょう。


    (参考出典)
    厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド2019年改定版」
    医学書院「新看護学・母子看護」
    医学書院「母性看護学2」
    南山堂「母乳育児学」

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