赤ちゃんが産まれると、いったいどれだけのお金がかかるのか気になりますよね?
実際に1歳になったばかりの子供(第一子)を育てている「かわいく」編集部員が、0歳児の時にかかった育児費用を公開します。
0歳児の養育費は年間50万円
さて、いきなりの結論ですが、0歳の赤ちゃんを育てるためには、年間50万円の出費が必要です。
我が家で記録している家計簿は、いわゆる「費目」だけでなく「個人」ごとに出費が計算できるようになっています。
改家計簿を見返してみて、第一子(女の子)が0歳であった12か月間で、どれだけの子育て費用がかかっていたのか算出したところ、50万円も出費をしていたのです。
1.養育費の内訳
それでは、集計した家計簿の内訳を公開します。
各内訳は12カ月間の合計額です。
教育費 | 139,224円 |
---|---|
被服費 | 24,363円 |
消耗品費 | 55,762円 |
食費 | 20,229円 |
医療費 | 20,100円 |
その他 | 232,069円 |
合計 | 491,747円 |
それでは、費目ごとに詳細を見ていきましょう。
2.教育費の中身
教育費のほとんどは、生後10か月から入園した保育園の利用料です。
保育園の利用料は前年度の所得によって決まります。
我が家では月に6万円弱の利用料を支払っています。
入園する月齢がもっと早かったり、所得が高い世帯の場合にはさらに出費が増えます。
保育料以外については、通信教育の「こどもチャレンジ(ベビー)」や絵本などに使ったものです。
3.被服費の中身
被服費は純粋にベビー服を買ったお金です。
第1子で兄弟のお下がりがない中で、2万円台という金額はかなり安いと思います。
被服費にお金がかかっていない理由は、基本的に友人のママ・パパからもらっているからです。
また、買う必要がある場合には、必ずリサイクルショップを利用しています。
どうせすぐに着られなくなるため、お下がりで十分なのです。
そのため、赤ちゃんの服で一番お金がかかるのは「肌着(下着)」です。
赤ちゃん場合、肌着がたくさん必要なのですが、下着であるためお下がりを使う訳には行けません。
肌着はすべて新品で買っています。
3.消耗品費と食費の中身
「消耗品費」と「食費」という別の費目になっていますが、数字は正確ではありません。
なぜならレシート内の「主な支出」にあわせて「費目」をきめているため、厳密には一部他の費目は混ざっているからです。
しかし、消耗品費と食費の合計額が、通常の「生活費」と考えて間違いありません。
これら生活費の中身としては、「オムツ」と「おしり拭き」の購入費がほとんどです。
「母乳育児」だったのでミルク代はほとんどありません。
代わりに離乳食のレトルトなどの購入費が食費には含まれています。
粉ミルクで育てている家庭では、おそらく月1万円程度のコスト負担があるはずです。
4.医療費の中身
医療費は、通常の通院のほかに、予防接種代があります。
保育園に通園するまでは、ほぼ予防接種の費用だけでしたが、通園後はどうしても風邪をもらってきてしまうため通院費が高くなってしまいます。
ちなみに医療費は自治体からの公費負担がありますが、我が家の住んでいる地域では、1回300円です。
「無料」と言う自治体もあるので、そういった地域ではもっと医療費が安くなると思います。
5.その他の中身
最大の出費はなんと「その他」でした。
「その他」というのは、日常的な出費と言うよりも、1回だけの特別な出費の場合に使う費目です。
第1子が生まれると、赤ちゃん用のアイテムを新しく買い揃える必要があります。
実際に「その他」の費目として購入したアイテムで高かったベスト3は次の通りです。
2.チャイルドシート(約30,000円)
3.ベビーカー(約23,000円)
・・・ひな人形が高すぎる!
本当は5~6万円の予定だったのですが、ママが本気で気に行ってしまった雛人形が、たまたまこの値段だったのです。
とはいえ実際には祖父母に買ってもらっているので、痛くはないですが・・・。
反対にチャイルドシートやベビーカーは、かなり低価格の商品を買っています。
通常はどちらも4~5万円をかけるのではないかと思います。
光熱水費は毎月約4,000円上昇
家族が増えれば、当然、光熱水費も上昇します。
しかし、赤ちゃんのためにつかった光熱費の内訳はわかりません。
そこで、過去の光熱水費の平均値(月間)を算出し、赤ちゃんが誕生した後の1年間と比較して、上昇額を調べてみました。
すると1か月単位で、それぞれ次の金額だけ上昇していました。
上下水道 | 約2000円 |
---|---|
電気 | 約1000円 |
ガス | 約1000円 |
合計 | 約4000円 |
このように月々4,000円も光熱水費が上昇していました。
年間にすると48,000円です。
教育費などの他の費用とあわせると年間50万円を軽く超えています。
水道は、沐浴や洗濯、さらに服の汚れの手洗いなどのために増えているのではないかと思います。
電気代は、粉ミルクを作るためにケトルでのお湯を沸かしていることと、哺乳瓶をレンジで消毒しているために上昇しているものと考えられます。
加えて、赤ちゃんがいると「暑さ」、「寒さ」が心配になるので、大人だけの生活よりもエアコンの使用時間が長くなりがちになることも要因です。
ガスは、沐浴に加えて、冬場にガス式床暖房を使っているためです。
子供ができる前は、床暖房をほとんど使っていませんでした。
しかし、冷たい床でハイハイしているのを不憫に思ってしまい、床暖とエアコン両方を使って暖めるようになってしまったのです。