目次
生後8か月の赤ちゃんの生活リズムについて解説します。
1日の生活スケジュール例や、この時期の赤ちゃんの生活に取り入れたいことなどを紹介します。
1日の生活スケジュール【生後8ヶ月の事例】
※下記の表は生活リズムの一例であり、赤ちゃんによって大きく個人差があります。
0:00~1:00 | 睡眠 |
1:00~1:30 | 授乳 |
1:30~7:00 | 睡眠 |
7:00~8:00 | 離乳食・授乳 |
8:00~10:00 | 散歩・遊び |
10:00~12:30 | 睡眠 |
12:30~13:30 | 離乳食・授乳 |
13:30~16:00 | 遊び・お出かけ |
16:00~16:30 | 授乳 |
17:30~18:30 | 遊び |
18:30~19:00 | 入浴 |
19:00~19:30 | 授乳 |
19:30~0:00 | 睡眠 |
授乳回数 : 5~7回
ミルク : 240mlを5回
生後8ヶ月の生活リズムの特徴
1.お昼寝が1回になってくる
すでに保育園に通っている赤ちゃんであれば、昼食後に2~3時間のお昼寝を1回するという生活リズムになっていることでしょう。
自宅で生活している赤ちゃんもお昼寝は1回~2回で合計3時間程度になってきます。
お昼寝が短くなったことで、夜更かしすることがなくなり、就寝時間も8時前後と早くなります。
遅くても9時までには赤ちゃんを寝かしつけて、夜更かしをさせないように気を付けましょう。
2.夜の授乳が減る一方で、夜泣きすることも
昼寝の時間が少なくなって、離乳食をしっかり食べていると、夜はぐっすり寝てくれて、夜中の授乳も2回から1回に減ってきます。
その一方で、夜泣きで悩まされる時期でもあります。
原因は、昼の活動量が増えて様々な経験をする中で強い刺激を受けてしまうからと言われており、夜中に何かのきっかけで覚醒してしまい泣いていると考えられています。
夜泣きをするとおっぱいが欲しいのかと思ってついあげてしまいますが、基本的に1日2回の離乳食を食べて、おっぱい(ミルク)もしっかりあげていれば、夜中は1回の授乳で足りるはずです。
泣いたらとりあえず授乳しても構いませんが、夜中の授乳をすでに1回しているのであれば、いわゆる「夜泣き」であると考えて、何もせずにしばらく様子を見てもよいでしょう。
5~10分もすると自然に夜泣きが終わります。
3.授乳の回数が減る
1回に食べる離乳食の量が増えて、1日の栄養の4割を離乳食から摂取できるようになりました。
昼と夜の生活リズムも安定してくることで、夜中の授乳が1回に減り、結果的にこれまで6~8回程度あった授乳も、5~6回に落ち着いてきます。
今の時点で離乳食をしっかり食べてくれて自然と授乳の回数が減ってきているのであれば、生後9か月以降に3回食が始まると11か月頃には自然卒乳する可能性があります。
生後8ヶ月の生活に取り入れよう
生後8か月の赤ちゃんのお世話をしていく中で、生活リズムに取り入れてあげたいことを紹介します。
1.夕方のお昼寝をやめてみる
この時期に、夜10時過ぎまで夜更かしをしていたり、夜の9時過ぎてから元気に遊び始める昼夜逆転の生活になってしまっている場合には、一度、生活リズムを見直す必要があります。
朝は7時までに起こして、日中に公園などでよく遊ぶことが大切です。
そして、意外と見落としがちなのがお昼寝のリズムです。
1日2回お昼寝をする子供の場合、午前中と夕方に睡眠をしているのではないでしょうか?
生後8か月頃の赤ちゃんは離乳食をしっかり食べて、「ハイハイ」でたくさん運動をすることで体力がついてきていますから、16時以降のお昼寝は夜の睡眠時間に影響がでてしまうことがあります。
例えば、午前中に外でよく遊んで、帰ってきたら早めに昼食(授乳)をすませて、午前から午後にかけて2~3時間くらいお昼寝をするようにすると、夕方にお昼寝をしなくても夜まで起きて過ごせるようになります。
2.食感のあるものを食べよう
生後8か月の離乳食は「もぐもぐ期」と呼ばれ、食べ物を噛んで食べる練習をするための大切な時期です。
まだお粥やスープなどのトロトロした離乳食しか食べていないのであれば、歯茎でつぶせる程度のかぼちゃや人参なども食べさせるようにしましょう。
簡単に飲み込めるスープ状の離乳食だと、口を「もぐもぐ」することがないので、その後も食べ物を丸呑みするようになりがちです。
ママも「もぐもくだよ」と噛む真似をして赤ちゃんにお手本を見せてあげましょう。
あごと舌を使って食べ物をもぐもぐすることで、唾液の分泌が促されて固い食べ物をしっかり消化できるようになります。
3.「永続性」を利用した遊びをしよう
例えば、手に持っていたモノが落ちて、見失ったしまったときに、自分で「探す」ということが生後8か月頃までにはできるようになっています。
これは、モノが目の前から消えても、「どこかにあり続けている」ということを理解し始めている証拠です。
これを利用した代表的な遊びが「いないいないばぁ」です。
また、空の紙パックなどにボールを落とすと、ボールがなくなって不思議に思い、自分でもやってみようとします。
こうした消えたり現れたりする遊びを取り入れてみましょう。