赤ちゃんと泊まる旅館やホテルを探す上で外せない条件を解説します。
旅行の成否は旅館・ホテルの満足度でほぼ決まります。
赤ちゃんがいるからこそ妥協ない宿泊先を選びましょう。
赤ちゃん連れで泊まる旅館・ホテルの条件
1.自宅から近い
長時間の移動は、赤ちゃんにとってもストレスになります。
静かに寝ていてくれればいいのですが、起きてしまうと延々と泣かれてしまうこともあります。
電車の中であればもちろん気を遣いますし、車であっても狭い車内で泣かれるのは親にとってかなりの苦痛です。
できれば赤ちゃんが一眠りする間に旅館・ホテルに到着するのが理想です。
そうなると、できるだけ2時間以内で行くことができる宿を選びましょう。
2.和室に敷布団
赤ちゃんにとって和室と洋室どちらがいいかと言えば、断然、和室です。
特に寝返りが打てるようになる月齢6カ月以降であれば、腹這いやハイハイで部屋の中を探索して楽しむことができます。
さらに、敷布団を敷いてくれる昔ながらの旅館であればなお良いでしょう。
ホテルの柵のないベットと比べると、敷布団は赤ちゃんが落ちる心配がないですし、夜中に泣いたらすぐに引き寄せて添い乳をすることも簡単にできるからです。
最近の旅館・ホテルは和室であってもベッドが整備されている部屋が増えていますが、そういった旅館でも赤ちゃん用に敷布団を敷いてくれるか問い合わせてみるとよいでしょう。
なお、洋室に宿泊するのであればベビーベッドのレンタルがあるホテルを選びましょう。
3.食事が部屋だし
一昔前は、旅館に泊まると食事を部屋出ししてくれることが当たり前でしたが、最近はホテルと同じく寝食分離が主流になり、食事専用のゲストルームで食事するところが多くなっています。
部屋出しだと、大人が食べている間に、赤ちゃんをお布団でゆっくり寝かせておくこともできますし、赤ちゃんが起きていたとしても部屋の中で遊ばせておくことができます。
ただし、ハイハイ(ずりばい)ができるようになってしまうと、テーブルの料理にさわって遊ぼうとするため気が気でなくなります。
そんな時は折り畳んで持ち運びすることができるベビーサークルを持っていき、食事中はその中で遊んでもらうようにするとよいでしょう。
また、「部屋だし」であれ「食事専用室だし」であれコース料理は、全て食べ終わるまで1時間半から2時間くらいかかるため、子供がむずがって泣き出すことも多々あります。
そこで、ゆっくりと食事はできないため「おすすめ」という訳ではありませんが、バイキング形式の旅館・ホテルに泊まって、さっさと食べて、さっさと部屋に戻るという考え方もあるかと思います。
4.貸切風呂がある
旅館に泊まったら、何といっても温泉が大きな楽しみのひとつです。
しかし、大浴場に赤ちゃんを連れて行くと、泣いてしまい周りに気を遣うはめになることもあります。
赤ちゃんだから仕方がないとはいえ、ゆっくりと温泉に入りに来たお客にとっては、やっぱり気持ちのよいものではありません。
そこで、少し割高になりますが貸切風呂のある旅館・ホテルに泊まって、家族で貸し切って温泉に入ることをおすすめします。
慣れないお風呂で赤ちゃんの世話をするのは、それなりに一苦労なので、夫婦で協力できると本当に心強いです。
また、予算に糸目を付けないのであれば、露天風呂付き客室に泊まれば、周りの目も時間も気にすることなく、何度でも温泉に入ることができます。
5.素晴らしい接客
気持ちのよい接客を受けられるかどうかは、赤ちゃん連れの客にとって最も重要な要素です。
昨今「赤ちゃんプラン」を設けているお宿も増えていますが、単なる客寄せで接客が伴っていないこともあるので注意しましょう。
つまり「赤ちゃんプラン」の有無ではなく、そもそもスタッフの接客の質が高いかどうかで宿を決めましょう。
素晴らしい接客ができる旅館・ホテルであれば、「赤ちゃんプラン」がなくても、赤ちゃんやその親にとって必要なこと配慮してほしいことは当然わかっているからです。
例えば、赤ちゃん連れは荷物が多いので車を駐車したらすぐに荷物の運んでもらえる、赤ちゃんを抱っこしたまま、ベビーカーに乗せたまま待たせないように素早くチェックインをしてくれる、持ってきた離乳食をすぐに温めてくれる、ミルクの熱湯を用意してくれるなど、です。
接客のできない宿に泊まると、いちいち待つことになるので、本当にストレスが溜まります。
大人だけの旅行であれば、自分でなんとでもできるので、それほど接客は重視しないかもしれませんが、赤ちゃん連れの旅行であれば、宿泊予約サイトの口コミで「接客」を一番に重視するようにしましょう。
できれば、過去に泊まったことのある旅館・ホテルで、最も接客の素晴らしかった宿を予約するというのも間違いのない方法です。