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赤ちゃんを連れての旅行は生後何か月からできるのか解説します。
日帰り・国内・海外への旅行はそれぞれいつから行けるのか、新幹線・飛行機を使った旅行はいつから行けるのかなど、赤ちゃんとの旅行時期に関する様々な疑問を解決します。
赤ちゃんはいつから旅行できる?
1.日帰り旅行なら月齢3カ月から
赤ちゃんは、生後1カ月の新生児検診が終わると、外出ができるようになります。
はじめは外気浴や近所のお散歩から始めます。
生後3か月頃から不特定多数の人が出入りするスーパーやデパートなどに買い物に行けるようになります。
日帰り旅行ができるようになるのも生後3か月以降です。
しかし、生後3か月では感染症にかかった時の抵抗力はまだまだ弱いため、混雑するような場所に旅行することはできるだけ控えましょう。
車で1~2時間程度で行けるような旅行先を選ぶのがおすすめです。
2.国内旅行なら月齢6カ月から
1泊以上する国内旅行は月齢6カ月頃からできます。
実は、生後6カ月頃は最も赤ちゃんと旅行がしやすい時期だと言えます。
まず、赤ちゃんの体が大きくなっているため、夜にまとまって眠るようになり、夜の授乳回数も1~2回で済むからです。
また、離乳食が始まったばかりの時期なので、2~3日の旅行であれば母乳(ミルク)の栄養だけでも十分です。
わざわざベビーフードを用意して、食べさせる手間がありません。
さらに、寝返りができるようになったばかりの時期なので、旅館やホテルの部屋を動きまわていたずらをする心配もありません。
3.海外旅行なら1歳から
1歳から受けられる予防接種を一通り打ち終えたら海外旅行もできるようになります。
具体的には生後12カ月以降からMR(麻疹・風疹)、水痘、おたふくの1回目と、ヒブ、肺炎球菌の4回目が打てるようになります。
国によって衛生状態なども異なるため、これらの予防接種を終えてから海外旅行に行くようにしましょう。
ただし、1歳の赤ちゃんは大人しく飛行機に長時間乗ることは難しく、環境の変化などで泣いてしまうこともあります。
そのため3~4時間ほどのフライトで行けるような近場の海外旅行に留めましょう。
具体的には韓国、台湾、グアムなどです。
4.新幹線や飛行機を使った旅行はいつから?
第一に、赤ちゃんを連れての旅行は、車での移動がおすすめです。
周りに気を遣わなくて済みますし、感染症の予防という観点からも優れています。
車を所有していない場合にはレンタカーという方法もあります。
どうしても新幹線や飛行機で旅行をするのであれば首がすわる生後4か月以上が目安です。
実際には里帰り出産から戻るために生後3か月未満の赤ちゃんを連れて飛行機や新幹線に乗ることもあるので、過剰に心配する必要はないのですが、飛行機や新幹線にはチャイルドシートがないので、首が安定するまでは使わない方が無難です。
なお飛行機の場合はチャイルドシートの持ち込みも可能ですが、重たい荷物が増えるだけなので、無理して飛行機で旅行する必要があるのかよくよく考えてみましょう。
赤ちゃんと旅行するときの注意点
1.温暖な気候の時に旅行する
赤ちゃんと旅行する際は、風邪が流行っている冬の時期はもちろんですが、熱中症や紫外線の心配がある真夏も避けるようにしましょう。
赤ちゃんを連れての旅行はトラブルがつきものなので、春・秋の過ごしやすい時期に行ったほうが楽しく過ごすことができます。
寒さ・暑さによるストレスは夫婦ケンカの原因にもなります。
2.余裕をもった工程にする
大人だけの旅行と違って、赤ちゃんがいると1つ1つの行動に2倍以上の時間を要します。
あれも、これもと行先を詰め込まず、本当に行きたい場所だけに絞って出かけるようにしましょう。
また、赤ちゃんもベビーカーやチャイルドシートに座ってばかりではストレスが溜まります。
そのためキッズスペースがあるような商業施設もプランに入れて、1日1~2時間程度は赤ちゃんと遊ぶ時間を作りましょう。
3.混雑を避ける
花火大会や有名なお祭りなどのイベントは非常に混雑します。
赤ちゃんを連れて身動きが取れないような場所に行くのは危険です。
景勝地を見に行くなど、ゆったりとした行き先を選びましょう。
4.体調不良のときは諦める
保育園などに赤ちゃんを預けていると、いつでも風邪などの病気になる可能性があります。
熱があるなど、体調が悪い場合には、決して無理して旅行に出かけないようにしましょう。
楽しみにしていたのに残念かもしれませんが、健康を第一優先にして旅行の予定は先延ばしにしましょう。