旅行中の離乳食はどうする?~5ヵ月から1歳半まで月齢別に解説~

赤ちゃんとの旅行で悩ましい離乳食の準備について月齢別に解説します。

赤ちゃんが食事でぐずらないようにしっかりと対策して、楽しい旅行にしましょう。

【月齢別】旅行先での離乳食

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月齢5~6カ月

生後5ヵ月・6カ月の赤ちゃんは、離乳食を始めたばかりなので、1日の栄養のうち8~9割りを母乳(ミルク)で摂取しています。

そのため2~3日の短い旅行であれば、無理をして離乳食を用意する必要はありません。

ただし、離乳食が始まると母乳の量が減ってしまって、赤ちゃんが満足するだけ飲ませることができない可能性があります。

念のためスティックタイプの粉ミルクも用意して、足りないようであればミルクを作って飲ませるようにしましょう。

保温性に優れた水筒に熱湯を入れておき、必要があればいつでも飲めるようにしておきましょう。

月齢7~8カ月

生後7ヵ月・8カ月の赤ちゃんは2回食が定着して、1日の栄養の3~4割を離乳食から摂取できるようになります。

こうなると旅行中ミルクだけで済ますわけにもいきません。

ママの負担を少なくしたいのであれば1泊2日の旅行にすることをおすすめします。

旅行先では、1日目の夕方と2日目の朝だけ離乳食を食べさせれば済むからです。

離乳食の調達方法については、レトルトのベビーフードが便利です。

バイキング形式のホテルなどでは、離乳食に対応したお粥などの食べ物を提供してくれる所もありますが、赤ちゃんが食べてくれるとは限りません。

もちろんベビーフードも必ず食べてくれるとは限らないので、事前にいくつか試してみて気に入ったものを持っていくようにしましょう。

ベビーフードは温める必要がありますが、しっかり接客してくれるレストランや旅館であれば、ほぼ間違いなくレンジで温めてくれるでしょう。

心配であれば事前に電話をして確認しておきましょう。

なお、離乳食の進みが悪く1日1回食が続いている場合には、旅行中は母乳と粉ミルクだけでもよいでしょう。

月齢9~11カ月

生後9か月・10か月・11か月の赤ちゃんは3回食が始まっている上に、まだしっかりと噛むことができない時期であるため、もっとも旅行先の離乳食で悩む頃です。

旅行先で出るものは食べられないという前提に立って、ベビーフードもしっかり用意しておくほうが安心です。

レストランや宿泊先で出された食事の中に食べられそうなものがあれば、食べさせてみてもいいでしょう。煮物やグラタンなどであれば食べてくれるかもしれません。

ただし、赤ちゃん用に作られていない食事は味付けが濃いことも多いので、食感だけでなく、味も適したものか確認してから食べさせましょう。

何でも食べる赤ちゃんであれば、おかずだけ大人の食事から食べられそうなものを取り分けし、レトルトはお粥だけ持っていくのもおすすめです。

お湯を入れるだけでお粥が作れるベビーフードがあるので、水筒にお湯だけ入れて持っていけば、レンジなしでいつでもお粥を作ることができます。

なお、1歳を過ぎれば外で食べられるものが増えてくるので、旅行の計画を少し先延ばしにするのもひとつの方法です。

1歳~1歳6カ月

1歳を過ぎれば、基本的に大人と同じ食材を口にすることができます。

しかし、歯が生えそろっていないため、堅いものはまだまだ食べられません。

おかずについては、レストランや宿泊先で注文できるものの中から食べられそうなものを選べば事足ります。

問題になるのはご飯です。

外食だとご飯が固めなので、軟飯を食べている赤ちゃんには合いません。

しかし、子供用にお茶碗をひとつ借りて、ご飯にお湯をいれてふやかすことで、軟飯に近づけることができます。

外出先で食が進まない可能性も高いので、フォローアップミルクを準備して栄養を補うようにしましょう。

旅行中の離乳食の保存方法

レトルトのベビーフードに頼らず、手作りの離乳食を持っていく場合の保存方法について紹介します。

1.小分けして全てを冷凍しておく

旅行する当日はとても忙しいため、余裕をもって前日までに離乳食を作って置きましょう。

一食分ずつパックに小分けして、冷凍庫で凍らせます。

離乳食は水分が多いため、常温では早く傷みます。

必ず一晩かけてしっかりと冷凍しておくようにしましょう。

2.保冷剤たっぷりの保冷バックに保管

離乳食は、しっかりと密閉することができる保冷バックに入れましょう。

できるだけ多くの保冷剤を一緒に入れておく方が保冷効果が長持ちします。

温度が低いほど、食品の中の菌の繁殖がゆっくりになります。

保冷剤が凍っている状態を保ち続ければ冷蔵庫と同じ程度の温度に保てますので、1日だけであれば離乳食を保存しておくことが可能です。

食べる時は、レストランや宿泊先のレンジで温めてもらいましょう。

3.二日目以降はベビーフードの活用を

保冷バッグで保存できるのは当日の夕食までです。

保冷バッグではどうしても離乳食が解凍されてしまうからです。

従って2日目以降は、現地で離乳食を調達するか、ベビーフードを使う必要が生じます。

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