目次
茨城県にある県北医療センター高萩協同病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
お腹の赤ちゃんがかなり大きめと前回の健診で言われて、ネットで調べたりして私自身も大きすぎるのではないかとドキドキしていました。
以前に流産も2回経験していたため、また何か異常があるのではと暗い気持になっていました。
そのことを次の受診で伝えると、先生はエコーをよく見ながら慎重に赤ちゃんの頭の大きさや体の大きさを測ってくれて、「大きいけど異常なほどではない」と優しく話してくれました。
また、どの程度の成長の差が出るのかや、流産との関係など詳しく教えてくれとても安心ました。
他の方にとっては大したことはないと思われますが、2回の流産をした私は些細な事でも心配でたまらなかったので、先生の対応にとても安心できたし嬉しかったです。
2.お産の体験
予定日の1ヶ月ほど前に、生理痛のような痛みがあり、お腹も張っていたので、翌日受診しようと考えていました。
しかし長男が熱を出し保育園を休んだため、病院に行くことが出来ませんでした。
私自身もゆっくり生活していれば治まるかなと考えていました。
しかし、昼食のかたずけをしていた時、破水のように大量の水分が出たのが分りました。破水かとトイレに行くと大量の出血をしていました。
病院に慌てて連絡し、近くに住んでいる義母に運転してもらい長男を連れて病院へ行きました。
その間も大量に出血しました。
病院に着くと車椅子で病棟に上がり診察をしました。
胎児の心拍を確認するときは私自身生きた心地がしませんでした。
心拍が止まっていたらどうしようかとそればかり頭を駆け巡りました。
無事心拍は弱くはありましたが確認できました。
診察の結果「常位胎盤早期剥離」ということで緊急帝王切開となりました。
緊急帝王切開で緊急手術が始まり、私は赤ちゃんが無事に生まれてくれるか心配でたまりませんでした。
上半身は意識があるため、張り裂けそうな気持のまま手術を行い、赤ちゃんが取り出されました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
赤ちゃんが無事お腹から取り上げられた時は、私は赤ちゃんが泣いていないことがとても心配でした。
助産師さんたちが体をさすると小さく鳴き声を上げた時は、安心と嬉しさで涙が止まりませんでした。
4.入院中の体験
私は第1子では母乳が出ず、第2子では母乳が出ましたが出がいいほうではありませんでした。
今回の第3子もやはり出産後は母乳が出ないので、「周りのお母さんたちは出ているのに」と落ち込みました。
そんな中、ある助産師さんが「大丈夫このおっぱいならでるから」と言いおっぱいマッサージをしてくれて、「次の授乳の時にも来るから一緒に上げてみよう」と親身に対応してくれました。
その助産師さんに授乳の上げ方やマッサージの仕方を丁寧に教えてもうと、日に日に母乳が出るようになり、上の子たちの時は入院中に母乳が出ることがなかったのでとてもうれしかったです。
対応してくれた助産師さんに感謝しています。
5.県北医療センター高萩協同病院で産んで「よかったな!」と思う体験
助産師さんや先生方が親身に丁寧に対応してくれる病院でした。
特に入院中は母子同室でしたが「お母さん眠れてる?疲れてない?辛かったらいつでも赤ちゃん預かるからね」といつも看護師さんや助産師さんは声をかけてくれました。
授乳指導も一人ひとり時間をかけてあげ方や口のくわえ方、姿勢など丁寧に見て指導して下さり、安心して退院することができました。
6.通院・入院中の「残念」な体験
凄く残念というほどではありませんが、小児科がなかったので、産後に新生児に何かあった時は、別の病院に受診しなければなりません。
できれば新生児は出産した病院で診てもらえれば安心かなと思いました。
県北医療センター高萩協同病院について
2019年4月に第3子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
以下の理由でこちらの病院を選びました。
・自宅から車で20分内で通えたから。
・第1子、2子ともその病院で出産したから。
・産婦人科に力を入れている病院だから。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
午前中は混んでおり、2時間近く待っていました。
午後は比較的空いていたので30分ほどでした。
3.費用はどれくらいだった?
妊婦健診は平均3000円ほどでした。
入院分娩費用は、夜間入院や破水からの入院で8万円ほどでした。
※一般的に費用は診療内容などによって一人一人異なります。
4.主治医の先生はどんな人?
特定の医師ではなく、その日その日で主治医が変わることがありましたが、医師を指定することも可能な病院でした。
印象に残っている先生は、エコーをよく見てくれて、「これが足だよ~。指しゃぶってるね」と詳しく教えてくれました。
また、受診の最後にはエコー写真をくれるのですが、いい写真を撮るために何度もエコーの場所を変えて、顔がよく映っている写真をくれていました。
他の先生方も、貧血や便秘がひどいとおすすめの食事を教えてくださったり、安全な薬を処方してくれました。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
対応してくれた助産師さんは健診の時も何度か対応してくれた方でした。
私が流産したことも知っているめ、いつも優しく温かい言葉をかけてくれていました。
手術の時も「大丈夫、大丈夫だからね」と私の身体をさすってくれたのが印象的です。
6.入院中の食事はどうだった?
病院の食事は栄養を重視したものですが、味気ないということはなく、毎回食事が楽しみでした。
鶏肉や野菜も味付けが工夫されており、薄味ではありますが、だしがきいておいしく感じられました。
また、15時にはおやつタイムがあり、市内の洋菓子店からケーキやクッキーが出たのは嬉しかったです。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(〇)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(×)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(〇)個室シャワーあり
(×)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(×)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな育児指導された?
授乳指導では、赤ちゃんの抱き方を指導されました。
自分ではしっかり抱いているようでも、「母乳を上げることに集中しすぎて赤ちゃんの首と体がねじれている」「赤ちゃんの身体と母親の身体が離れてしまっている」など指摘をしてくださり、赤ちゃんが飲みやすいように指導してくださいました。
10.退院後に助産師さんに相談したこと
乳腺炎で受診した際「痛いよね」とマッサージをしてくれて「あなたは左側の乳管が細いからつまりやすいね」と、授乳の順番やマッサージの仕方を丁寧に教えてくれました。
11.新生児健診のタイミング
我が子の場合は、退院後10日、2週間、生後1ヶ月にありました。