「お月見」は日本の季節を楽しむ伝統的な秋の風物詩です。
間もなく十五夜ですが、子供たちとお月見を楽しむ準備はできていますか?
そこで、子供でも簡単にできる折り紙や粘土を使った「お月見」飾りの作り方を紹介します。
お月見飾りで準備するもの
このようなお月見飾りを作ります。
お月見に欠かせない「満月」「すすき」「お団子」「うさぎ」をそれぞれ作っていきます。
準備する材料と道具は次の通りです。
【道具】
今回は、画像紙と粘土だけ100均で購入したので200円で済みました。
それでは作り方を紹介します。
十五夜のお月見飾りの作り方
1.満月・すすき等の情景の作り方
まずは、お供え物の背景となるこのような「情景」を作ります。
青い画用紙と、黄色と白の折り紙を用意しましょう。
黄色の折り紙を裏にして、丸い小鉢を乗せます。
小鉢に沿って円を描きます。
切り取った折り紙をひっくり返すと満月の出来上がりです。
続いて黄色の折り紙の余りを使ってお星様を作ります。
このように小さな丸い円を鉛筆で描きます。
ハサミで切り取れば星は完成です。
次に夜空の雲を作ります。
白い折り紙に鉛筆で雲を描きましょう。写真のような雲にすると「和」の雰囲気が出ます。
描いた雲を切り取りとって完成です。
次にススキを作ります。
雲を作った白い折り紙の端にススキを描きます。
細かく描きすぎると切り抜きが難しくなるので、単純な形にしましょう。
ススキを書いた紙に加えて、切れ端2枚とクリップ用意します。
ススキを3つ同時に作るため、紙を重ねてクリップで留めます。
絵にそってハサミで切りぬくとススキの完成です。
作った「満月」「星」「雲」「ススキ」を画用紙に配置します。
ススキの下に適当な大きさの「丘」を作ると見栄えがよくなります。
また、雲は少し月にかかるようにすると風情が出ます。
2.お供え物(お団子)の作り方
続いてこちらのお供え物を作ります。
牛乳パックとティッシュ箱を用意しましょう。
まずは牛乳パックを使ってお供え物の台座を作ります。
牛乳パックに定規(カード類でも可)とサインペンを使って線をひきます。
このように1周するようにパックの底から少し上の部分に線をひきます。
線にそって切り抜きました。
牛乳パックの外面に好きな色の折り紙を張り付けると台座の完成です。
次にティッシュ箱をつかって台座の上に乗せるお盆を作ります。
ティッシュ箱を写真のように展開しましょう。
ティッシュを取り出す穴がある面の「耳」をハサミでカットします。
この「耳」をつかってティッシュ箱の裏面に線をひいていきます。
「耳」を3か所に当てて、「耳」にそって線を引くだけです。
これでお盆の展開図ができました。
ハサミで線の外側を正方形に切り取ります。
さらに、お盆を組み立てた時に糊付けする部分を作ります。
2ヵ所はすでに存在しているので、他の2か所にハサミで切込みを入れましょう。
糊付けをしてお盆を組み立てて、好きな色の折り紙を外面に貼ります。
なお、台座とお盆は固定されていないのでグラグラしますが、お団子置くと安定するので心配いりません。
さらにお盆の中に白い折り紙を入れて飾り付けをします。
ここでようやく粘土の登場です。
粘土にティッシュ箱の切れ端を使って15マスの線をつけます。
このうち14個をちぎって丸めましょう。
先ほどの台座の上にお団子を乗せればお供え物の完成です。
3.粘土を使ったうさぎの作り方
最後に余った粘土を使ってうさぎを作ります。
まずは、11個の大小さまざまな団子を作ります。
それぞれの団子は次の部分になります。
大1つ:頭
中4つ:後ろ足、前足
小3つ:耳としっぽ
極小2つ:目
特大の団子を軽く潰して胴体を置きます。
大の団子を軽く潰して頭を乗せます。
バランスがおかしければ、随時団子の大きさを調整してください。
中の団子を細長くして後足を付けます。
小の団子を胴体の後ろにつけて尻尾にします。
中の団子を気持ち小さくして前足を付けます。
小の団子を細長く伸ばして、やや平らにし、耳をつけます。
極小の団子を赤いペン(クレヨン)で塗ります。
赤い団子を目として顔に付けると完成です。
粘土が少し余ったので、小さなうさぎも作りました。
母子うさぎです!
情景をセロハンテープで壁に張り、お供え物とうさぎを手前に飾れば「手作りお月見飾り」の完成です!
お疲れ様でした!
はじめてでも2時間以内でできるかと思います。