目次
今年の十五夜がすぐにわかるカレンダーを掲載しています。
十五夜の日は毎年変わるので、9月に入ったら忘れずに確認しましょう。
また、本来のお月見の楽しみ方についても解説します。
十五夜カレンダー【2018年~2030年】
お月見をする「十五夜」の日付は表のとおりです。
西暦 | 十五夜 | 満月 |
---|---|---|
2018年 | 9月24日(月) | 9月25日(火) |
2019年 | 9月13日(金) | 9月14日(土) |
2020年 | 10月1日(木) | 10月2日(金) |
2021年 | 9月21日(火) | 9月21日(火) |
2022年 | 9月10日(土) | 9月10日(土) |
2023年 | 9月29日(金) | 9月29日(金) |
2024年 | 9月17日(火) | 9月18日(水) |
2025年 | 10月6日(月) | 10月7日(火) |
2026年 | 9月25日(金) | 9月27日(日) |
2027年 | 9月15日(水) | 9月16日(木) |
2028年 | 10月3日(火) | 10月4日(水) |
2029年 | 9月22日(土) | 9月23日(日) |
2030年 | 9月12日(木) | 9月12日(木) |
いつお月見するの?
1.旧暦の8月15日がお月見をする日
お供え物をして、中秋の名月を鑑賞する「お月見」は、旧暦の8月15日に行います。
旧暦は月の満ち欠けで月日を数えるの「太陰暦」の一種であるため、「太陽暦」の一種である現在のグレゴリオ暦にあてはめると、毎年、異なる日が十五夜となります。
現在の暦は、旧暦と比べて1か月ほど遅れるため、おおまかに9月中旬から10月上旬の間に十五夜の日が訪れます。
時々、9月15日が十五夜だと勘違いしている人もいますが、「旧暦8月15日」であることを覚えておきましょう。
2.十五夜が満月とは限らない
旧暦は月の満ち欠けを基準にしたカレンダーであるため、月初めの1日は「新月」、月の真ん中(15日)が「満月」となります。
しかし、実際には旧暦の1か月は29日~30日であるため、実際の満月とは1~2日程度ずれることがあります。
とはいえ、肉眼では十五夜の月は満月にしか見えません。
3.実は十三夜にもお月見をする?
昔は旧暦8月15日の「十五夜」だけでなく、旧暦9月13日の「十三夜」にもお月見をしていました。
十五夜の月が一年のうちで最も美しく、次いで美しいのが「十三夜」であると考えられていました。
十五夜のあとの名月であるため、十三夜は「後(のち)の月」とも呼ばれています。
そして、同じお月見でも十五夜と十三夜ではお供え物が異なります。
もともと、十五夜も十三夜も起源は収穫祭の一種として農民の間で発展してきた経緯もあり、その月に収穫された旬の食べ物をお供えすることが習わしです。
十五夜は里芋、十三夜は豆や栗などをお供えします。
正しいお月見の仕方
1.基本のお供え物
まず、お月見に欠かせないのが「お供え物」です。
お月見は単に美しい月を眺める行事ではなく、月の神様に豊穣を感謝する行事でもあります。
収穫された野菜や果物をお供えして、神様に感謝しましょう。
お供え物は、「すすき」と「お団子(里芋を模したものとされる)」を台の上に飾り付けます。
お団子と一緒に、豆や栗、柿、さつま芋などお供えしても構いません。
また、神様に飲んでもらうお神酒も飾り付けるとなお良いでしょう。
2.詩歌管弦を楽しむ
お月見の風習は古代中国から日本の宮中に伝わったもので、平安貴族たちが中秋の名月の見ながら、和歌を詠み、舞や雅楽を楽しみました。
平安貴族と同じことをすることはできませんが、「うさぎ」など十五夜の歌をみんなで歌うなどしてみましょう。
(作曲・作詞 不詳)
3.子供が盗み食いをしても怒らない
神様に感謝をした後は、飾っているお供え物を食べて構いません。
中秋の名月を見ながら家族で食べましょう。
ところで、十五夜で子供たちがお供え物を盗み食いしても許されると考える地域もあります。
月見団子がいつの間にか1個、2個と消えてしまったとしても、それは子供が盗み食いをしたのではなく、神様が食べたので縁起が良いと考えるそうです。
もし、子供が団子を食べてしまっても大目に見てあげましょう。