子供のいる家庭では年賀状に子供の写真を入れるのは当たり前です。
しかし、世間的には賛否両論があります。
子供の写真で年賀状を作る時のマナー・注意点を解説します。
子供の写真付き年賀状には賛否両論?
子供が誕生したら、お世話になった親戚や友人・知人への報告のため年賀状に赤ちゃんの写真を入れるのは当たり前と思いますよね?
そして、子供の成長の様子を知らせるために、毎年、子供の写真付きの年賀状にするのが当然になるのです。
でも、実は毎年のように子供の写真付き年賀状を送ることについて中には否定的な意見もあるのです。。
まず、年賀状に子供の写真を使うことについて肯定的な人は
「親と見比べてどちらに似ているかなどがわかって楽しい」
「年賀状は近況報告と自己満足で送っているのだから子供の写真でも趣味の写真でも好きなように書けばいい」
というような考え方を持っているようです。
一方で子供の写真付き年賀状に否定的な意見としては、
「独身や子供に恵まれない人に子供の写真を送るのは配慮が足りない。」
「年賀状は相手への日頃の感謝を示すためのもの。自己満足だけの年賀状は送るべきではない。」
と言ったものがあります。
赤ちゃんができるとついつい当然のように子供の写真をいれた年賀状を送ってしまいがちですが、そういった年賀状に嫌悪感を抱く人は一部にいるため、最低限の節度をもって年賀状を送りましょう。
子供の写真付き年賀状のマナー
1.家族写真を使う
赤ちゃんができると、ほとんどの人は子供への考え方が変わります。
思っていたよりも遥かに自分の子供は可愛いのです。
しかし、この想いは子供のいない人に必ず伝わるとは限りません。
そのため子供の写真だけの年賀状は送らないようにしましょう。
相手によっては「子供を自慢するために年賀状を送ってくるな」と思われているかもしれません。
年賀状は、子供から相手に送っているのではなく、送り主である親自身からお世話になっている人に送っているのです。
主役はあくまで送り主ですから、せめて送り主(親)自身も写っている家族写真を使い、変わりなく過ごしていることを伝えましょう。
2.手書きのメッセージを入れる
年賀状で一番大切なことは、旧年中にお世話になった方に感謝の気持ちを伝えることです。
もともと「年賀」とは、お世話になっている人の自宅を訪問して、感謝の気持ち伝えるとともに新年の幸福を願ってご挨拶することを指していました。
近年、実際に挨拶回りに行くことはほとんどなくなり、代わって手紙や葉書で挨拶をするようになったのです。
そのため、家族写真で「自分は幸せです」と伝えるだけではなく、「その節はありがとうございました。よい年になることを心から願っています。」と書くことが必要です。
印刷した文字よりも手書きの文字の方が伝わりやすいことはご存知の通りです。
3.送る相手によって裏書きを変更する
少し手間ですが、裏書きが異なる葉書を2種類用意して、相手によって使い分けるという方法もありあます。
1つは家族写真入りのオリジナル葉書にして、1つは干支のイラストなどが入った汎用的な絵柄の葉書にします。
親族や子供のいる友人などには写真入りの葉書を使い、子供がいなかったり、独身の友人や会社関係者の人には汎用的な葉書を使います。
どちらの葉書を使う場合でも、相手に感謝の気持ちを伝えるメッセージを忘れずに書きましょう。
ただし、子供の写真に嫌悪感を覚える人はそれほど多くはないため、葉書の使い分けは必須ではありません。
例えば、不妊治療中であることを知っている場合など、明らかに配慮すべき相手を除いては、「年賀」本来の目的である「相手の幸せを祈る」という趣旨を逸脱してさえいなければ、家族写真で気分を害させることはまずないでしょう。