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生後4か月の赤ちゃんの発達にあったおもちゃについて解説します。
この時期の発達段階を理解したうえで、生後4か月でも楽しめるおもちゃを探してあげましょう。
月齢に合ったおすすめのおもちゃも紹介します。
生後4ヶ月の赤ちゃんでも遊べるおもちゃとは?
生後4か月の赤ちゃんは、日中に起きて過ごす時間が増えて、首もしっかり座ってきます。
この時期の赤ちゃんとのふれあい遊びや、赤ちゃんの一人遊びに最適なおもちゃとを知るために、まずは、どんな発達段階であるのか理解しましょう。
1.手でつかんで、口で確かめる
生後4か月の赤ちゃんは、自分の意志で手足を動かす「随意運動」が活発になっています。
生まれた時は「原始反射」といって、生命を維持するための最低限の動きが主体でしたが、この時期になると意志を持って、興味のあるものに手を伸ばして、つかみ、口に入れて確かめようとします。
まだ、指先が全部開いていない赤ちゃんもいるため上手に持てないこともありますが、赤ちゃんにとって認識がしやすく、興味を引きやすいおもちゃであれば、積極的に確かめようとする行動が見られるでしょう。
2.おもちゃで遊ばない赤ちゃんがいるのはなぜ?
生後4か月の我が子と遊んでいて「おもちゃに手を伸ばさい」「手に渡しても持ってくれない」「遊ばない」と心配するママやパパもいるでしょう。
乳幼児の発達判定をする手法に「デンバー発達判定法」というものがあるのですが、この手法でスクリーニングをすると、おもちゃをつかんだり、ものに手を伸ばす生後4カ月の赤ちゃんは50%程度です。
生後5か月の後半になるとほとんどの赤ちゃんが自分の意志でものをつかむようになりますので、4か月の時期におもちゃで遊ばなくてもあまり心配する必要はありません。
発達や性格の個人差によるものです。
3.首がしっかりして色んな姿勢で遊べる
大部分の赤ちゃんは生後4カ月の間に首が完全にすわります。
仰向けの姿勢だけではなく、立て抱きの状態でも、音のする方向に振り向いて観察することができるようになります。
首が座ったことで、体の中心の動きもしっかりしてきて、腹ばいや横向きの姿勢になって過ごすこともできるようになってきます。
特に腹ばいでは、両手を使って首を持ち上げることができるので、視野も立体的になってきます。
また、腰までは座っていませんが、リクライニングができるベビーチェアやバウンサーなどにも座ることもできるようになります。
このように様々な姿勢で過ごせるので、これまで楽しめなかったおもちゃにも挑戦できるようになります。
生後4ヶ月のおすすめおもちゃ
生後4か月の赤ちゃんの発達段階で遊ぶことができるおもちゃは以下のものです。
オルゴールメリー、モービル、ラトル(ガラガラ)、布の人形、布の絵本、ボール、おきあがりこぼし、ベビージム
中でも特に生後4か月におすすめのおもちゃを紹介します。
1.手と口で遊ぶおもちゃ
面白そうなものを手でつかみ、唇や舌で確かめるのが大好きな生後4か月の赤ちゃん。
その一番好きな遊びを思う存分やってもらいましょう。
手と口を使うおもちゃとしておすすめなのが、「布製の人形」や「布製の絵本」です。
生後4か月になると、握力もついてきて大きな人形もつかんで、ぶんぶん振り回すようになり、両手で一生懸命ページをめくろうとする姿が見られるようになります。
人形も絵本も赤ちゃんは大好きなので、つかんで離さない、いつでも持っていたくなるものをプレゼントしましょう。
まだ小さい赤ちゃんもいずれは必ず読むことになる大人気の「はらぺこあおむし」です。
あおむしが人形になっているだけでなく、メロディが流れたり、カシャカシャと音がしたりするので、ラトルとしても遊べます。
ストラップ付でベビーカーやベビーベッドに引っ掛けることができるので外出中も楽しめます。
仰向けや座った姿勢での一人遊びに最適です。
絵本なので、首が座った赤ちゃんをママのお膝にのせて遊ぶときにぴったりのおもちゃです。
ママと一緒に絵本を眺めて、アンパンマンなどの仕掛けをひっぱって、なめて楽しめます。
赤ちゃんのさわりたい、遊びたいという気持ちを上手に刺激してくれる布絵本です。
2.腹ばいで遊ぶおもちゃ
生後4か月の赤ちゃんは、仰向けだけでなく腹ばいの姿勢でも遊べるようになります。
特に腹ばいは、仰向けと比べても、視野が広く、手も動かしやすいため、日中の機嫌のよい時は積極的に腹ばい姿勢にして遊ばせましょう。
ただし、一人遊びをするときは不慮の事故があってはいけないので仰向けにします。
腹ばいで遊ぶことができるおもちゃとして、おすすめなのが「ボール」と「ベビージム」です。
生後4か月だとずり這いができないので、遠くにいかない「おきあがりこぼし」もすすめなのですが、手でつかみやすいボールであれば、振り回して遊ぶことができます。
乳児期のボールとして楽しめるのが、こちらのオーボールです。
ボールが格子状になっていて指でつかみやすいのが最大の特徴です。
生後4か月であれば、つかんで、振り回すことができます。
腹ばいの状態で少し離れたところに置くと、手を伸ばして取ろうとします。
上手にとれると嬉しそうにボールを振り回すでしょう。
一方、ベビージムについては、腹ばいの状態でも楽しめるように床に敷くマット部分にたくさんの仕掛けがあるものがおすすめです。
こちらの商品はマットの仕掛けもたくさん用意されているのでお勧めです。
ベビージムはハイハイを始めるまでのおもちゃになりがちですが、この商品はマットを変身させて手遊びボックスにできるので、おすわりの時期も楽しく遊べます。
かわいい仕掛けがいっぱいなので夢中になって、手足をバタバタさせてくれそうです。