目次
生後5か月の赤ちゃんの生活リズムについて解説します。
1日の生活スケジュール例や、この時期の赤ちゃんの生活に取り入れたいことなどを紹介します。
1日の生活スケジュール【生後5ヶ月の事例】
※下記の表は生活リズムの一例であり、赤ちゃんによって大きく個人差があります。
0:00~1:00 | 睡眠 |
1:00~1:30 | 授乳 |
1:30~5:30 | 睡眠 |
5:00~5:30 | 授乳 |
5:30~7:30 | 睡眠 |
7:30~9:00 | 遊び |
9:00~9:30 | 授乳 |
9:30~10:30 | 散歩 |
10:30~12:30 | 睡眠 |
12:30~13:00 | 離乳食・授乳 |
13:00~16:00 | 遊び・お出かけ |
16:00~16:30 | 授乳 |
16:30~18:30 | 睡眠 |
18:30~19:30 | 入浴・遊び |
19:30~20:00 | 授乳 |
20:00~0:00 | 睡眠 |
授乳回数 : 6~9回
ミルク : 200mlを5~6回
生後5ヶ月の生活リズムの特徴
1.離乳食が始まる
生後5か月は離乳食が始まる時期です。
実際に始めるかどうかは個人差があり、生後6か月から始める赤ちゃんもいます。
生後4か月頃の乳児検診で問題がなければ、医師や保健師から「そろそろ離乳食を始めていいですよ」と言ってくれる場合もあります。
一般的な目安としては「よだれが多くなった」と感じたら離乳食を始める時期です。
「よだれ」は赤ちゃんが離乳食を食べるために必要な消化器官が整ってきたひとつの目安だからです。
2.授乳回数に大きな変化なし
離乳食が始まると、特に夜中の授乳が減らないかと期待してしまうママもいるかもしれませんが、残念ながら生後5か月では大きな変化はありません。
離乳食が始まったといっても、実質的な栄養の9割以上は母乳(ミルク)からまだ摂取しているからです。
特に初めのうちは、母乳以外の食べ物を口に入れることに慣れさせることが目的で、スプーン1さじから初めて、1日1さじずつ増やしていくようなイメージで進めていきます。
離乳食でお腹が満たされて母乳の回数が減るのは、2回食が安定する生後7か月以降からです。
3.昼と夜の生活リズムが安定する
赤ちゃんは生後4か月までに昼間と夜間の区別がつくようになり、生後5ヶ月では日中に活動して、夜は寝るという生活リズムが安定してきます。
お昼寝の回数も1~2回くらいまで減り、ある程度決まった時間にお昼寝をするようになります。
もし、昼夜逆転していたり、夜の寝つきが悪いようであれば、午前8時までに赤ちゃんを起こして、屋外を散歩して朝の光をいっぱい浴びるようにすると、だんだん赤ちゃんの体内時計が正確になってきます。
生後5ヶ月の生活に取り入れよう
生後5か月の赤ちゃんのお世話をしていく中で、生活リズムに取り入れてあげたいことを紹介します。
1.色んなポーズで遊ぼう
この時期の赤ちゃんは首から腰回りの筋肉が発達して、様々な姿勢をとることができるようになってきます。
仰向けで両足を持ち上げたり、足をクロスして横向きになったり、また、腹ばいの姿勢から両手足を持ち上げての飛行機ポーズもできます。
さらに寝返りが打てる赤ちゃんも現れてきます。
そこで、仰向けで遊ぶだけでなく、腹ばいの姿勢を中心に、様々な姿勢で遊ぶようにしましょう。
体全体の神経が刺激されて運動の発達を促します。
2.景色がよく見える体勢でお出かけしよう
生後5か月では首すわりが完成していますので、抱っこやベビーカーでの首のぐらつきがなくなってきます。
これまでは、ママに対面するように抱っこをしたり、ベビーカーに乗せていたと思いますが、そろそろ進行方向に赤ちゃんの顔を向けてあげましょう。
ベビーカーの背もたれを上げる、前向き抱っこをするなどして、外の景色がよく見えるようにしてあげます。
この時期の赤ちゃんは何にでも興味を持つほどまでに好奇心が旺盛になっていますので、景色を見るだけでも楽しめます。
3.祖父母に会いに行こう
生後5か月はそろそろ人見知りが始まる時期です。
今までは誰に抱っこされても泣かなかったのに、普段合わない人に抱っこされたり、近づかれたりすると泣くようになります。
いつも一緒にいるママ・パパとそれ以外の人が区別できる知能を持ち始めた証拠です。
もし、ママの体調不調や用事などで、祖父母に赤ちゃんを預けるつもりであれば、いざ預かってもらう時に泣かれてしまわないように、月に2~3回は会いに行って祖父母の顔に慣れておいてもらいましょう。