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赤ちゃんの成長に伴い避けては通れない「夜泣き」。
夜泣きは生後何か月からはじまり何歳まで続くのか解説します。
夜泣きするようになるのはいつから?
生後4か月頃から始まる
夜泣きとは特に理由がないのに突然、夜に泣き出すことを言い、個人差はありますが生後4か月頃から見られる現象です。
生後0~1カ月頃は、表情が少なく、「お腹が空いた」「気持ち悪い」「暑い」など不快な時には泣いて訴えます。
生後3か月になると表情が豊かになり、あやすと笑うようになります。
また、1回に飲む母乳の量が増えて授乳間隔が3~4時間に1回になるため、日中に起きて過ごす時間が増えてきます。
生後4か月頃は首がすわるまでに体が発達し、さらに視野も広がるため身近な人物やモノに対して強い興味を持つようになります。
さらに、「快」「不快」という単純な感情だけでなく、嬉しい、悲しい、怖いなどの感情も出てきます。
夜泣きの原因ははっきりとわかっていませんが、生後4か月頃は、日中に遊んだり、外出したりすることできる時期なので、脳が様々な刺激を受けて興奮状態になり、それが夜にも続いて夜泣きをするのではないかと言われています。
つまり、夜泣きは赤ちゃんの心と体が順調に発達してきた証とも言えるのです。
生後6~7か月頃にはよく見られる
生後6~7か月目は多くのママ・パパが夜泣きに悩まされる時期です。
ちょうど寝返りが打てるようになり、ずり這いも始まる頃なので、ますます赤ちゃんの動きが活発になります。
全身を使って活発に遊び始める時期なので、夜泣きが多くなることは仕方ありません。
赤ちゃんにとっては見るものすべてが目新しく、本当に刺激的な毎日なのでしょう。
1歳を過ぎてから始まることも
夜泣きには個人差があります。
生後3~4か月頃から毎日のように夜泣きをする赤ちゃんもいれば、日中いっぱい遊んで刺激を受けても、朝までぐっすりと眠ることができる赤ちゃんもいます。
0歳の時には夜泣きをしなかった赤ちゃんが1歳を過ぎて、突然、夜泣きが始まることもあります。
保育園に通い始めた、歩けるようになった、などの生活の変化にともなって始まることもあれば、本当にこれまでと変わらない生活をしていたのに急に夜泣きが始まる子供もいます。
しかし、何も変わっていないようでも、子供は日々成長を続けています。
突然のことにママ・パパは驚くでしょうが、夜泣きは誰にでも起こりうる成長の一過程であることを知っておきましょう。
夜泣きはいつまで続くのか?
おおよそ1歳半から2歳頃まで
夜泣きをしなくなる年齢は個人差があるため一概には言えません。
1歳はまだ夜泣きに悩まされることは多くあります。
しかし、1歳半から2歳頃には夜泣きが減ってくると言われています。
夜泣きの原因がそもそもはっきりしないため、夜泣きをやめさせる方法というのは存在しませんが、成長に伴い昼間に受ける様々な刺激を子供自身が受けとめられるようになってくると考えられます。
また、夜泣きがあまり見られなくなった子供でも、昼間に嫌なことがあったり、いつもと違う体験をした場合には夜泣きが出てしまうこともあります。
2歳を過ぎたら悪夢で泣いていることも
2歳を過ぎて明け方に泣くような場合には、原因不明の夜泣きではなく、怖い夢を見て泣きだしている可能性があります。
3歳頃になると言葉も上手になるため、どんな夢を見ていたかも話せるようになるので、夜泣きではなく、悪夢によるものだと親にもはっきり分かるようになります。
悪夢であれ夜泣きであれ、夜中に突然泣き出すことは4歳を過ぎてもありますが、感情表現には個性があるので、その子は泣いて心のバランスを保っているのかもしれません。