赤ちゃんの夜泣き~原因と対策~

0歳の赤ちゃんが夜泣きをする原因とその対策について解説します。

毎晩の頻回な夜泣きに苦労しているママ・パパはたくさんいます。

夜泣きは成長の過程で誰もが通る道なので心配し過ぎないようにしましょう。

赤ちゃんが夜泣きする原因

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1.夜泣きの原因は不明?

赤ちゃんは誕生すると生後1~2カ月頃までは、泣いて欲しがるだけおっぱいをもらって眠るという生活リズムを繰り返します。

そして生後3か月頃には、2~3時間に1回の間隔であった授乳が、3~4時間に1回へと広がって安定してきます。

ところが、おっぱいを飲んだばかり、オムツも替えたばかりなのに、なぜか夕方や夜に突然泣き出すようになります。

夕方の泣きは「3か月コリック」「たそがれ泣き」と呼ばれ、夜間の泣きは「夜泣き」と呼ばれていますが、いずれも原因がよく分からないという特徴があります。

たそがれ泣きや夜泣きが始まる生後3~4か月頃は、ちょうど表情が豊かになって、嬉しい・悲しい・怖いなどの感情が出てくる時期と重なっているため、日中に受けた様々な刺激を受けとめきることができずに脳が興奮して泣いてしまうのではないかと言われています。

特に夜泣きは生後6~9ヵ月の赤ちゃんに頻繁に見られる現象であるため、運動機能が発達して全身を使って遊び回ることができるようになるために、より刺激を受けやすいと考えられています。

2.夜泣きの原因チェック表(0歳用)

以上のように生後3~4か月頃から始まる夜泣きの原因は正確にはわかりません。

しかし、原因不明の「夜泣き」であると判断する前に、何か思い当たる理由はないか注意深く観察することが必要です。

参考として泣いている原因のチェックリストを紹介します。

  • お腹が空いた
  • オムツが気持ち悪い
  • 室温や布団が暑くて(寒くて)寝苦しい
  • 体のどこかが痛い・かゆい
  • 風邪などで体調が悪い
  • 赤ちゃんの夜泣き対策

    赤ちゃんが夜泣きをしたときの対処と、夜泣きを少なくするための対策を原因別に紹介します。

    1.お腹が空いている場合

    夜泣きの対処が難しい理由の1つは、おっぱいが足りているのかママにもよくわからないことです。

    そこで生後6カ月頃までは、授乳したばかりであっても、泣いている原因がよく分からない場合には、とりあえずおっぱいをあげてみましょう。

    赤ちゃんの体重増加が順調であれば哺乳量としては足りているのですが、それで赤ちゃんが満足しているかどうかは個人差があります。

    もしかしたら、もっと欲しがっているかもしれません。

    おっぱい差し出して一生懸命に吸おうとするのであれば、その子にとっては母乳が足りていないと感じている可能性があります。

    一方で、おっぱいをあげると泣き止むものの、あまり吸おうとしていないのであれば、単に口寂しくなってしまっただけかもしれません。

    口さみしいのであれば、おしゃぶりで代用できることもあります。

    反対に、おっぱい差し出しても泣いて拒否するようであれば空腹が原因ではないとわかります。

    なお、成長と共に夜の授乳は必要なくなります。

    離乳食が1日3回(生後10カ月頃)になったら夜中の授乳は止めても大丈夫です。

    おっぱいがもらえないと激しく泣くと思いますが3~4日で忘れてしまうので、空腹や口寂しさによる夜泣きはなくなります。

    2.オムツが気持ち悪い場合

    うんちをしていれば気持ち悪くて泣いている可能性が高いので、すぐに交換してあげましょう。

    また、この時期はオムツの大きさが合わなくなっていることがあります。

    成長の早い子であれば、1歳までにLサイズまで大きくなることがあります。

    赤ちゃんの性格によっては、高性能の紙オムツでも、おしっこをした量によっては気持ち悪く感じることがあります。

    特に夜中はオムツの交換がなかなかできないので、オムツのサイズが小さいと朝までにおしっこで一杯になってしまい気持ち悪くなって夜泣きをする原因にもなります。

    そこで、夜に寝るときはワンサイズ大きいオムツをはかせると朝まで快適に寝れる場合があります。試してみてください。

    3.暑くて・寒くて寝苦しい場合

    季節の変わり目は、温度調整が難しく「暑い」「寒い」という理由で夜泣きをしやすい時季です。

    エアコンを使って室温を一定(20~25℃)に保つと、寝る時の服装と布団を季節に合わせて変える必要がなくなるので、いつでも同じ状態で眠ることができます。

    赤ちゃんは「暑い」「寒い」と訴えることができないので、気温の変化や服装の変化があればまめに調整しましょう。

    4.体のどこかが痛い・かゆい場合

    転倒などをして打撲や傷を負った場合には、患部を冷やしたり、絆創膏で保護するなどします。

    痒みについては、夏場は虫刺され、冬場は乾燥に気を付けましょう。

    赤ちゃんの場合、虫刺されではあまり痒がりませんが、念のためかゆみ止めの薬を塗ってあげます。

    注意が必要なのは冬場の乾燥です。

    乾燥肌による痒みは、夜泣きはもちろんアトピーの原因にもなるので、お風呂上りだけでなく、朝の着替えの時にもワセリンなどの保湿剤を塗ってあげましょう。

    5.体調が悪い場合

    生後3か月以降はママの胎内や母乳からもらった免疫が少なくなってくるため風邪にかかるようになります。

    赤ちゃんは自分で鼻水や痰(たん)を出すことができないので寝苦しくて泣いてしまいます。

    早めにかかりつけの小児科に診てもらって症状を緩和する薬をもらいましょう。

    鼻水を吸う機械で吸ってあげるのも効果的です。

    6.原因がわからない場合

    思い当たる原因が見つからない時には、そばで静かに見守るしかありません。

    特に何もしなくても5~10分程待てば自然と泣き止みます。

    我が子の泣き声を聞くと、ついつい抱っこしたくなりますが、かえって刺激になってしまうこともあります。

    本人は寝たいと思っているかもしれませんし、泣いている原因が分からない以上、抱っこしても、しなくても、結果はさほど変わらないでしょう。

    夜泣きは生後6カ月~1歳までをピークとして成長と共に少なくなってきます。

    一時期のことなので、深く悩まずに仕方ないと割り切りましょう。