目次
生後7か月の赤ちゃんの生活リズムについて解説します。
1日の生活スケジュール例や、この時期の赤ちゃんの生活に取り入れたいことなどを紹介します。
1日の生活スケジュール【生後7ヶ月の事例】
※下記の表は生活リズムの一例であり、赤ちゃんによって大きく個人差があります。
0:00~1:00 | 睡眠 |
1:00~1:30 | 授乳 |
1:30~5:30 | 睡眠 |
5:00~5:30 | 授乳 |
5:30~7:30 | 睡眠 |
7:30~8:30 | 離乳食・授乳 |
8:30~10:30 | 散歩・遊び |
10:30~12:00 | 睡眠 |
12:00~13:00 | 離乳食・授乳 |
13:00~16:00 | 遊び・お出かけ |
16:00~16:30 | 授乳 |
16:30~17:30 | 睡眠 |
17:30~19:30 | 入浴・遊び |
19:30~20:00 | 授乳 |
20:00~0:00 | 睡眠 |
授乳回数 : 5~9回
ミルク : 240mlを5回
生後7ヶ月の生活リズムの特徴
1.離乳食の回数は2回で安定
離乳食が順調に進んでいれば生後7か月は1日2回の離乳食が安定してきます。
たくさん食べる赤ちゃん、全然食べてくれない赤ちゃん、好き嫌いが多い赤ちゃんなど、離乳食の進み具合には個人差があります。
どんなに離乳食の食べ具合が良くなかったとしても、毎日決まった時間に離乳食を食べさせて、生活リズムを崩さないようにしましょう。
また、他の子と比べて離乳食の進みが遅いとしてもあまり気にしないようにしましょう。
1歳3か月から6か月までに離乳食が完了すればよいのですから焦る必要はありません。
赤ちゃんのペースに合わせてゆっくりと進めていきましょう。
2.授乳やミルクの量が減ってくることも
離乳食が2回食になったことで、1日に必要な栄養の3割を離乳食から摂取できるようになっています。
つまり、まだまだ全体の栄養の7割は母乳やミルクによるものだと言えます。
赤ちゃんも日々成長して体重が増えているので、母乳やミルクの回数にはあまり変化がありませんが、離乳食をよく食べている赤ちゃんであれば、食後のおっぱいやミルクをそれほど飲まなくなって、全体として飲む量が減り始めてきます。
離乳食と母乳でお腹が一杯になり、その次の授乳を欲しがらなくなる赤ちゃんも出てきます。
3.お昼寝の時間が短くなる
離乳食が2回食になって食事のリズムが安定してくると、お昼に起きて過ごす時間がますます長くなっていきます。
3回お昼寝をしてた赤ちゃんは2回に、2回お昼寝をしていていた赤ちゃんは、1回の時間が短くなるなどします。
中には3時間程度のまとまったお昼寝をして、夜にまとめて眠るという赤ちゃんもでてきます。
この時期の赤ちゃんは動きが活発になり、ママの姿を探して泣くようになるため、ママにとっては目も手も離せない育児が続き、疲れを感じるようになります。
生後7ヶ月の生活に取り入れよう
生後7か月の赤ちゃんのお世話をしていく中で、生活リズムに取り入れてあげたいことを紹介します。
1.家族でご飯を食べよう
生後7か月は離乳食が始まって3か月目に入る時期です。
離乳食づくりに慣れてきたら、できるだけママやパパと同じ時間に離乳食を食べさせて、家族で食卓を囲むことを楽しみましょう。
パパと一緒にご飯を食べることが少ない状況であれば、朝か晩のどちらかで一緒に食べるようにするとよいでしょう。
どうしても難しければ、週末のお休みの時だけは、赤ちゃんに離乳食を食べさせる役割をパパに担ってもらうようにすることをおすすめします。
離乳食を食べさせる大変さや、食べてくれた時の喜びを夫婦で共有することで、さらにパパの育児参加を促すことができるでしょう。
2.思わぬ事故に注意しよう
この時期は、「寝返り」、「ずりばい」、「はいはい」などで行動範囲が広がる上に、興味のあるものはなんでも口に入れて確認します。
床に落ちているゴミなども口に入れますので、特に危険なもの(小さなクリップや輪ゴムなど)が落ちていないように、広範囲で整理整頓を心がけましょう。
また、冬場であれば床置きのヒーターには囲いを設けるようにしましょう。
安全対策するとともに、赤ちゃんが十分に移動して遊べるスペースを確保してあげましょう。
またこの時期は、大人のバッグや引き出しを開けて探索する姿がよくみられます。
危ないから何でも「ダメ」と言ってやめさせるのではなく、赤ちゃんの手に届く収納場所には、触ったり口に入れても安全なものを置いて、探索行動を温かく見守ってあげましょう。
探索は好奇心が刺激され、自分でこうしたいという意思を叶えることができるので、赤ちゃんにとってとても重要な遊びです。
3.お座りに適した遊びを取り入れよう
生後7か月の時期は「寝返り」や「ずりばい」や活発になる時期です。
特に「ずりばい」は、全身の筋肉を使う運動で、筋力の発達にとても重要なので、できるだけ腹ばいの状態にして遊びを促していきましょう。
一方で、生後7か月はお座りも安定してくる時期です。
加えて、指先も器用になってきているので、座った姿勢で遊べる積み木や大きい車のおもちゃなどで遊ばせることもできます。
ボタンを押すとおもちゃが飛び出したり、音が出たりするなどの仕掛けがたくさんある「いたずらボックス」のようなおもちゃも喜びます。