子育て中の忙しいママ・パパのために育児の「時短ワザ」をご紹介します。
今回は、4歳の男の子を育てている「えいママ」さんから、幼稚園の制服を早く着させる時短ワザについて教えてもらいました。
「よーい、ドン!」で朝の着替えを20分の時短
1.わざと負けることが重要
―どんな時短ワザか教えてください。
息子は幼稚園の制服を着るのをとても面倒臭がるので、ママと競争をしてお着替えをしています。
制服とママの服を用意して、「今日は負けないぞ~!」と言いながら、「よーいどん!」で競争します。
息子をチラチラ見ながら、ママはゆっくりめに着替えてわざと負けてあげます。
息子はママに勝つと、とても喜びます。
なお、こ朝起きてから、朝ご飯を食べて「さぁ着替えるぞ!」となるまで、親もずっとパジャマで過ごしている必要があるという欠点があります。
2.幼稚園がイヤで毎日泣いていた
―何がきっかけで始めたのですか?
幼稚園に通うようになったことをきっかけに初めて、これまで1年位続けています。
入園当初は、幼稚園に行くのを渋り、泣いてしまって制服を着ない事も多く、ママが着せようとしても暴れて嫌がったり、逃げ回ったりしていました。
そのため幼稚園にも遅刻することもありました。
毎朝その繰り返しが大変だったので、競争が好きな息子には良いのではと思い始めました。
3.あっという間に着替えができるように
―どんな効果がありましたか?
初めて競争で着替えようとした時、息子は「やだー!」と暴れてましたが、「じゃあママ勝っちゃうよ!」と着替え始めてたら、競争心に火がついて着替える様になりました。
それまでは毎朝、泣いて暴れて逃げ回っていたので、時短ワザで追いかける必要がなくなり、あっという間に着替えが終わるので20分くらいは短縮されたと思います。
編集部MEMO
今回は「競争ごっこ」でお着替えを促す時短ワザを紹介しました。
「競争ごっこ」はお着替えに限らず、様々な生活習慣を身に着けさせる上で利用できる方法です。
例えば、おもちゃのお片付けなどでも「どっちがたくさん箱に入れられるかな?」と言って、親子で競争するとスムーズにお片付けをやってくれます。
親としては「一人でやってほしい」と思ってしまいがちですが、4歳頃であれば親の手助けも必要です。
4歳になると身体的には何でも一人でできる能力が備わっているため、ついつい親としては過大な期待をしてしまいがちですが、精神面ではまだまだ親に甘えたい年頃です。
親が見ていてくれたり、少し手伝ってくれると「大切にされている」と感じて、頑張ってみようと思えるのです。
「競争ごっこ」も親が一緒に遊んでくれているような気分になって、嫌いな習慣も楽しんでできます。
全部、親がやってあげるのではなく、結局、子供自身でやることになる点も良い部分ですね。