生後9~10カ月の体の発達とお世話(まとめ)

この時期の赤ちゃんは、「ハイハイ」が上手になり、「つかまり立ち」を始めるようになります。

また、離乳食もさらに1歩進んで1日3回になります。栄養のほとんどをミルクから離乳食で摂取するようになるのです。

9~10か月児の体の発達

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※発達には個人差があります。不安なことがあれば、かかりつけの小児科で相談しましょう。

身長

9~10か月未満
⇒女子70.7cm(±4.2cm)
⇒男子72.2cm(±4.4cm)

10~11か月未満
⇒女子71.9cm(±4.3cm)
⇒男子73.3cm(±4.4cm)

体重

9~10か月未満
⇒女子8.27kg(±1.5kg)
⇒男子8.86kg(±1.5kg)

10~11か月未満
⇒女子8.52kg(±1.6kg)
⇒男子9.09kg(±1.5kg)

知能

不安が強くなる時期で、「後追い」や「人見知り」が、ますます激しくなります。

一方、好奇心もさらに強くなり、自分の思い通りにならないと、泣いて訴えることもしばしばです。

10か月頃からは、興味があるものに対して指で指し示すようになります。

また、言葉の理解もできるようになり、「マンマ」、「ママ」などの簡単な言葉であればわかるようになります。

手先が器用になってきます。

離乳食を手づかみ食べしたり、スプーンを持とうとしたり、手を使って何でもつかんで、確認しようとします。

10か月頃になると、小さなゴミでも2本の指の指先を使って、上手につまめるようになります。

舌を上下左右に動かせるようになります。

これにより、口に入れた離乳食を、すりつぶしやすい場所に動かすことができます。

上の歯も生えてきて、上の前歯が2~4本、下の前歯が2本になります。

動き

9か月では、「はいはい」で自在に動き回ることができます。
10か月からは、つかまり立ちをするようになります。これにより、階段も登れるようになります。

9~10か月児のお世話

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離乳食は1日3回に

生活リズムは規則的になり、昼2~3時間、夜10~12時間の睡眠となります。

離乳食も、大人と同じように1日3回になります。

この時期の離乳食は、歯ぐきで食べ物を噛めるようになるため「カミカミ期」と呼ばれます。

バナナくらいの硬さの食べ物を、歯ぐきでしっかりカミカミして食べさせます。

この時期の注意点としては、鉄分と水分の補給をしっかりさせることです。

鉄分は、これまで母乳から摂取していましたが、この頃の母乳には鉄分が少なくなっています。そのため、納豆や海藻類で補うようにします。

また、水分は、離乳食が進んで、硬めになることから、離乳食からとれる水分量が減ります。そこで、食後に麦茶などで補給をします。

そろそろ卒乳を考え始めてもいい頃

離乳食が1日3回になれば、必要な栄養の2/3以上は離乳食からとれます。

必ずしも卒乳をする必要はありません。

しかし、職場の復帰、保育所への預け入れをする場合には、卒乳は必須になります。

妊娠、病気による投薬、なども卒乳が必要です。

また、おっぱいばかり欲しがって、離乳食が進んでいない場合にも、卒乳に向かわせる必要があります。

おっぱいをあげる回数、時間、量を徐々に減らしていきましょう。

誤飲やケガに気を付けよう

「ハイハイ」でますます行動範囲が広がり、「つかまり立ち」ができるようになると、今まで届かなかった棚にも手が届くようになります。

子供は何でも興味を持ち、口にも入れます。

改めて、家の中を見回して、危険なものがあれば、高いところに仕舞うようにしましょう。

9~10か月児の遊び

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「ハイハイ」で体を十分に動かす遊び

「つかまり立ち」をするようになると、親は嬉しくなって、すぐにでも歩かせたいと思うかもしれません。

しかし、その気持ちは抑えて、腕、足、体幹の全身運動になる「はいはい」で、筋力の発達を促していきましょう。

「ハイハイ」の遊びは、次のような方法があります。

クッションを横に並べて、その上に敷布団を敷いて、簡単な「お山」を作ります。

その上をハイハイさせます。

また、パパ・ママも四つん這いになって、「追いかけっこ」をするのもいいでしょう。

手先を使って、コミュニケーションもとれる遊び

赤ちゃんと親が向い合せにお座りして、ボールを転がしあったり、お人形を手渡しし合ったり、というような大人の真似をさせる遊びもできるようになります。

また、手先を使う遊びとしては、箱の中に色々な物をいれて、赤ちゃんの好奇心のまま、出したり入れたりを繰り返して楽しむ遊びができます。

入れる物は、布のボールや、丸めた新聞紙、積み木、長いリボンなど、小さいものから長いものまで、形も手触りも異なるものを入れるといいでしょう。