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赤ちゃんは水族館を楽しめるのか、実体験レポートします。
cawaikuの編集スタッフが自分の赤ちゃんを連れて水族館に行ってきました。
そこでわかった水族館に赤ちゃんを連れて行くときのポイントを紹介します。
赤ちゃんは水族館を楽しめるか?
3歳の娘と0歳10カ月の息子を連れて千葉県にある鴨川シーワールドに行きました。
娘が1歳2か月の時に葛西臨海水族園に行ったのですが、魚をはじめとしたあらゆる海の動物を怖がって泣き叫ぶばかりで、水槽の遠くから眺めることしかできませんでした。
娘は気性の激しい怖がりの性格なので、1歳で水族館に行っても楽しめなかったのは仕方ありません。
一方、弟のほうは姉とは正反対におおらかな気質で、犬や猫などの動物を怖がりません。
そのため、0歳の赤ちゃんであっても、水族館を楽しんでくれるのではないかという期待を込めて、遊びに行きました。
1.水槽のシャチを興味深そうに眺める
自宅から2時間かけて鴨川シーワールドに到着したため、まずはレストランに行って昼食タイムとしました。
鴨川シーワールドには、水槽で泳いでいるシャチを見ることができる「オーシャン」というレストランがあります。
レストランには混雑するランチタイム前の11時過ぎ頃に入ったのですが、残念ながら水槽に一番近い席を確保することができませんでした。
それでも、少し離れた席ではありましたが、巨大なシャチが悠然と水の中を泳ぐ姿が見れました。
「みえる?シャチだよ!」と息子に声をかけると特に反応なく、ぼけーっと辺りを見渡していました。
カレーやパスタを注文し、息子は持参してきたベビーフードを食べました。
息子はグルメなのか、手作りの離乳食以外は口にしないタイプで、レトルトのベビーフードも苦手でした。そこで、お湯で戻すフリーズドライ式の離乳食を試してみると、予想外にパクパク食べてくれました。
食べ終わると、娘がいつの間にか、シャチの水槽近くに座っていた見知らぬファミリーと仲良くなっていたため、ついでとばかりに息子も近くでシャチを見ることができました。
息子は特に怖がる様子もなく、黙ってじーっと見ていました。
楽しいかどうかはわかりませんでしたが、少なくとも姉のように全くダメということではないことがわかりホッとしたのでした。
やはり、赤ちゃんの場合、普段の気質がそのまま水族館でも出るようです。
2.ショーでずぶ濡れになって泣く
レストランでの食事を済ますと、そのすぐ上にあるシャチショーを見に行きました。
鴨川シーワールドではお馴染みの人気NO.1イベントです。
会場は満席に近かったのですが、なんとか席を見つけることができました。
息子はパパの膝に抱っこされて、シャチショーが始まるのを待っていましたが、隣に座っていた人から「この席は、シャワーどころか、滝のような水がかかりますよ!」とアドバイスをもらったため、パパはレインコートを購入し、息子ごとレインコートですっぽりと体を覆いました。
レインコートの胸の隙間から顔を出して、息子はシャチショーを見ることになりました。
シャチショーが始まるいなや、シャチたちは遊び半分に、口から水を吐き出したり、尾びれを使って水を観客に掛けてきます。
すると突如、滝のような水の塊がパパと息子を襲ったのです!
2人の顔はもちろん水をかぶり、さらにあまりの水圧でレインコートの隙間から水が入ってしまい、息子は全身がずぶ濡れになってしまいました。
おっとりした性格の息子でも、さすがにこれは驚いたのか、大泣きをしました。
その後も、シャチがちょいちょい水を掛けてくるので、そのたびに「あーーん」と泣いてしまったのでした。
3.かわいらしいウミガメに笑顔!
0歳の息子は、産まれて初めての水族館で、いきなりシャチの洗礼を浴びてしまいました。
かなり泣いていたので、水族館を怖がってしまうのではないかと心配しました。
とりあえず、濡れた服を着替え、気を取り直して「トロピカルアイランド」に向かいました。
トロピカルアイランドは南国の浜辺を再現したゾーンで、ヒトデやウミガメなど浜辺に生息する生き物を見ることができます。
室内の温暖なゾーンであるため濡れて冷えた体を温めることができました。
水槽の側で、色の綺麗な熱帯魚を見ていましたが、ウミガメが近づいてくると、息子は水槽越しにカメを触ろうとして手を出したのです。
「あははは」と笑いながら触ろうとしていて、とても興味があるようでした。
どんなに怖い思いをしても、ケロリと忘れてしまうようです。
その後も、イルカショーやアシカショーなどを見ましたが、特に怖がることなく、また笑顔もなく、じーっとショーを見つめていました。
怖がるばかりだった姉に比べると、穏やかに水族館で過ごすことができました。
水族館に赤ちゃんを連れて行くなら
0歳と1歳で子供を水族館に連れて行った体験を踏まえて、赤ちゃん連れ家族が水族館で快適に楽しめるポイントを紹介します。
1.ベビーカーと抱っこ紐が必須
赤ちゃんを連れて水族館に行くのであれば、ベビーカーも抱っこ紐も必要になります。
水族館はある程度はバリアフリー化されているので、ベビーカーでの移動も問題ありません。
ただし、通常のルートではなくルートを外れてエレベーターなどを使うこともあるため、移動が少し不便です。
それでも広い水族館の中を何時間も歩くこととになるため、ベビーカーがあったほうが荷物も持つ必要がないため楽ちんです。
基本的にはベビーカーに乗せて水族館を回り、混雑している人気のゾーンでは抱っこ紐で抱っこして見学するようにします。
抱っこ紐のほうが、ママ(パパ)と赤ちゃんの顔が近くなるので、指で生き物をさしたり「こっちを見てごらん」と誘導する時にも都合がよいです。
2.ランチは混雑時間を避ける
水族館の食事は、カフェテリアなどのセルフ式のレストランも多いため、赤ちゃんと席に座ってゆっくりと食事を待つことができない場合もあります。
セルフ式の場合、赤ちゃんを置いておくわけにもいかないので、夫婦で別に行動したり、赤ちゃんを抱っこして注文するなどの手間も発生します。
混雑していれば行列に並んで待つこともあるので、できれば混雑していない早い時間に済ませる方がゆっくり食事を楽しめます。
3.お湯で作るベビーフードが便利
全国各地に様々な水族館がありますが、八景島シーパラダイスなどの大型水族館であれば赤ちゃんに対応した食事を提供しているレストランも存在します。
しかし、基本的には離乳食に対応していない施設が多く、あったとしても赤ちゃんが気に入るかわからないので、赤ちゃんのお昼ご飯用にベビーフードを持っていくと良いでしょう。
ベビーフードは基本的にレンジが必要ですが、用意されていないことも多いので、お湯で作れるフリーズドライのベビーフードも念のため持っていきましょう。
ポットに入れたお湯を使えば暖かい離乳食を食べさせることができます。