目次
京都府にある京都第二赤十字病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
一度だけ、小学一年生になる上の子を妊婦健診に連れていったことがありました。
エコーを見る時に、上の子にも「一緒に赤ちゃん見る?」と声をかけてくれました。
そしていつもより丁寧に「これが頭で、心臓で、足で…」と時間の許す限りゆっくり見せてくれました。
そして「お姉ちゃんになるの楽しみだね。」と声をかけてくれたのです。
今まで「赤ちゃん楽しみだね」とはたくさんの人から言われていたのですが、初めて赤ちゃんのことではなく自分のことを言われて、娘はとても嬉しかったようです。
ちょっとした一言ですが、とても印象に残っています。
2.お産の体験
予定日より一週間前の朝、前駆陣痛があり「そろそろかな~」と漠然と思っていました。
もう数日のうちに…と思っていたのですが、その日の夕方ごろには本陣痛がきました。
しかし、痛みは強くなるものの、間隔が5分だったり20分だったりして安定せず、病院に連絡し一応入院になりました。
本格的に痛くなってきたのは夜9時を過ぎてからです。
上の子が翌日も学校があったので、夫と一緒に帰らせました。
今回は付き添いなしで私一人での出産となりました。
助産師さんもあまり部屋に入ってこなかったので、広いLDRの部屋に一人で陣痛に耐えるのはかなり心細かったです。ただひたすら時計とにらめっこをしていました。
夜中1時を過ぎると陣痛の間隔はほとんどなく、お産の準備が始まりました。
「あと少し」と自分に言い聞かせて呼吸に全神経を集中させていました。
2人目なのでいきめばすぐ出てくると思いましたが、大きめな子だったので意外に大変でした。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
産声を聞いた時は、「あぁやっと生まれたな」という気持ちと同時に「赤ちゃんって生まれたらすぐ泣くんだ」と驚きました。
一人目の出産の時になかなか泣かず背中を叩かれてやっと泣いたので、その時のことも思い返していました。
流産や死産を経験しての出産だったのでもっと感動するかと思っていましたが、意外に冷静でした。
4.入院中の体験
生まれた娘が私に似ていて、先生や助産師さんなど会う人ほとんどに「お母さんとそっくりね~」と言われ続けました。1日5回くらいは言われました。
入院中、私がスタッフルームの横でミルクを作っていたらちょうど上の子が入ってきました。
その時にスタッフの方が私に「お姉ちゃん来ましたよ~。あ!すみません。お姉ちゃんで合ってますよね?」と言い増した。
上の子の顔があまりに私や赤ちゃんとそっくりだったので、誰か確認しないまま言ってしまったそうです。
5.京都第二赤十字病院で産んで「よかったな!」と思う体験
総合病院なので、何かあっても対応してくれるだろうという安心感がありました。
助産師さんもみんな手慣れていて、安心して身を任せることができました。
また、産婦人科病棟は7階にあり、デイルームでは京都市内を一望できるので、景色もよく気分転換や休憩をするのに最適でした。
また、この病院は2年前に死産した病院でした。
なのでこの病院自体にいい思い出がなく、前を通る度に辛い気持ちになっていました。
今回、ここで無事に出産できたことで、いい思い出に塗り替えることができたこともよかったと思える一因です。
6.通院・入院中の「残念」な体験
看護師さんのほとんどが助産師の資格を持っているようで、みなさんそれぞれにプロ意識を持って仕事をしています。
もちろん安心はできるのですが、そのせいか母乳指導の時などは人によって指導がバラバラです。
「さっきはこう言われたんだけどな…」と思うことが何回がありました。
京都第二赤十字病院について
2018年4月に第2子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
一番の理由は過去に流産死産を経験していたので、何か急なことがあった時にすぐ対応できるよう総合病院を選びました。
また、車で20分程度の場所にあり、普段の健診ではバス一本で行けるというアクセスの良さから選びました。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
予約制なので、基本的にはあまり待たずにすみました。
早いときは5分くらい、平均するとだいたい10分程度の待ち時間でした。
ただ、急患などで30分以上待ったことが数回あります。
3.費用はどれくらいだった?
妊婦健診は特別な検査がなければ平均3000円くらいでした。
入院、分娩費用は10万円くらいでした。
分娩がLDRの特別室であったことと、入院から出産までが日付をまたいだことで少し高くなったと思います。
※一般的に費用は診療内容などによって一人一人異なります。
4.主治医の先生はどんな人?
若い男性の先生でした。
こちらが質問したことに対しても、きちんとエコーの写真や検査結果を見ながら分かりやすく説明してくれました。
若い男性の先生ということもあり、内診の時などは緊張してしまいましたが、とても丁寧に診ていただきました。
予定日より早く生まれ、病棟を歩いていたら「生まれたんですね。おめでとうございます!」と声をかけてくれました。
総合病院で担当患者がたくさんいるのに覚えていてくれたことが嬉しかっです。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
サバサバした感じの人でした。
私が「もういきみたい」と言うと、「そうだねー、じゃあもういきんでみようか~。お!いいね~」と少し軽いノリで言われました。
ずっとニコニコして物事に動じない助産師さんを見ていると、不思議と私も冷静になれました。
6.入院中の食事はどうだった?
総合病院なので、正直あまりおいしい食事ではありませんでした。
大きなお茶碗のご飯に、メインのおかず、野菜のおかずが一品ずつ、そして牛乳という感じです。
退院前日のお昼にお祝い膳が出ました。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(〇)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(×)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(〇)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(〇)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(×)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(×)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな育児指導された?
授乳指導で、おっぱいを深くまで咥えさせないとおっぱいが切れたりトラブルに繋がることを聞きました。
また乳輪との境目あたりを刺激することで母乳が作られるので、なるべく境目まで咥えさせることを教わりました。
10.新生児健診のタイミング
入院中にあまり体重が増えなかったので、特別に退院2週間後に体重測定だけ行きました。
通常は生後1ヶ月で新生児健診があります。