妊娠20週目の「母親の体」と「赤ちゃん」の様子について解説します。
母親の体の様子や、胎児の発達状況や大きさについて紹介するとともに、赤ちゃんとのコミュニケーション方法についても解説します。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/maternity-calendar-2258
妊娠20週とは?
妊娠20週目とは「妊娠140日から146日」までの期間のことを指します。
日数:140~146日
出産までの日数:あと140~134日(※「出産予定日」から起算)
妊娠20週目で、妊娠6か月目に入りました。
双子などの「多胎妊娠」であれば、産休まであと2か月もありません。
仕事中のママであれば、後任への引継ぎは順調に進んでいますか?
問題があれば、早めに上司や会社に相談しましょう。
母親の体の状態
妊娠20週はほとんどのママが胎動を感じます。しかし、個人差も・・・
「大人の頭」の大きさを超えるまでに子宮は拡大しました。
妊娠6ヵ月に入り胎動を感じているママもたくさんいることでしょう。
胎動を感じるかどうかは個人差があります。
遅い人であれば、7か月、8か月目になってようやく感じるという人もいるので、胎動がないからと言って心配する必要はありません。
もしかしたら気づいていないだけかもしれないので、胎動を感じやすい就寝前や入浴中に、お腹の赤ちゃんに意識を向けてみましょう。
赤ちゃんの状態
妊娠20週目は、身長が出生時の半分にまでなっている。
20週目の胎児の大きさは、身長が25cmを超え、体重が300g程度まで成長します。
体重は出生時と比べてまだ10分の1ほどですが、身長はすでに出生時の半分程度まで伸びています。
これから、ますます筋肉や骨が太くなり、皮下脂肪もついてくるので、体重も一気に増えていきます。
神経細胞がどんどん発達し、脳の機能も成熟を続けています。
この時期には記憶をつかさどる「海馬」がすでにできています。
ママの声や、好きな音楽をいっぱい聞かせて、素敵な胎内記憶を作ってあげましょう。
ママがやるべきこと―赤ちゃんとコミュニケーション―
ママのリラックスが一番のコミュニケーション
気の早いママ・パパであれば、子供の「英才教育」と称して「胎教」をはじめる時期になりますね。
一方で、仕事や家事に忙しくて、赤ちゃんと向き合う時間がなかなかとれないというママもいるのではないでしょうか?
特に第2子以降だと、上の子の子育てで、お腹の子の存在すら忘れてしまうなんてこともありますよね。
この時期の赤ちゃんは、子宮の外の音も聞くことができ、皮膚の感覚も発達しています。
なので、赤ちゃんはママとコミュニケーションを取りたがっているかもしれません。
短くてもいいので、ママ・パパともに赤ちゃんと向き合う時間をとりましょう。
このとき、ママがリラックスをして「幸せ」と感じる環境で向き合うとよいでしょう。
赤ちゃんとのコミュニケーションの方法としては、次のようなことができます。
パパにも赤ちゃんが生まれるという「自覚」を持ってもらうためにも、2人で一緒に話しかけるとさらにいいですね。
パパが赤ちゃんに語りかける時間は、ママにとっても幸せに感じる時間になるのではないでしょうか?
https://cawaiku.com/child/pregnancy/pregnancy-21week-3240
<参考書籍>
妊産婦のための食生活指針
母性看護学概論
母性看護学各論
家庭の医学大辞典
はじめての妊娠・出産百科
初めての妊娠・出産
はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック
マイマタニティダイアリー