目次
予約不要で、自動車さえあればいつでも楽しめる「飛行機見学ツアー」の実体験レポートをご紹介します。
成田周辺で飛行機を存分に見学できるコースとは?
東関東自動車道「富里IC」を降りて、国道296号で西へ
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場所:空の駅・風和里しばやま
やること:離陸する飛行機を見ながら昼食
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場所:航空科学博物館
やること:実物の飛行機に乗る
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場所:空の駅・さくらの山公園
やること:着陸する飛行機を見ながらおやつ
1.空の駅・風和里しばやま
成田空港の南側にある芝山町が運営する空の駅です。
地元産の野菜や自家製パンが買える直売所があり、地元食材をふんだんに使ったレストランFUWARIが大人気!
休日はレストランが混雑していて30分以上待つので、11時頃までには到着して順番待ちの受付を済ませましょう。
順番がきたら館内放送で教えてくれるので、その間は飛行機を見たり、直売所でお土産を買うなどしましょう。
また、廃線になった成田空港シャトルシステムの実物車両も敷地内に展示されていて、中に入ることもできるので子供達に大人気です。
2.航空科学博物館
「空の駅・風和里しばやま」から車で3分、成田空港の南側にある飛行機の展示をメインにした科学博物館です。
航空科学博物館は有料の施設で、ジェット旅客機の客室を再現した展示など迫力満点で、小さな子供でも楽しめます。
また、展望室もあって、エアコンの効いた快適な環境の中で成田空港の滑走路を見学できます。
航空科学博物館の外にも、使われなくなった飛行機の実物がたくさん展示されていて、こちらは無料で見学ができます。
住所:千葉県山武郡芝山町岩山111-3
電話:0479-78-0557
入場料:大人500円、4歳以上200円
駐車場:無料
公式サイト:http://www.aeromuseum.or.jp/
3.空の駅・さくらの山公園
さくらの山公園は成田空港の北側にあります。
航空科学博物館からは車で10分ほどです。
成田の桜の名所としても知られていて、迫力ある飛行機の離着陸を見ながら桜も楽しめるとあって、人気の観光スポットになっています。
公園には空の駅が併設されていて、お土産を買ったり、食事を楽しむことができます。
【体験記】2歳と4歳の子供を連れて飛行機の見学ツアーに行ってみた。
cawaiku編集部のスタッフが実際に子供を連れて飛行機見学ツアーをした時の体験レポートです。
1.風和里しばやまのレストランで40分待ち!
我が家の自宅からは羽田空港を離発着する飛行機がたくさん見えます。
2歳の息子は飛行機を見るたびに、指をさして「ひこーき!」と叫んでいたので、それならもっと近くで迫力のある飛行機を見せてあげようと思い立ちました。
まずは、最初の目的地である「空の駅・風和里しばやま」に向いました。
訳あって東関道の酒々井ICを降りて、国道296で「風和里しばやま」を目指します。
目的地に近づいてくると、離陸していく飛行機がどんどん大きくなって、車に乗っている子供たちも「ひこーき!おっきー!」ど大興奮です。
そして「風和里しばやま」の駐車場では敷地内にあるプロペラ飛行機がお出迎え。
頭の真上にも轟音を響かせながら巨大なジェット機が飛び立っていきます。
子供にとっては見るものすべてが新鮮で大喜びでした。
11時20分頃に到着したのですが、地元食材のビュッフェが食べられる「レストランFUWARI」は満席状態でした。
しかし、名前を書いておけば順番がきたら館内放送で知られてくれるので、並んで待つこともなく自由に過ごすことができました。
私たちの場合は40分待ちでした。
とりあえず直売所にいって野菜を買い、おいしそうなパン屋も入っているので、今日のおやつにと一人1個づつパンを購入しました。
「風和里しばやま」には成田空港第2ターミナルで使われていた無人で動くシャトルシステムの実物車両も展示されていました。
4歳の娘が「あの電車にのりたい!」と言うので車両の中を見学させてもらいました。
子供たちは車両の手すりにつかまって懸垂したりと、なぜかジャングルジムのようにして楽しく遊んでいました。
そうこうしているうちにあっと言う間に順番がきました。
大人は1800円とちょっとお高めですが、子供は3歳以上からで500円と良心的です。
とにかく野菜が新鮮で、味付けもシンプルでとても美味しかったです。
サラダにつけるドレッシングも豊富で、何度もお替りをして違う味を楽しみました。
食後のスイーツも果物、ケーキ、アイス、ゼリーが1種類ずつあって、満足度は非常に高かったです。
2.飛行機のコックピットを体験!
昼食を済ませると、再び車に乗り込んで「航空科学博物館」に行きました。
到着すると敷地内には数えきれないほどの実物の飛行機が展示されています。
車から降りると子供たちは大喜びで飛行機にむかって走っていきました。
どの飛行機もデザインが違うので見ているだけでも飽きませんが、一部の飛行機は座席に乗ることもできました。
博物館の館内にもフライトシミュレーターやゼロ戦など、座席に乗れる展示物がたくさんあって、子供たちはそれらを見つけるたびに乗り込んでは操縦かんを握って、見慣れないスイッチを押しまくっていました。
歴史的な飛行機のミニチュア模型やジブリ作品に出てくる架空の飛行機のミニチュア模型もガラスケースに展示されていて、大人でも思わず食い入るように観てしまいました。
すごく面白いのですが、日曜日だというのにかなり空いていました。
成田周辺で飛行機を見学するのであれば絶対に行くべき場所だと思います。
展望室で成田空港の広い滑走路から離陸する飛行機を見学した後は、屋外にある飛行機を模した100円キディライドに乗って、子供たちは博物館を満喫しました。
3.さくらの山の迫力はやっぱりすごい
ツアーの最後は「さくらの山」で飛行機の着陸を見ます。
「さくらの山」は空港の北側にあるため、今度は飛行機が着陸する様子をまぢかで見ることができます。
「さくらの山」に車で到着しますが、駐車場は満杯状態です。
今回のツアーの中では一番有名な観光スポットなので、最も混んでいました。
「さくらの山」からかなり遠い場所になんとか駐車し、まずは「空の駅・さくら館」の中でおやつタイムです。
午前中に買ったパンですが、メロンパンもイチゴパンも甘いジャムが中に入っていてとても美味しかったです。
いよいよ「さくらの山」に登ります。
「山」と言っても実際には小高い丘ですので、小さな子供でも歩いて登れます。
登った先には望遠カメラをもった見物客でいっぱいでしたが、滑走路に一番近い場所で飛行機を見ることができました。
「さくらの山」は「空の駅・風和里しばやま」や「航空科学博物館」よりも滑走路に近い場所にあるため、一番の迫力です。
大きな飛行機がぶつかってきそうなくらい近づいてくるので、子供も「すごい、すごい」と大騒ぎでした。
降りてくる飛行機を何機見ても飽きないので、結局10機以上は見ていました。
帰るときも子供たちは名残惜しそうに、後ろを振り向いて飛行機を見送っていました。