目次
東京都にある東京大学医学部附属病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
私は妊娠中期から子宮頚管が短く、後期に近づくにつれてさらに短くなっていきました。
そのため妊婦検診は「今回の子宮頚管長はどれくらいになっているんだろう…。赤ちゃんは無事なんだろうか」と毎回不安ばかりで憂鬱でした。
そして毎回エコーを確認してもはっきり顔を見せてくれることはなく、正直妊婦検診で嬉しいことなんかありませんでした。
そんなとき妊娠後期の妊婦検診で先生が時間をかけて顔がはっきり見えるまで4Dエコーを頑張ってくれて、初めて赤ちゃんの顔を見ることができたとき「無事に育ってくれているんだ~」と嬉しくてすごく安心したことを覚えています。
その時はまだ32週だったんですが、先生から「ここの病院なら万が一もう産まれてきても対応することができるから安心してね」と声をかけてくれて、不安ばかり抱えず何かあったら病院にお任せしようと少し気が楽になったのを覚えています。
2.お産の体験
夕方にお腹が痛い感覚がありましたが、間隔を計ってみても不定期だったため前駆陣痛だと思って気にしないでいると夜の20時頃から我慢できるぐらいのお腹の痛みがあり、その時点で間隔を計ってみると7分間隔になっていました。
そこで病院に行き、子宮口を計ってもらうと5cmになっており、助産師さんからは明日の午前中までには産まれそうと言われました。
そのまま陣痛室に入院となり、夜の10時の時点で陣痛の間隔は3分以内となり、子宮口もだんだん開いていき、深夜0時過ぎの時点で子宮口が7cmまで開きました。
その後も順調に子宮口が開いてくれて、深夜2時前に分娩室に移動し、そのあと少ししたら子宮口が全開になりました。
やっと息んで良いと助産師さんに言ってもらえたため、これでもかと息んだところ、赤ちゃんの頭がピンポン玉くらい見えているところから一気にドゥルンと産まれてきました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
赤ちゃんが出てきた瞬間思ったのは「あ、出た!」でした。
急にお腹がスッキリする感覚があり、それにまずビックリしたのを覚えています。
その後、赤ちゃんがすぐに泣かなかったためすごく不安になった瞬間に泣き声が聞こえ始めて、そこで初めて「あ~泣いてる。生きてる。良かったぁ~」とホっとしたのを覚えています。
そして立ち会ってくれた主人がちょっと泣いているのを見て「産んでよかったな」と思いました。
4.入院中の体験
基本的に母子同室のため、出産後2日目から3時間おきの授乳が開始されました。
つらいときは預かってくれますが退院前2日間は極力一緒にいるようにとのことでした。
会陰切開をしていたため、イスに座るのがつらい中で授乳をするのが本当に辛かったです。
そして授乳についてもなかなかうまくおっぱいが飲めないからか、赤ちゃんが体を沿って泣きわめいてしまう事が多く、退院してから大丈夫だろうかと不安にずっと感じていました。
そんな中、搾乳や乳頭保護器など母乳を上げる方法はいくらでもあることを助産師さんが教えてくれて、気が楽になったのを覚えています。
5.東京大学医学部附属病院で産んで「よかったな!」と思う体験
早産に対応できる総合病院だったため、何かあっても赤ちゃんを助けてくれるという安心感が一番でした。
私は34週未満の出産対応ができない病院からの搬送で転院してきましたが、やはり対応できない病院は先生の顔が検診のたび不安そうでした。
かけてくる言葉も「もう少し子宮頚管長が短くなるともう対応できないかも…」と不安になるようなことばかりで、それに比べて東大医学部附属病院の先生たちは「正期産になるまでお腹にいてくれることが一番だけど、万が一産まれてもうちは大丈夫だから」と声をかけてくれたり、対応できるからか不安になるような言葉はあまり言われず余裕のあるような先生がほとんどでした。
それが私にとって嬉しかったです。
6.通院・入院中の「残念」な体験
仕方のないことですが、妊娠糖尿病だったため食事管理等が必要だったのですが、産科と糖代謝内科の先生のアドバイスが違い、どちらの言っていることを守ったらいいのかわからなくて困りました。
主治医の先生もいないので誰にどう相談してよいかわからず困りました。
東京大学医学部附属病院について
2019年3月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
子宮頚管無力症で34週以前の出産に対応しているため、別の病院から搬送されました。
早産に対応した周産期医療センターのため、何かあっても対応してくれるという安心感から選びました。
また、妊娠糖尿病を発症したため、糖代謝内科と連携して対応してくれる病院なので選びました。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
朝一番の予約であればあまり待ち時間はありませんが、10時以降になると曜日や時間帯に関わらず混んでおり、平均1時間近く待っていました。
3.費用はどれくらいだった?
妊婦検診は1回につき平均3,000円くらいでした。
入院・分娩費用は自分がハイリスク妊婦だったため、ハイリスク加算と深夜加算を入れて45万円くらいでした。
※一般的に費用は診療内容などによって一人一人異なります。
4.主治医の先生はどんな人?
こちらの病院では主治医制度がなく、同じ曜日に検診に行っても毎回先生が変わりました。
やはり先生によって3Dエコーや4Dエコーを見せてくれる先生と「今日は顔がよく見えないですね~」の一言で2Dエコーのみで終わらせる先生がいます。
顔が見づらいときでもチャレンジしてくれる先生は超音波検査の時も丁寧で痛みが少なく、後期の内診も丁寧でした。
やはり事務的(作業的)な先生は同じ検査でも痛みを感じるときがあったので、当たりはずれがある印象です。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
陣痛室にいるときから呼吸法について「上手だよ」「すごくスムーズに進んでいるよ」と声をかけてくれて安心できました。
そして何よりもいつになったら産まれるかわからないなかで、「次30分後に子宮口の開きを確認するからね」「次は1時間後に子宮口の開きをみてスムーズに進めていたら分娩室に移動するよ」と行ってくれたため「その時間までとりあえず頑張ろう」と思える小さな目標をくれたのがとても救いでした。
6.入院中の食事はどうだった?
総合病院のため、お祝い膳以外は普通の病院食です。
特に私が妊娠糖尿病だったため、1800kcal制限食になっていたからかもしれません。
ただお祝い膳は、洋食(ロールパン・サラダ・ローストビーフ・コーンスープ・ケーキ・フルーツ)、和食(お赤飯・煮魚・サラダ・お吸い物・ケーキ・フルーツ)が選べてすごく豪華でした。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(〇)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(〇)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(〇)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(〇)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(×)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(×)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな育児指導された?
授乳指導では赤ちゃんの舌が下にさがっているタイミングで乳首を咥えさせるなどの指導がありました。
10.退院後に助産師さんに相談したこと
座る位置や高さに問題があるのか、乳首が咥えづらいのか、母乳を赤ちゃんがすごく嫌がるので母乳外来で相談をしました。
赤ちゃんの体重を計り「順調に増えているから悩みすぎなくて大丈夫」と声をかけてくれました。
11.新生児健診のタイミング
生後1か月