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赤ちゃんの沐浴はいつまで続けることができるのか解説します。
沐浴を卒業してお風呂に一緒に入れる3つの一般的なタイミングをご紹介します。
沐浴はいつまで?
1.生後1か月までは必ず沐浴
最短でも生後1か月までは抵抗力の弱い新生児を感染症から守るために大人と一緒にお風呂に入ることはできません。
少なくとも生後1か月を過ぎるまではベビーバス(沐浴桶)を使って沐浴をしましょう。
そして生後1か月の時に小児科で1か月検診があります。
この時、赤ちゃんの健康状態を医師が確認してくれますので、「お風呂に入れてもいいですか?」と聞いてみましょう。
医師のお墨付きがあれば、安心して赤ちゃんとお風呂に入ることができます。
先生に聞きづらい場合には、出産した産院などで助産師さんに「いつまで沐浴すればいいか?」と尋ねてみても良いでしょう。
何か健康上の問題がなければ生後1か月以降は入浴ができますので、このタイミングで沐浴を卒業して構いません。
2.赤ちゃんが重いと感じたらお風呂にする
生後1か月を過ぎたら、すぐに沐浴を卒業してお風呂に入れないといけないという決まりはありません。
その後も沐浴を続けてしまう家庭も多くあります。
やはり、生後1か月にもなると沐浴に慣れてしまい、体を洗う、着替えをさせるなどの一連の作業をテキパキこなせるようになっています。
「せっかく上手になってきた沐浴からお風呂に切り替えるのはなんとなく気が進まない」と思う人も多いことでしょう。
しかし、いずれかのタイミングで沐浴は卒業させる必要があります。
そのきっかけの1つが、赤ちゃんの重さです。
生後間もない時期は、赤ちゃんが最も早いスピードで大きくなっていく時期でもあります。
生後3か月にもなると体重は生まれた時の2倍になります。
沐浴は多少なりとも前傾して行う必要があるためママやパパにとっては腰の負担になります。
赤ちゃんの体重にもよりますが、生後2か月を過ぎたあたりから、重たいと感じるようになってきます。
思わぬ事故が起きないとも限りませんので、重いと感じるようになったら、早めに沐浴を卒業してお風呂に切り替えましょう。
3.生後4か月以降はベビーバスが使えない
前述したように、赤ちゃんは驚くような速さでぐんぐんと成長します。
生まれたばかりころは大きいと感じていたベビーバスも3~4か月もすると窮屈に感じるようになります。
実は、市販されているベビーバスのほとんどは適用年齢が生後3か月までとなっています。
特に台所のシンクにも置けるようなコンパクトなサイズであれば、生後3か月頃なると、お湯を満タンに入れても赤ちゃんの肩が水面から出てしまうような状況になります。
どんなに遅くとも、ベビーバスが使えなくなる生後4か月以降はお風呂に入れるようにしましょう。
初めて赤ちゃんとお風呂に入るなら
初めて赤ちゃんとお風呂に入るときの注意点をご紹介します。
1.温度は40℃を目安に
初めて赤ちゃんとお風呂に入る時は、ママやパパはもちろん赤ちゃんもお風呂に慣れていません。
そのため、できるだけ沐浴と同じような環境でお風呂に入れてあげると良いでしょう。
まずは、湯船の温度を沐浴と同じ38~40℃に設定します。
大人にとっては温いと感じる水温です。
そして浴室も室温と同じ程度(25℃くらい)に温めておきます。
浴室暖房がない家庭の場合は洗い場にお湯をかけ流すことで温めることができます。
2.入浴時間は10分程度から
最初のうちの入浴時間は体を洗うことも含めて10分程度を目安とします。
イメージとしては3分くらい湯船に使って、5分くらいで全身を洗い、最初と最後に掛け湯をするといった具合です。
わずか10分なので親自身の体を洗う時間はないでしょう。
そこで、赤ちゃんとお風呂に入る前か後に1人で入って体を洗うようにすると良いでしょう。
3.寝かせて洗うのが楽
お風呂で赤ちゃんの体を洗う方法としては、ママ・パパがあぐらの姿勢になり膝の上に赤ちゃんを乗せて行う方法があります。
慣れれば難しくはないのですが、赤ちゃんも親も石鹸だらけになって滑りやすいので注意は必要です。
より安全な方法としてはバスマットを敷いて、赤ちゃんを寝かせた状態で体を洗うことです。
オムツや服の着替えをするようなイメージで、赤ちゃんの両足を上げたり、体を左右に浮かして、全身を洗うことができます。