目次
沐浴からお風呂に入り始める生後1か月の赤ちゃんの入浴のさせ方を解説します。
基本を抑えて赤ちゃんとのバスタイムを楽しみましょう。
沐浴からお風呂にするタイミング
1.生後1か月を過ぎたらOK
生後0か月の新生児をベビーバスで沐浴をさせる理由は、大人と一緒の入浴では細菌などによる感染症にかかる可能性があるためです。
正期産(妊娠37週以降)でかつ2500g以上で生まれた標準的な赤ちゃんであれば、生後1か月以降から大人と一緒にお風呂に入ることができますが、念のため生後1か月の新生児検診で医師や助産師に自分の赤ちゃんをお風呂に入れてもよいか確認すると安心です。
2.生後2か月頃までは沐浴でも構わない
生後1か月を過ぎたら必ずお風呂に入れなければならないということではなく、生後2か月頃までベビーバスで沐浴をさせても構いません。
特にパパが遅い時間に帰宅するなどで入浴の協力が得られない場合、1人で赤ちゃんとお風呂に入るのは心理的なハードルが高いものです。
ベビーバスの種類にもよりますが、多くの商品は生後3か月頃まで使用可能です。
生後3か月頃になると赤ちゃんの体が大きくなってベビーバスが狭くなってきますので、だいたい生後3か月目を目安に遅くてもお風呂に入れるようにします。
赤ちゃんとお風呂に入る時間
1.いつも同じ時間帯に入れる
赤ちゃんをお風呂に入れる時間帯に特に決まりはありませんが、生活リズムを一定にするためにできるだけ毎日、同じような時間帯に入れるようにしましょう。
生後1か月頃だと、授乳と睡眠の繰り返しだけなので生活リズムと言ってもピンとこないかもしれませんが、生後3か月頃になると昼と夜の区別がわかるようになって日中に起きている時間が長くなってきます。
冬は日が沈むと脱衣所が寒くなりますので、年間を通して夕方の早めの時間帯に入れるのがおすすめです。
暑い夏は汗をかくなどして赤ちゃんの体が汚れやすいので朝・夕2回入れても良いでしょう。
2.最初は短い時間で入浴する
お風呂に慣れていない赤ちゃんにとっては、入浴も体力を使うので、最初はできるだけ短い時間で済ませるようにします。
時間としては沐浴の時とほぼ同じような入浴時間で始め、慣れてきたら赤ちゃんの様子を見つつ徐々に長くしていきます。
体の容積が小さい赤ちゃんは湯船で体が温まりやすく、のぼせやすいため、体が温まったと思ったら長風呂は避けて、手早く済ますのが基本です。
入浴時間よりもお風呂から出た後に体を冷やさないようにすることが肝心です。
赤ちゃんは気温に影響されて体温が下がりやすいためです。
赤ちゃんが入るお風呂の温度
1.沐浴と同じ38~40℃
ママ・パパが熱いお風呂が好きだからと言って生後1か月の赤ちゃんをいきなり熱いお湯の中に入れるのは好ましくありません。
赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄いのですから必要以上に高い温度のお湯に入れるべきではありません。
大人には物足りないかもしれませんが、沐浴の時と同じく38~40℃のお湯で入浴するようにしましょう。
2.シャワーも一緒
シャワーについても湯船と同じく38~40℃に設定して使うようにしましょう。
特に冬はお風呂場が寒くなって、ついつい熱いシャワーを使いたくなります。
事前にシャワーのお湯でお風呂場全体を温めておくと、体を洗っているときに赤ちゃんの体温が下がりずらくなるので、適温のシャワーが使いやすくなります。
赤ちゃんを1人でお風呂にいれる方法
パパ・ママのどちらか一方が不在の時に、一人でお風呂に入れる方法を紹介します。
いくつかありますので、自分に合ったものを試してみてください。
1.お部屋で待っててもらう方法
赤ちゃんが寝入った後すぐにママだけが先にお風呂に入って素早く体や髪を洗い流します。
そして、赤ちゃん起きたらお風呂に一緒に入って赤ちゃんの体を洗い流すという方法です。
目の届かないところに赤ちゃんを一人で寝かせるのが心配な場合は、ベビーモニターを設置するとよいでしょう。
脱衣所にモニターを置いて、赤ちゃんの様子を画面でチラチラ見ながらお風呂に入ると安心です。
ベビーモニターは意外と安く5000円前後から購入できます。家事などでずっと赤ちゃんのそばにいてあげられない時にも便利です。
2.脱衣所で待っててもらう方法
脱衣所にバスタオルなどを使って簡易的なベッドを作り、赤ちゃんをそこに寝かせて、ママの入浴が終わるのを待っていてもらう方法です。
お風呂の扉を少し開けておいて、赤ちゃんの様子が常に見れるようにしておきます。
赤ちゃんが起きているときも、ママの声が聞こえるので安心です。
おそらく最も多くのママがやっている方法ではないでしょうか。
3.お風呂場で待っててもらう方法
お風呂場の中で赤ちゃん用のバスチェアに座って待ってもらう方法もあります。
赤ちゃん用のバスチェアは首の座ってない赤ちゃんでも座れるように背もたれがついています。
座るだけでなく、そのまま体を洗うこともできて便利です。
湯船に一緒に入って、ママが洗っているいる間、赤ちゃんはバスチェアで待ってもらいます。
ただし、この方法では赤ちゃんが裸のまま待つことになり、体が冷えやすいという欠点があります。
そのため、お風呂場をしっかり温めたうえで、時々シャワーを赤ちゃんにお湯をかけてあげて、体が冷えないようにしてあげましょう。
なお、洗う順番はママが先でも、赤ちゃんが先でも構いません。