目次
赤ちゃんのスキンケアに欠かせないベビーオイルやベビーローションは、生後いつから使い始めて、いつまで使ってあげたらよいのでしょうか?
ベビーオイル・ベビーローションを使ったスキンケアの基礎知識をご紹介します。
ベビーオイル・ベビーローションはいつから使う?
1.ベビーオイル・ベビーローションを使う目的とは?
沐浴後などにベビーオイルやベビーローションを使ってスキンケアを行う目的は「保湿」です。
なぜ、「保湿」が必要かと言えば、乳児期の皮膚トラブルは食物アレルギーに繋がる可能性があることが最近になって分かってきたからです。
食物とは口から食べてお腹で吸収することで栄養となりますが、口で食べる経験よりも前に「かぶれ」や「湿疹」などの肌荒れした部分から食物を吸収してしまうと、体から「異物」とみなされてしまい、次に口からその食物を食べた時に「異物」としてアレルギー反応が起きてしまうと言われています。
そのため離乳食が始まる前の乳児期は特に気を付けてスキンケアをする必要があるのです。
皮膚が乾燥してしまうと外部の刺激によって傷つきやすくなり、肌荒れの原因になるため保湿がとても大切です。
ただし、ベビーオイルやベビーローションそのものが赤ちゃんの皮膚トラブルを起こす可能性もゼロではないため、もしも使い始めて発赤や湿疹などが顕れた場合には、ただちに使用を中止して、医療機関を受診して使用するかどうかについて相談しましょう。
2.産まれてすぐに使い始めることができる
ベビーオイルやベビーローションは、産まれてすぐに使うことができます。
ママのお腹から出てきたばかりの新生児は皮膚のバリア機能も未熟であるため、外部からの刺激に弱く、湿疹などの皮膚トラブルにもなりやすいと言われています。
そのため、沐浴で汗を流して体を拭いた時には、本来、外部の刺激を防いでくれて保湿にも役立っている必要な皮脂も流れてしまうため、ベビーオイルやベビーローションを塗って保湿しバリアを高める必要があります。
産科で入院している時に沐浴の講習がある場合には、その際に、ベビーオイルを使った保湿やベビーマッサージなども看護師さんから教わると思います。
ベビーオイル・ベビーローションはいつまで使えばいい?
1.基本はずっと使い続ける
基本的に石鹸を使って体を洗った後は年齢や季節などに関係なく保湿ケアをしたほうが良いでしょう。
ベビーオイル・ベビーローションは大人ももちろん使用することができる商品ですので、ずっと使い続けることができます。
2.季節によってスキンケア用品を変更する
ただし、年齢や生活環境、気候などによって皮膚の状態は変化しますので、その都度、ベビーオイルやベビーローションに限らずスキンケア用品を見直してくことはありえます。
例えば、乾燥の厳しい真冬であれば、ベビーオイルやベビーローションでは保湿力が弱くてかさついてしまっていると感じれば、より保湿効果の高いクリームなどを使うのもひとつの方法です。
反対に夏は高温多湿の気候であるため、保湿剤を使うこと自体が皮膚トラブルにつながることもあります。
しかし、だからと言って夏は保湿剤を使う必要がないかと言えば、決してそんなことはありません。
夏は強い紫外線を浴びるため肌が傷つきやすく、汗もたくさんかくため汗による皮膚の刺激もあります。
さらに、エアコンを使うのでクーラーによる肌の乾燥も気を付けなければなりません。
夏は特に汗疹が多くなる季節ですので、保湿もできて汗疹の予防にもなるような薬用のスキンケア用品を使うのもひとつの方法です。
もちろん皮膚の状態には個人差があるためご紹介した方法が肌に合うとは限りませんので、色々と試してみて赤ちゃんに合ったスキンケアをしてあげるようにしましょう。