目次
赤ちゃんの沐浴に使われる「沐浴剤」の必要性について解説します。
また、沐浴剤はいつまで使えば良いのかという点についても解説します。
沐浴剤の使用を検討しているママ・パパは参考にしてみてください。
沐浴剤は必要か?
1.あくまで便利アイテムに過ぎない
結論から言えば、赤ちゃんの沐浴には必ずしも沐浴剤は必要ありません。
むしろ沐浴剤を入れずに、普通のお湯で沐浴させている家庭のほうが多いはずです。
普通のお湯で沐浴する場合は、お湯で赤ちゃんの体を温めた後に、石鹸を使って全身を洗い、きれいなお湯で石鹸を洗い流します。
そして沐浴後はローションやワセリンなどを使ってデリケートな赤ちゃんの皮膚を保湿をします。
これに対して、沐浴剤を使う場合には、ベビーバスに沐浴剤を入れて、そのままガーゼで体を洗うだけで、沐浴が完了します。
綺麗なお湯で洗い流す必要もありませんし、沐浴後にローションなどの保湿剤を塗る必要もありません。
つまり、沐浴剤1つで「洗う」ことと「保湿」することが同時にできてしまうため、普通のお湯で沐浴するよりも作業手順が大幅に少なくなるというメリットがあるのです。
「時短」で沐浴ができるため、忙しいママ・パパの助けにもなると思いますし、通常の沐浴よりも簡単なので、まだ沐浴に慣れていない新米ママ・パパでも比較的簡単に行えます。
2.必要なら産後に購入すればいい
第1子に続いて、第2子(第3子)でも沐浴剤を使うというご家庭あれば、妊娠中に沐浴剤を買っておいたほうが、産後に買いに行く手間がないので良いでしょう。
しかし、初めての赤ちゃんの場合は「石鹸で洗うべきか?沐浴剤で洗うべきか?」を決めるのは難しいと思います。
産科で出産するとそのまま4~5日入院することになりますが、多くの産科では入院中に「沐浴指導」が行われます。
石鹸を使う産院が多いとは思いますが、中には沐浴剤を使う産院もあります。
まずは産院のやり方で沐浴を実践してみて、同じやり方で無理なくできそうだと思えば、自宅も同じように沐浴をすると良いでしょう。
しかし、石鹸での沐浴が思ったよりも難しかったり、時間がかかりそうだと感じるようであれば、沐浴剤を購入して試しに一度使ってみると良いでしょう。
沐浴剤のほうがママ・パパ自身にも赤ちゃんにも合っているなと感じることができたら、そのまま沐浴剤での沐浴を続けます。
沐浴剤はいつまで使う?
1.基本は産後1か月間
沐浴剤は「スキナベーブ」や「ピジョン沐浴料」が代表的です。
基本的にどの商品であっても、ベビーバスを使って沐浴をしている時期だけ使います。
生後1か月を過ぎた特に問題のない赤ちゃんであれば、家族と一緒にお風呂に入ることができます。
つまり沐浴剤は産まれて最初の1か月だけ使うということになります。
「スキナベーブ」と「ピジョン沐浴料」には小サイズと大サイズがありますが、退院後1か月だけ使うのであれば「小サイズ」で間に合います。
2.その後も沐浴を続けるなら生後3か月まで
一方で、「沐浴のほうが楽」「お風呂は慣れないので怖い」などの理由で、生後1か月を過ぎても沐浴を続ける赤ちゃんもいるでしょう。
その場合は、だいたい生後3か月まで沐浴剤を使うのがひとつの目安です。
というのはベビーバスの使用可能月齢は多くの商品で生後3か月までとなっているからです。
赤ちゃんが大きくなってしまうため、物理的にベビーバスで沐浴をすることが難しくなります。
お風呂に入り始めたら沐浴剤は卒業となります。
3.お風呂で使うこともできるけれど・・・
沐浴からお風呂での入浴に移行した後も、「赤ちゃんに合っている」「香りが好き」などの理由で沐浴剤を使っている家庭はあります。
沐浴剤には保湿効果もあるため、体をお湯で洗い流されなければ、お風呂上りに保湿剤を塗る手間も省けます。
ただし、お風呂で沐浴剤を使う場合には、浴槽が滑りやすくなるというデメリットがあることに注意が必要です。
そのため沐浴剤にこだわらず、浴槽が滑りやすくならない「入浴剤」を使うことも検討してみてはいかがでしょうか。
ドラッグストアに行くと赤ちゃん用の入浴剤も多数売られています。