目次
埼玉県にある草加市立病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
3Dエコーで、赤ちゃんの顔が見えた時です。
妊娠6か月で初めて顔が見えたのですが、目が大きく鼻も丸くて主人そっくりで、今までぼやーっとしていた赤ちゃんのイメージが一気に膨らんだのを覚えています。
お腹の中でずっとそばにいてくれていたけれど、顔を見て初めて「やっと会えた」と思いました。
もっともっと愛おしくなりました。
顔は見えたけれど、健診に行くたびに「男の子だ」「やっぱり女の子かも」となかなかどちらかはっきりせず、早く知りたくてうずうずしてました。
2.お産の体験
33週最後の日、いつもよりお腹が痛く、「これが前駆陣痛か…」なんて思っていたらだんだん「波」のようなものが現れ始めました。
その間隔がだんだん短くなり、「でもまだ33週だしまさか…」などと朦朧とする意識の中で考えていましたが、帰宅した主人に促され病院に連絡してみました。
症状を話すと、入院の準備をして今すぐ病院に来るように言われました。
病棟に入ると、1人の先生と3人の助産師さんから「なんで早く来なかったの!」と怒られてしまいました。
今産まれてしまうと、赤ちゃんは保育器に入らなければならないと知り、取り返しのつかないことをしてしまったと愕然としました。
陣痛室に移り、史上最痛の記録はどんどん更新されながら、陣痛に悶え苦しみました。
痛いし吐き気がするし暑いし寒いし、涙が勝手に出てきました。
6時間ほど過ぎ、ようやく赤ちゃんが出てこようとする感じがしてきました。
何回かいきむと破水し、そのまま分娩室へ。
準備ができるとすぐにつるんと出てきてくれました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
赤ちゃんは泣き声をあげなかったのです。
赤ちゃんを目覚めさせようとする助産師さんたちの背中を、私は半分起き上がって見ていました。
裂傷を縫合してもらっている最中でしたが、赤ちゃんが死んでしまったらどうしよう、と今まで知らなかった気持ちになりました。
助産師さんたちの懸命の処置のおかげで、赤ちゃんは声をあげてくれました。
近くで見せてもらうと、想像していたより不細工で、とても愛おしい姿でした。
低体重のため、すぐに保育器に入れられ、連れていかれてしまいました。
4.入院中の体験
私は早産してしまったため、赤ちゃんは未熟児室に入院となりました。
ほかのお母さんたちは寝不足になりながら、ボロボロの体で愛おしい我が子を抱きしめているのを横目に、私は1日2回の面会時間に小児科まで絞った母乳を持って赤ちゃんに会いに行きました。
面会時間が終わるまで、透明のケースの丸い穴から手を入れて可愛い赤ちゃんに触れていました。
鼻に管を入れられ、小さな手に点滴の針、胸やお腹にモニターを付けられた赤ちゃんは痛々しく、ずっと涙が止まりませんでした。
入院6日目、私は赤ちゃんを残して退院しました。
いきなりすっきりしたお腹に違和感を覚え、赤ちゃんがずっと一緒にいてくれたことは、もしかしたら全部夢だったのかもとさえ思ってしまいました。
5.草加市立病院で産んで「よかったな!」と思う体験
総合病院なので、万が一の事態に対応してもらえたことです。
もし小さな産院だったら、低体重で生まれてしまった息子と離れ離れに入院ということになってしまう可能性もあったからです。
私にまさかの事態が起きた時でもすぐに連携してもらえるという安心感もありました。
6.通院・入院中の「残念」な体験
深夜の時間帯だったので、当直で担当してくださったのが別の病院の先生で、ちょっと冷たい感じで事務的な対応だったことです。
命に関わることではないですが、ナイーブになっていたせいか少しだけ寂しく感じました。
草加市立病院について
2017年3月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
実家から近くて、費用が安く、設備が新しくてきれいなため選びました。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
待合室のベンチには空きがないほど人が座っていましたが、長くても1時間くらいで案内してもらいました。
3.費用はどれくらい?
妊婦健診は市の補助があり大体700円負担で、検査があるときは3000円ほどでした。
入院・分娩は5万円ほど負担しました。
4.主治医の先生はどんな人?
男性の先生でした。
説明も足りず、滑舌が悪すぎて何を言っているかわからないし、独り言なのかこちらに問いかけているのかもわからず、それで聞き返したりするとちょっとキレ気味だったり、別の先生にしてほしいなぁ…と思っていました。
最後に診てくださった先生はゆっくりわかりやすく説明してくださる方でした。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
陣痛の痛みに取り乱す私をうまく扱ってくれました。
話を聞いてくれて、ちょっと厳しくて、「痛いよ」って言うと黙って腰をさすってくれて、お母さんに抱きしめてもらったことを思い出してしまい、また泣きそうになってしまいました。
6.入院中の食事はどうだった?
学校の給食を思い出しました。
私には量が足りなくて手が震えちゃいました。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(×)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(〇)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(〇)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな母乳指導された?
お母さんは無理のない楽な姿勢で、赤ちゃんがあひる口になるように乳首を咥えさせるように言われました。
左右のおっぱいを均等にあげること、おっぱいの張っている場所によって赤ちゃんの姿勢も変えると良いことを教えてもらいました。
10.新生児健診のタイミング
退院2週間後