目次
長野県にある長野県立こども病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
エコー診察で子どもの動く様子を見せてもらった時は感動しました。
羊水を飲んだり吐いたりする姿、手をグーパーする姿、シャックリしているところなど元気に動き回っている姿が見られるのは、先生から診察結果を聞かされるより何倍も安心します。
また、足を動かしている時に胎動を感じると、当たり前なんですが自分のお腹の中で子どもが生きているという実感を得ることもできました。
25週という小ささでも心臓の動きを細かく診察できる機械もあり、心臓の各部屋の様子や血液の流れる様子も確認できたのは貴重な体験でした。
2.お産の体験
昼食後の急な発熱によりお腹の張りが強くなってきてしまったため、張りを緩和する薬の投与をしました。
しかし、次第にお腹の張りとともに腰の痛みを感じるようになってきました。
薬の投与は続きましたが、腰からお腹の痛みに変わって行き22時辺りから肛門も押されるような感覚になりました。
診察したところ子宮口が開き始めており、また発熱により子宮の中に細菌が入っている場合は、胎児に感染の危険があるということで分娩室に入りました。
26週の胎児は、もちろん母親のお腹の中にいた方が安全ですが、子宮に問題が生じた為、出産して早産児として治療した方が安全と判断されたようです。
午前3時頃分娩室に入りましたが、胎児が小さかった為3~4回ほど力んで約20分後には出産となりました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
1000グラムほどだったのですぐにNICUへ移されてしまいましたが、モニターから心臓の音が聞こえてきたときはとても安心しました。
4.入院中の体験
同じ日に出産したお母さんと同室でした。
その方は1人目を産んだ時に早産だったそうですが、その子は今順調に成長していることや、早産児特有の成長の仕方などを話してくださったのでその後の子育ての参考になっています。
授乳室で1人搾乳をしていると不安になってしまいますが、看護師さんが様子を見に来て声を掛けてくれたので変に落ち込むこともありませんでした。
また、入院中は私と同じ状況のお母さんが何人もいらっしゃったので、積極的に会話はしませんでしたが、1人じゃないと勇気づけられました。
5.長野県立こども病院で産んで「よかったな!」と思う体験
26週で産まれた子どもを助けてもらえるのはこの病院しかなかったと思います。
私自身についても、主治医の先生と看護師さんに体と特に気持ちの面で支えていただきました。
生まれた子どもは、心臓、呼吸を中心にすべての面でサポートしていただけたので今は何の問題もなくゆっくり成長しています。
6.通院・入院中の「残念」な体験
病院への不満ではありませんが、出来れば普通の産婦人科できちんと予定日に出産したかったです。
子どもは入院していても私は問題ないので家に帰されますから面会という形でないと子どもに会えず、毎日行ける訳でも無いので退院するまでの3ヶ月間は寂しさとの戦いでした。
長野県立こども病院について
2017年4月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
実家から近い病院で、切迫早産で入院をして妊娠7ヶ月での出産となり、早産児でも治療可能な技術のある病院だったからです。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
妊娠状況に不安や問題がある妊婦さんが多い病院であるため常に混んでいますが、予約した時間からそれほど大きく待たされることはありませんでした。
3.費用はどれくらい?
切迫早産により2週間の入院の後出産となった為、入院費用30万円、分娩費用10万円くらいでした。
4.主治医の先生はどんな人?
若い先生でしたが、切迫早産に対する治療、使う薬、考えられる危険性とそれに対する対処法など、入院した当日に全て説明してくださったので安心感を得ることが出来ました。
また、“もし早産になってしまっても、子どもを安全に受け止める技術も準備もあります”と言っていただけたので入院の不安感から解放されました。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
妊娠26週の状況だったため、出産についてのセミナーなど何も受けていませんでしたが、呼吸の仕方から力むときに目をつむってはいけないことまで、その場でずっと声を掛けて教えてくれました。
また、出産後、母体が母乳を出す準備ができていなかったため、搾乳機で刺激をする方法やマッサージの方法を教えてくださいました。
「焦らずに」と言っていただけたので、気が楽になりました。
6.入院中の食事はどうだった?
栄養バランスのいい食事でおいしかったです。
午後のおやつもとても楽しみでした。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(〇)4Dエコーあり
(×)母親学級あり
(×)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(×)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(〇)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(×)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(×)おむつ替え指導
(×)沐浴指導
(×)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※出生週数によっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな母乳指導された?
赤ちゃんの口とおっぱいとが平行になるように抱っこするよう指導されました。
赤ちゃんの口に乳首全体が入るように咥えさせるようにし、片方10分づつあげるように言われました。
10.新生児健診のタイミング
退院後1ヶ月