0歳から3歳までの乳幼児健康診査が、どの時期に、どのような項目で実施されるのか紹介します。
健診の時期は市区町村ごとに違う
健診を受けるべき月齢は、自治体によって異なります。
住んでいる市町村でもらった母子手帳を見て確認しましょう。
1歳6月児健診と3歳児健診は、すべての市町村で実施しています。
0歳児では、1歳になるまで2~5回程度の健診を推奨している自治体が多くなっています。
健診に行くときの持ち物と服装
服装
服装は、季節によって異なりますが、身体測定で全裸になるため脱ぎ着のしやすい格好にしましょう。
「コンビ肌着」や「カバーオール」ではなく、上下がセパレートで、前開きできる上着が便利です。
持ち物チェックリスト
費用
健診費用は、自治体や医療機関によって異なります。
0歳児の2回分健診と1歳6か月健診、3歳児健診の費用は自治体が公費で負担することが多いようです。
公費負担のない健診は、2~5千円程度ですが、同時に予防接種も受ける場合は、別途、費用が掛かります、
公費負担を受ける方法も、市町村によって異なりますが、主に、受給券を配布して指定する医療機関で無料で健診ができる方式と、保健所などの公共施設で集団検診を行う方式があります。
健診内容
検査項目は市町村や医療機関によってことなります。
紹介する検査項目はひとつの事例です。
1か月児健診
消化管出血や頭蓋内出血を予防するために、血液を固める作用のあるビタミンKを補うシロップが投与されます。
3~4か月児健診
股関節がしっかりと開くか確認されます。
もし、股関節の開きが少ないようであれば、股関節脱臼の可能性があり、治療が必要になります。
6~7か月児健診
歯が生え始める時期になるため口の中も確認します。
9~10カ月児健診
離乳食が進み、歯も生えているため、虫歯などの指導があります。
1歳児健診
身体測定(体重・身長・胸囲・頭囲)
まだ、話すことはできませんが、周囲の言葉に対する反応や、身振り手振りによるコミュニケーションが始まっているか確認されます。
1歳6か月児健診
定期接種であるDTP-IPV、麻疹・風疹、日本脳炎、BCGを打っているか確認されます。
2歳児健診
3歳児健診
3歳児は尿検査があります。
これにより「先天性腎尿路奇形」や「腎炎」が発見されることがあります。