目次
山口県にある山口大学医学部附属病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
山口大学医学部附属病院での出産体験記
2019年7月に第2子を出産した当時の体験談です。
1.妊婦健診中の印象に残った体験
夫婦で健診をうけたとき、子供に障害が残る可能性があると言われました。精神障害が出るかもしれないと。
私は悲しみと申し訳なさで堪らなくなりました。主人から責められるかもしれない、悲しみに打ちひしがれてしまうかもしれない、そう思いました。
しかし帰りのエレベーターで「そんな障害なんて可愛いもんやん」と言ってくれた時、本当に嬉しかったです。
この人と結婚してよかった、この人とならどんな困難も乗り越えて行ける、どのような状態であったとしてもなんとかなると初めて前向きになれました。
2.お産の体験
帝王切開だったので、予定日の二日前に入院しました。
入院初日は特に制限はありませんでした。帝王切開術の詳細な説明、術後の血栓症の可能性と予防法、麻酔科の診察がありました。
二日目は手術に入る看護師さんが挨拶に来られ、当日の時間、麻酔、術後の説明がありました。
出産後に子供がお世話になるNICUの看護師さんも来られました。
どういった所なのか、決まり事、面会時間から毎日の処置の説明などしてもらいました。
手術前日なので、夕食後から絶食でした。当日は朝から測定と浣腸がありました。
ストレッチャーに乗って手術室に向かいました。主人と母が付き添いに来てくれました。
指輪を外し、血栓予防のソックスを履き、手術着に着替えました。
背中の麻酔がとても痛かったです。
産声を聞きたかったので、下半身だけの部分麻酔にしてもらいました。
音は聞こえるけど感覚がない、不思議な感覚でした。先生の「いくよー」の声で取り上げられました。
術後は病室のベッドで尿の管を入れられ、点滴と足に浮腫み取りの機械がつけられました。夜は看護師さんが寝返りの手伝いをしてくれました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
生まれた時、赤ちゃんの声が聞こえませんでした。
看護師さんたちが急いで赤ちゃんを連れて行くのが見えました。
隣の湯船で洗われているとき、小さな泣き声が聞こえました。
姿はよく見えませんでしたが、安心と感動で自然と涙がこぼれました。
これから始まるんだなと奮い立つ気持ちがしました。
「生まれてきてくれてありがとう、一緒に頑張ろうね」と心の中で伝えました。
そのあとの縫合は怖かったので全身麻酔に切り替えてもらいました。
4.入院中の体験
授乳の練習がとても大変でした。
色んな助産師さんに教えていただきながら何度も何度も練習しました。
哺乳瓶やおしゃぶりは上手に吸えるのですが、おっぱいがどうしても苦手みたいでした。
ある助産師さんにニップルシールドを教えてもらって、それを使っておっぱいを分かりやすくしたりもしました。少しは吸えるようになりましたが、長く吸うことがなかなか難しいようで、お互い汗だくになりながら練習しました。
しかし結局うまくいきませんでした。
そんなに母乳にこだわる必要もないという意見もありましたが、搾乳だけは頑張りました。
おっぱいマッサージ、授乳の練習、搾乳というサイクルを毎回していると、それだけで一日が終わるようだったので潔く諦めました。
山口大学医学部附属病院の印象について
1.選んだ理由は?
個人病院を受診していましたが、定期検診時に胎児に病気が見つかりました。
小さな病院では出産後の対応ができないとのことで、別の大きな病院を紹介されました。
しかし、その病気で新生児の手術ができる医師が大学病院にしかいらっしゃらないということで受診しました。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
25週目から毎週通っていましたが、早い時で1時間半、最長で3時間待ったこともあります。
3.費用はどれくらいだった?
妊婦健診は300円から1200円ほどでした。入院・分娩費用は、帝王切開だったので22万円くらいでした。
4.主治医の先生はどんな人?
最初は堅物そうな印象でしたが、とても話しやすく気さくな先生でした。
つらいこと、しんどいことも言いやすかったので、吐き気止めや便秘薬ももらいやすかったです。
また、病気の説明も分かりやすく図で説明してくれたり、分かりにくいところも質問しやすく、わかりやすく話してくれました。
出産後の子供の後遺症の可能性も変に隠したりせず、教えてくれました。
不安で気持ちが重たくなることもたくさんありましたが、先生がサッパリとしていたので、深刻になりすぎなかった部分もあります。
エコー写真を見ながら先生が「かわいいね」と言ってくれたことがとても嬉しかったです。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
手術室で背中に打たれる麻酔がとても痛くて、しかも注射時間がとても長かったのです。
注射の前に助産師さんが「腕握っていいですよ」と言ってくれたので、遠慮せず腕をガシッと掴ませていただき耐えることができました。
というか、遠慮する余裕もないほど痛かったです。
6.入院中の食事はどうだった?
味、見た目、量、全てにおいてとても健康的な食事でした。一言で言うと、まさに病院食でした。
一番衝撃だったのが、ちくわ、酢の物、みそ汁、白ご飯という朝食です。
しかもその日だけではなく、だいたい毎朝このようなアッサリしたメニューで、食べづわりがひどかった私にはツラいものがありました。
7.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
8.印象に残った育児指導
退院するときに冊子をいただきました。
赤ちゃんの衣服の項目のところに『柔らかく、吸湿性が良く、色の薄い、ゆったりしたものがよい』とありましたが、指導してくれた助産師さんによると、色は何でもいいそうです。
9.山口大学医学部附属病院で産んで「よかった!」こと
大きな病院なので、何かあるとすぐに細かく調べてくれました。
小さな変化や気づきもよく聞いてくれて、細かくよく説明してくれました。
看護師さん、助産師さんもたくさんいるので、色んな意見を聞くことができました。
10.通院・入院中の「残念」だったこと
とにかく待ち時間が長かったです。
先生の受診、助産師さんのお話、会計まで、とにかく待ちました。
患者さんもとても多いので待合室に入りきれず、付き添いの方は外で待つような光景も見られました。
そして、自宅から片道1時間かかるのが大変でした。
山口大学医学部附属病院の基本情報
同病院で出産した方からの口コミ情報です。(※正確ではないことがあります)
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(×)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(×)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(〇)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり