赤ちゃんの布団の種類を一覧で紹介し、「春夏秋冬」の季節ごとに最適な寝具の組み合わせを解説します。
いつでも赤ちゃんが快適に眠れるような環境を整えてあげましょう。
赤ちゃんの寝具(布団)の種類
1.薄手の寝具(布団)
掛け布団(綿)
汗を吸ってくれる万能の布団です。
綿の掛け布団は家でも洗えるためお手入れも簡単です。
肌寒い日はタオルケットなどと組み合わせて使用すると便利です。
タオルケット
春から秋にかけてのお昼寝用として活躍する寝具です。
大判のバスタオルでも代用可能です。
また、真冬以外の寒くなる時期には毛布の代わりとしても使用できます。
毛布と比べると体温調整がしやすく、汗もかきにくいからです。
ガーゼケット
綿のガーゼが何枚も重ねられた寝具で、タオルケットと全く同じ使い方ができます。
タオルケットよりもやや高価ですが肌触りがなめらかです。
基本はお昼寝用ですが、こまめな温度調整のために掛け布団と組み合わせて使うこともできます。
スリーパー(綿)
着用することができるガーゼケットです。
寝返りが始める生後6~7か月以降に活躍する寝具です。
布団をすぐに剥いでしまう赤ちゃんにおすすめです。
シーツ(綿)
一般的な綿のシーツです。
汗を吸ってくれるので汗っかきの赤ちゃんにとっては年中快適です。
敷きパッド(綿)
敷布団やマットレスの上に敷く、少し厚みのあるパッドです。
シーツよりも柔らかな肌触りです。
涼しく感じるなどの機能が追加された商品などもあります。
2.厚手の寝具(布団)
合い掛け布団(綿)
薄手と厚手の掛け布団が組み合わせれた布団です。
季節の変化に合わせて「薄手だけ」「厚手だけ」「両方」という3パターンで使用できるため便利です。
ただし、綿の合い掛け布団は重いという欠点があります。
羽毛布団
保温性が非常に高い布団です。
高価な羽毛布団であれば冬でも毛布の必要がありません。
冬は、何枚も服をきせて、さらに何枚も布団をかけることになりますが、羽毛布団なら1枚で済み、かつ非常に軽いので快適に眠ることができます。
綿毛布
厚手の綿の生地で作られており、寒い季節のお昼寝で使います。
保育園のお昼寝用として綿毛布が指定されることもあります。
掛け布団の下に入れるとさらに暖かいですが、重いという欠点があります。
ブランケット(化繊)
ポリエステルなどの化学繊維で作られたブランケットは綿毛布よりも軽く、保温性も高いという特徴があります。
お昼寝用はもちろん、掛け布団に重ねて使ってもOKです。
ただし汗を吸わないので、暑くなりすぎないように注意しましょう。
スリーパー(羽根)
保温性の高いスリーパーです。
布団を剥ぐようになる生後7か月頃から使います。
真冬はスリーパーの上にさらにブランケットをかけると安心です。
スリーパー(フリース)
保温性の高いスリーパーで、羽根布団タイプのスリーパーと同じような使い方ができます。
安価な商品が多数あります。
敷きパッド(化繊)
真冬に活躍する厚手のボアマットです。
ベットマット(敷布団)からの冷気を遮断してくれます。
汗を吸ってくれないため暑くなりすぎることがあります。
布団の組み合わせ
1.春・秋
○敷布団(綿)のみ
○敷布団(綿)+タオルケット
○スリーパー(綿)+タオルケット
春秋は1日ごとの寒暖差が激しいので、布団の組み合わせが難しい季節です。
基本は掛け布団1枚ですが、肌寒いと感じる気候であればタオルケットやガーゼケットを組み合わせて保温力を高めましょう。
お昼寝の時も同じですが、陽射しが入って暖かい場合はタオルケット1枚でも大丈夫です。
2.夏
○布団なし
○タオルケットのみ
夏は布団を使う必要はありません。
クーラーや扇風機の風による寝冷えを防止するためにタオルケットかガーゼケットを掛けるだけです。
室内の温度が28℃を超えるような日は、脱水を防ぐため必ずクーラーをかけましょう。
3.冬
○羽毛布団のみ
○合い掛け布団(綿)のみ
○合い掛け布団(綿)+タオルケット
○掛け布団(綿)+ブランケット
○スリーパー(羽毛)+ブランケット
室温が10度台の前半まで下がった場合には、暖房をつけて部屋を暖めましょう。
気温が低いとウィルスによる感染のリスクが高まります。
羽毛布団であれば真冬でもそれ1つで事足ります。
合い掛け布団は、真冬だと寒いこともあるのでタオルケットやガーゼケットでさらに暖かくすることもできます。
羽毛やフリースのスリーパーを使う場合には、その上に軽い化繊のブランケットを掛けます。
もし、ブランケットを暑がるようであればタオルケットやガーゼケットにします。
しかしブランケットなどは剥がされてしまうことも多いため、寝冷えをしないように暖房を使って室温を20度以上に保つことをおすすめします。