目次
東京都にある育良クリニックで出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
お腹の上からのエコーを録画してくれ、ウェブサイトから閲覧・ダウンロードできるクリニックでした。
エコーで診察してくれるのは検査技師だったり医師だったり様々でしたが、どの方も「少しでも赤ちゃんの顔が見えるように」と時間を割いてエコーを録画して下さいました。
本来、経過観察や診察が出来れば十分のはずのエコーですが、患者側の「少しでも赤ちゃんを見たい!」という気持ちに寄り添った対応をして下さっていたなぁと感謝しています。
2.お産の体験
予定日を5日過ぎても子宮口が開かず、高血圧の症状が出ていたため促進剤を投与してお産することになりました。
入院後に部屋は予約していた個室に通され、分娩前から退院まで、基本的にこの部屋で過ごしました。
促進剤によりすぐに陣痛は来たのですが、子宮口が3cmから開かず2日間苦しみながら過ごしました。
3日目にベテラン医師の内診によって、子宮口3cmの状態からなんと7cmまで開いてもらいました。
そこから5時間、子宮口が10cm開くまで部屋で耐えました。
立ち会いしてくれた主人が手を握っていてくれたり、水を飲ませてくれました。
一人では痛みでとても水分をとれなかったと思うので、ありがたかったです。
助産師さんもマッサージをしてくれたり、カイロで腰をあっためてくれたり、前傾姿勢で座れる椅子を持ってきてくれたり、一緒になって支えてくれました。
5時間経ってようやく分娩台にあがり、吸引分娩で出産しました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
母親学級で他人の出産VTRを見たときは涙が出たのに、いざ自分の番では涙は出ませんでした。
3日間耐えた陣痛がいきなり無くなったことでぼーっとしていて、赤ちゃんを見た時にも自分の子という実感がわかず、本当にただただぼーっとしていました。
4.入院中の体験
母子同室のクリニックで、ほかに家族1名まで一緒に泊まることができる個室でした。
退院までの5日間は主人が一緒に泊まってくれ、昼夜問わずの授乳やおむつ交換を助けてもらいました。
産後の疲れた身体にはありがたかったです。
この最初の5日間、一緒に四苦八苦したことで、主人の父親としての意識が確立したのだと思います。
退院後も積極的におむつ交換や夜泣きの対応をしてくれています。
また、どちらの両親にも初孫だったため、毎日赤ちゃんに会いに来てくれたのもいい思い出です。
個室だったので、周りを気にせずにわいわい過ごすことができました。
5.育良クリニックで産んで「よかったな!」と思う体験
分娩だけでなく、産後のケアが手厚かったのが本当にありがたかったです。
退院後、「いつでも不安なことは相談してね」と言ってくれて、相談の電話をこちらからしなければ、助産師さん側から様子をうかがう連絡をくれることもありました。
また、産後ケア入院でもお世話になり、産んでからの育児不安の解消を一緒になってしてくれました。
6.通院・入院中の「残念」な体験
医療的な面だけでなく、妊娠中でもうけられるマッサージや鍼灸、ヨガなどがあり、とても快適に過ごせるクリニックでした。
ただ、その分お金は一般的な病院での分娩よりも倍近くかかりました。
このクリニックで産んだことを後悔はしていませんが、オプションを減らすなどでもう少し安く済む方法があればありがたかったと思います。
育良クリニックについて
2019年5月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
初めての出産で個室を利用したかったので、全室個室のこの病院を選びました。
中目黒駅の目の前というアクセスの良さにも惹かれました。
また、自然なお産を推奨しているという理念も、自分の目指すところと合致していたので、こちらに決めました。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
平日・土曜日の両方利用しましたが、混雑時でも1時間半ほどでお会計まで終わりました。
平日の朝9時から10時頃の受診が混んでいるようです。
反対に、11時以降の予約では1時間弱ですべて終わることが多かったです。
3.費用はどれくらいだった?
妊婦健診は1回につき3,000円くらいでした。
入院・分娩費用は自然分娩・下から2番目のランクの個室で40万円くらいでした。
※一般的に費用は診療内容などによって一人一人異なります。
4.主治医の先生はどんな人?
主治医を決めず、何人もの医師で診るというスタイルのクリニックです。
女性医師は2名で優しく落ち着いていました。男性医師は4、5名おり、女性医師より多いです。
男性・女性ともにどの先生もネガティブなことは仰らず、患者を安心させるような言葉選びを心がけているように感じました。
院長先生よりもベテランの男性医師がおり、その方が実はいちばん腕が良いそうです。
私はたまたま分娩の日にそのベテラン医師にお産を担当していただき、吸引分娩にて出産したのですが、「その先生でなければ帝王切開だった。ラッキーだったね」と助産師さんに言われました。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
若くて可愛く、それでいて迷いのない信頼できる助産師さんでした。
促進剤での出産で結果的に3日間かかったのですが、1日目、2日目はお昼までの段階で「たぶん今日は産まれません」とはっきり言われていました。
言われた当初はがっかりしたのと信じたくない思いでしたが、今振り返ると、変に「今日産まれるかも」と期待を持たされるより、体力を温存できて良かったと思います。
優しい中でも、経験に基づいて冷静に状況を伝えてくれる素晴らしい方だったと思います。
6.入院中の食事はどうだった?
ホテルの食事かと思うような豪華なメニューでした。
和洋中どのメニューでも小鉢がたくさんついており、毎回食事が楽しみでした。
栄養のバランスも良く、希望すればレシピをいただけます。
出産した次の日にはお祝い膳があり、尾頭付きの鯛やローストビーフなどが出て豪華でした。
出産前まではずっと我慢していた生ハムを、このお祝い膳で久しぶりに食べられたのが嬉しかったです。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)3Dエコーあり
(〇)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(〇)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(×)大部屋あり
(〇)個室シャワーあり
(×)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(×)食事用のラウンジあり
(×)売店あり
(×)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(×)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな育児指導された?
授乳指導では、ひじ固定で飲ませるオーソドックスな飲ませ方の他に、フットボール抱きや縦抱きでの飲ませ方を教わりました。
常に同じではなくいろいろな抱き方で飲ませることで、母乳が出やすくなるだけでなく、母親側の身体の負担を減らせるのだと教わりました。
10.退院後に助産師さんに相談したこと
退院して3週間経ったころ、おっぱいや睡眠時間が足りているか、泣くことや抱き方などが気になり電話相談しました。
病院に呼んでくれ、助産師さん2人がかりで親身になって話を聞いてくれました。
11.新生児健診のタイミング
退院後2週間前後と生後1か月
東京