目次
宮城県にある石巻赤十字病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
初めての妊娠ということもあり常に不安で緊張していましたが、エコーを見た時に多くの先生から「赤ちゃんの鼻の形がお母さんそっくりですね」と言われたのが嬉しくて和みました。
また、活発に動く子で、基本的に30~40分かかると言われていた心拍などを確認する検査でも、「赤ちゃんとっても元気いっぱいだからもう終わりにしますね」と20分程度で終わった時は、良い意味で母親の心配を無駄にする子だなとほっこりしました。
2.お産の体験
最後の健診ですでに子宮口が4cm開いており、夜に陣痛が来るよう内診で刺激を与えてもらいました。
夜中2時過ぎに陣痛が10分おきになり、すぐに入院。
それから順調に6cmまで開き、今日中には産まれるだろうと助産師さんに言われたのです
が、午後になると陣痛が弱くなり間隔も開き始めました。
食事はしっかり食べ、シャワーも浴びる余裕があり、陣痛が強くなるよう散歩をして過ごしましたが、間隔が10分を切り1回の陣痛が長くなってきたのは19時過ぎだったと思います。
5分おきに1分間ほどの陣痛に耐えること8時間。
翌日3時を過ぎた頃に破水すると一気にお産が進みました。
ようやく子宮口が10cm開く頃にはまた朝になっており、いきめるようになったのが何時だったのかは覚えていません。
子どもにやっと会えたのは8時過ぎでした。
エコーで見るより大きな赤ちゃんで「これは出てこないわけだ!」と助産師さんたちがびっくりしていました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
感動する余裕がありませんでした。
元気な産声と姿を確認しなければと必死でした。
私の心配も虚しいほどの産声で、助産師さんたちをびっくりさせた大きな体にほっとして、思わず笑ってしまいました。
4.入院中の体験
産んですぐに母子同室となりました。
疲れた体で何をどうすれば良いのか分からず不安でしたが、何から何まで助産師さん達がサポートして下さいました。
言われた通りに動き、わからなければそのへんにいる助産師さんに声をかければ大丈夫でした。
その日ごと、時間ごとに担当の助産師さんが変わりましたが、担当の助産師さんじゃないと対応出来ないということはなかったので安心できました。
また、つらかったら預かるよと言ってもらえたので、お言葉に甘えて何度か預けて眠ることができました。
ここまで色々やってもらえるとは思ってなかったので驚きました。ありがたかったです。
5.石巻赤十字病院で産んで「よかったな!」と思う体験
助産師さん達の心強いサポートを得られたことです。
助産師さんも何人もいらっしゃるので合う合わないはあるかもしれませんが、頼りになる優しい方がほとんどでした。
2人目も同じ助産師さんに取り上げてほしいくらいです。
6.通院・入院中の「残念」な体験
医師同士、医師と助産師さんとの連携がいまいちとれていません。特に医師にはイライラさせられることがたくさんありました。
前回の健診で医師から次はこの日来るようにと指示を受けて予約をとり、指示通り行ってみたら診察は別の医師で、「今日は何しに来たんですか?」などと言われたことがあります。
また、健診の時にいつもおどおど、小声で何を言っているのかわからない、エコープローブを当てるのも下手なのか痛くて困った医師がおり、その医師が分娩の担当で終始不安で仕方ありませんでした。
里帰り出産の受け入れを始めて間もなかったからなのか、受付で何度も同じ説明をしたり、言われた通りにしたのに翌週には違うことを言われるというようなことが多かったです。
石巻赤十字病院について
2019年2月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
まず、何よりも実家から近いということです。
次に総合病院なので、分娩中に何かあっても大抵は他院に搬送ではなく院内で対応してもらえるのではと考えました。
それと私自身が乳児の頃に入院し、退院後も小児科にずっと通っていたため当時の記録も残っており、分娩中のトラブルがあった場合などにその記録が何かしらの役に立つかもしれないと思い選びました。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
予約制でしたが、とにかくいつも待たされました。
何もなくても1時間は待ち、分娩が入ると2時間待つのも普通でした。
3.費用はどれくらいだった?
里帰りのため後期からの通院になりますが、助成券が使用できず毎回8,000円ほど支払いました。
入院・分娩費用は11万円ほどだったと思います。
※一般的に費用は診療内容などによって一人一人異なります。
4.主治医の先生はどんな人?
主治医はおらず、健診ではほぼ毎回先生は変わりました。
その中でも長い髪を1つに結んでいる若い女医さんが1番丁寧でわかりやすく、安心出来ました。
質問や不安な点にもやわらかい物腰でしっかり答えてくださるので、健診のたびにこちらの先生に当たるよう願っていました。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
50代くらいのいかにもベテランさんといった雰囲気の助産師さんでした。
いきみ方のコツも教えてくれたり、うまく出来た時は褒めてくれたのが励みになりました。
「次の陣痛で赤ちゃん出したいから頑張って長めにいきんで」と言われたのですが、次という明確な目標をもらえたのが良かったです。
入院中もその助産師さんが担当して下さり、授乳からオムツ替え、精神面などすべてのサポートが心強く、信頼できる方でした。
その方に取り上げてもらえて本当に良かったと思っています。
6.入院中の食事はどうだった?
食事はまさに入院食で楽しみも何もありませんでした。
お祝い膳が出ましたが、あまり美味しくはなかったです。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(×)3Dエコーあり
(×)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(×)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(〇)個室あり
(〇)大部屋あり
(×)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(×)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(〇)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな育児指導された?
授乳指導では、乳腺炎予防のためにもクロス抱きやフットボール抱きなど、姿勢を変えて授乳することを勧められました。
10.退院後に助産師さんに相談したこと
退院後の1週間健診で赤ちゃんをうまく寝かしつけられないことについて相談しました。
赤ちゃんが寝ないなら寝ないで良い、寝るまで一緒に遊べば良い、少しくらいほっといても大丈夫と言われて気が楽になりました。
11.新生児健診のタイミング
退院後1週間、生後1か月