「ずりばい」はいつからできる?練習方法は?【赤ちゃんの成長】

赤ちゃんは「寝返り」ができるようになると、やがて「ずりばい」で移動を始めるようになります。

家の中のある色々なものに興味を持って、触りに行こうと必死に動く姿は、とても微笑ましいです。

そこで、「ずりばい」ができるようになるまでの発達過程について詳しく解説します。

「ずりばい(ずり這い)」がはじまる時期

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ずりばいが始まる時期は、寝返りが打てるようになった時期と連動します。

そのため個人差が大きく、早ければ月齢5か月、遅ければ月齢8か月で始まる赤ちゃんもいます。

中には、ずりばいをあまりせず、気が付いたらハイハイになっていたという赤ちゃんもいます。

赤ちゃんが「ずりばい」を始めてしばらくすると、今度は「はいはい」で家中を探索するようになります。 台所の引き出しを...

ずりばいができるようになるまで

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それでは、赤ちゃんが「ずりばい」で移動できるようになるまでの発達経過を月齢ごとに見ていきましょう。

月齢4か月

月齢4か月末までに、ほとんどの赤ちゃんの首座りが完成し、約半分の赤ちゃんが寝返りを打てるようになります。

そもそも「ずりばい」は、頭・胸を首と腕の筋力で持ち上げて、腰をねじりながら足をうまく連動させることで前に進む全身運動です。

そのため、上半身を支えるための「首座り」と、腰をひねるための「寝返り」という2つの運動機能が備わっていることが必要です。

月齢5か月

首が座ったことで、仰向けの姿勢での頭を自由に動かして近くにあるモノを見つめることができるようになっています。

下半身の運動機能も徐々に発達して、足や腰をひねる動作ができるようになり、仰向けから横向きに姿勢を変えることもできるようになってきました。

うつ伏せにすると、両手・両足を地面から話して「飛行機」ポーズをとったり、近くに玩具を置くと手を伸ばして取りに行こうとします。

しかし、まだまだ手足が上手に使えないため、ずりばいで進むことは難しいです。

なお、月齢4~5か月で寝返りができるようになった発達がやや早い赤ちゃんの場合は、この時期からずりばいで移動することもあります。

月齢6か月

月齢6カ月末までには、9割以上の赤ちゃんが寝返りできるようになります。

首や腰などの体の中心に近い部分が発達してきた証拠です。

運動機能の発達は、体の中心から末端部分へと発展していくため、寝返りができるようになると手足の動きもさらに発達していきます。

周りへの好奇心もますます強くなる時期であるため、興味があるものを取ろうとして、寝返りを連続して繰り返して移動した後、体の向きを変えてモノを取ることができるようになります。

また、手を伸ばしても届かないような少しの距離であれば、体をよじりながら何とか移動することができるようになります。

なお、月齢6カ月末頃であれば、ゆっくりと腹ばいで移動できるようになっている赤ちゃんも多くいます。

月齢7か月

ほとんどの赤ちゃんがすりばいによる移動を始める時期です。

最初は、進みがあまりに遅いため、ママ・パパも赤ちゃんがずりばいで移動しているとは気づきません。

しかし、ふと気が付くと「部屋の端まで移動していた!」「隣の部屋に移動していた!」とびっくりさせられます。

ずりばいの方法は赤ちゃん個性があり、腕をつっぱるようにして上半身を持ち上げて進む赤ちゃんもいれば、肘を曲げて「ほふく前進」のように進む赤ちゃんもいます。

また、ずりばいから「お座り」や「ハイハイ」ができるようになる時期でもあります。

「ずりばい」と「ハイハイ」の違い

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まず、「ずりばい」は文字通り、お腹が床にずった状態で移動することを指しています。

そして、実は「ハイハイ」も、赤ちゃんがお腹を下にして「這って」移動することを意味するので、「ハイハイ」の中に「ずりばい」も含まれているのです。

ところが、一般的には、お腹が床に付いたまま移動する方法を「ずりばい」、お腹を付けずに、腰を持ち上げ移動する方法を「ハイハイ」と区別して、「ずりばい」よりも「ハイハイ」のほうが一歩進んだ状態であると考えることがほとんどです。

しかし、赤ちゃんの発達を見る上では、両者を明確に区別することはあまり意味がありません。

なぜなら、ずりばいをする時期が長く、そのまま「つかまり立ち」「あんよ」へと進む赤ちゃんもいるからです。

あくまで赤ちゃんの個性であるため、「ずりばい」ばかりして「ハイハイ」をしないからと言って、一概に発達が遅いとは言えないのです。

ずりばいの練習方法

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ずりばいを飛ばして、いきなりハイハイをする赤ちゃんもいるくらいなので、基本的に「ずりばいのための練習」をする必要はありません。

寝返りができるようになると、赤ちゃん自らの意思で、うつ伏せで遊ぶことが多くなります。

赤ちゃんが興味をもちそうな玩具やモノを部屋の中に点々と置いておけば、自分で取りに行こうと手足をバタつかせて移動しようとします。

やがて、ずりばいやハイハイで上手に移動することができるようになります。

なお、寝返りができるようになる前の時期においても、機嫌が良い時にうつ伏せにして遊ばせるようにしましょう。

仰向けとは違う手足を使った全身の運動ができます。

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