子供の入園式に出席する際のママの服装について解説します。
子供たちの晴れ舞台を見守る母親にふさわしい服装を洋装と和装に分けて紹介します。
入園式のドレスコード【母親編】
入園式の主役はあくまで子供たちです。
ママは、子供に負けないような派手な服装は絶対にNGです。
かといって、地味すぎる服装も晴れやかな式典に似つかわしくありません。
その加減が難しくて、頭を悩ませてしまいますよね?
1.洋装ならスーツが基本
まず、洋服については、一番無難なのが「スーツ」です。
「ワンピーススーツ」、「スカートスーツ」、「パンツスーツ」どれでも構いません、
ワンピーススーツ
色は、黒、紺、茶、グレー、白、薄いパステルカラー(ピンクなど)などであれば問題ありません。
ちなみにスーツの定義は、上下が同じ生地で作られている一揃えの服を指します。
同じワンピースでも、単に羽織を着ただけでは、ドレスコードの格が下がりカジュアルなスタイルとなりますので、間違えないようにしましょう。
黒はOK?
入園式は、「春」のイメージもあるため、黒は地味すぎではないかと心配するかもしれません。
確かに地味だと思います。せっかくなら白や薄いパステルカラーなど明るい色ほうがより春の式典に相応しいでしょう。
しかし、現実的には「黒のスーツ」で参列するママ達が多数(半分以上)います。
その理由は、誰でも一着は持っていて着回しがきくから。
黒のスーツは礼服としてビジネスシーンでも冠婚葬祭にも使えます。
明るい色のスーツを持っていない場合、「子供が主役なのにわざわざ新しく買うのもねぇ・・・」と考えてしまい、結局、黒いスーツで参列するママが意外と多いのです。
その結果、黒や紺などのダークカラーのスーツが「もっとも無難」という実情になってしまっています。
春の式典にもかかわらず、黒ばかりのママが増えるのは、華やかさがなくなって、正直寂しいですよね。
スカートの丈
入園式用のスーツを着こなすうえで、重要なポイントがスカートの丈です。
どんな色のスーツであっても、「短すぎれば派手」「長すぎれば地味」になってしまいます。
膝が完全に丸見えになってしまうと「短すぎ」で、反対に膝が完全に隠れてしまうと「地味」になります。
膝が「少し」または「半分」だけ見えるようにすると「丁度よい」丈になります。
靴
靴はどんなスーツにも似合うシンプルな黒のパンプスを履くママが多数派です。
白やピンクなど明るい色でももちろん問題ないですが、アニマル柄など派手な柄は控えめにしましょう。
ヒールの高さは、5~6cmのパンプスが一般的です。
7cmを超えると、多少は目立つかもしれません。
ただ、足元のオシャレなので「派手」だと思われることは、ほぼありません。
また、反対に4cm以下のママもそれなりにいます。
「落ち着いたママ」という雰囲気になるでしょう。
パンプス
2.カジュアルな式ならワンピースでもOK!
ひと口にワンピースと言っても様々な種類があります。
丈の長いドレスなら準礼装(セミフォーマル)になるので、入園式のようなセレモニーでのドレスコードとしては問題ありません。ただし、入園式と言うよりは結婚式という雰囲気になってしまいます。
かといって、膝丈くらいの一般的なワンピースは礼装ではないため本来のドレスコードはNGです。
ただし、保育園・幼稚園の入園式にも色々あり、特に制服のない園であればカジュアルな装いでも問題ないでしょう。
地域柄や園の方針によっても入園式の雰囲気はかなり異なるので、できれば先輩ママに確認してみるとよいでしょう。
ワンピースの場合でもジャケットを羽織るなどしてカジュアル過ぎない装いを心がけましょう。
ワンピース+ジャケット
3.着物なら訪問着から
和装のママの割合は年々減少しつつあります。
地域や幼稚園によってもずいぶんと差がありますが、基本的に都市部では式の中で数人見かける程度になっています。
スーツばかりのママの中で和服を着るのは少し勇気がいるかもしれません。
しかし、和服にはスーツにはない華やかさがあり、他のママからの好感度も高いようです。
もし、和服を持っているのであれば、こういう機会にこそ着てほしいものです。
入園式にふさわしい和服は次の通りです。
着物 : 訪問着、一つ紋の色無地
帯 : 袋帯、織り名古屋帯
着物 : 色無地、つけさげ、江戸小紋
帯 : 袋帯、織り名古屋帯
色は好みの問題なので、それほど気にする必要はありませんが、暗い色・濃い目の色よりも、明るく淡い色が好まれます。
訪問着