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自転車が乗れるようになる子供の年齢はいつ頃なのか解説します。
補助輪あり・なしなど自転車のタイプ別に乗れるようになる年齢を説明します。
【タイプ別】自転車はいつから乗れるようになる?
自転車には主に、「補助輪付き自転車」「ランニングバイク(ベダルレス自転車)」「補助輪なし自転車」の3タイプがあります。
それぞれ、何歳頃から乗れるようになるのか解説します。
1.補助輪付き自転車なら1歳半頃から
補助輪付き自転車は12インチのサイズから乗り始めることができます。
12インチの適用身長は、メーカーによって異なりますが、ほとんどの場合85cm以上もしくは90cm以上となっています。
身長が85cmを超えるのは、標準的な身長の子供でちょうど2歳頃となります。
しかし、補助輪付き自転車は、両足が完全に地面に足がつかなくても、ペダルに両足を乗せて、親に後ろから押してもらうのであれば2歳よりも前に乗って楽しむことができます。
ただし、三輪車のようなサドルからの転落を防止するベルトや安全バーが付いていないので、少なくとも安定した一人歩きができるようになってから乗るようにしましょう。
上手に一人歩きができる時期には個人差がありますが、おおむね1歳6カ月前後です。
始めのうちは、一人でハンドルを操作したり、ペダルを漕ぐことができません。
一人で補助輪付き自転車を乗りこなせるようになるのは、やはり2歳頃になります。
ちなみに3輪車も2歳頃から一人で乗れるようになりますが、ペダルの位置が三輪車の場合はサドルの前方に、自転車の場合はサドルの真下にあるので、意外と補助輪付き自転車のほうが漕ぎやすい構造になっています。
2.ランニングバイクなら2歳頃から
最近は、ランニングバイク(ペダルレス自転車)で自転車特有のバランス感覚に慣れてから、補助輪付き自転車を購入せずに、補助輪なし自転車に直接移行する子供も増えています。
ランニングバイクも補助輪付き自転車と同様に12インチのサイズから乗ることができます。
身長も85cm以上、もしくは90cm以上となるためちょうど2歳頃から乗ることができます。
また、方向転換については、行きたい方向に体を傾けるという体重移動がメインとなります。
そのため、手でハンドルを動かして方向転換をする補助輪付き自転車よりも意外と早く一人で乗りこなす感覚を掴むことができます。
3.補助輪なし自転車なら4歳~5歳頃から
補助輪なし自転車は、補助輪付き自転車の補助輪を取り外して乗る方法と、そもそも補助輪のない自転車に乗る方法があります。
補助輪付きの自転車であれば、12インチから選べるため2歳を過ぎれば補助輪を外して練習をすることも可能です。(ただし、2歳でいきなり補助輪なし自転車を漕ぐことは非常に難しいです。)
また、そもそも補助輪のない自転車であれば16インチから購入することができます。
16インチの適用身長は100cm以上となっており、この身長に達する年齢は男女ともに4歳を過ぎてからです。
では、実際に補助輪のない自転車を乗りこなせるようになる年齢はいつになるかと言うと、「個人差が非常に大きい」というのが答えになります。
例えば、2歳からランニングバイクに乗っていた子供であれば3歳頃には自転車を乗ることもできる場合もありますが、補助輪自転車に慣れてしまって、かつ臆病な性格の子供であれば6歳近くになってようやく補助輪なしで乗れるようになることもあります。
心理面は無視して単に運動機能面だけで考えると、通常の自転車を乗りこなすことができる基本的な身体能力は4歳の間に獲得できます。
4歳であれば、片足ケンケンや竹馬などのバランスが必要な遊びができるようになるからです。
とは言え、やはり心と体の成長の仕方は一人一人全く異なりますので、周りの大人が焦って、無理に自転車の練習をさせる必要はありません。
その子のペースに合わせて、少しずつ練習をしていけば、いずれ必ず乗れるようになります。
公道で自転車を乗れるようになるのは何歳から?
自転車は、原付自転車や自動車と異なり免許が必要ないため事実上、何歳からでも公道で自転車に乗ることができます。
しかし、歩行者、自転車、自動車などの往来のある公道で自転車を乗るためには、周囲の危険を察知する力や、危険を回避する運転技術、また基本的な交通ルールを知っておく必要があります。
そのため少なくとも小学生になるまでは信号機が設置されているような交通量の多い道路で自転車に乗ることは避けましょう。
また、自転車に関連する死傷事故の割合は、小学生が最も高くなっているため、日頃から自転車の安全な乗り方について講習会に参加したり、親子で確認し合う必要があるでしょう。