4歳でオムツがとれない子供がついにオムツを卒業した!【体験談】

4歳になってもオムツが外れない子供は珍しくありません。

実際に4歳になってもおむつがとれなかった子供を持つ「cawaiku」編集スタッフが、おむつを卒業するまでの汗と涙の実体験の記録をお届けします。

【体験記】4歳なのにオムツがとれない!


4歳になってもおむつがとれない子供には2つのパターンがあります。

1.おねしょをするので夜だけオムツが外れない
2.うんちだけはオムツでしたがる

娘はまさに「うんちだけはオムツでしたがる」子供で、どんなに一生懸命トイレトレーニングをしても、絶対にうんちだけはおむつの中でしていたのです。

1.昼間のおしっこは3歳1か月で卒業

娘は生後9か月から保育園に通っていて、トイレトレーニングは1歳2か月頃から始めていました。

最初は、トイレに行くことに慣れるために、トイレの中にあるアンパンマンの絵をタッチしに行くことからはじめて、徐々に便座に座ることに慣らしていきました。

2歳近くになると、定期的にタイミングを見計らってトイレに誘い、うまくいくとトイレで「おしっこ」がでるようになりました。

しかし、娘はとにかく「びびり」の性格で、環境が変わることに対して極度に恐怖を感じる子供です。

2歳半頃、会話が上手になり、意思疎通もできるようになってきたので、「お昼までおむつバイバイしようか?」と、オムツを少しの間だけ外そうとするのですが、「いやなのー!」と大声で泣き叫んで抵抗していました。

そのため、トイレでおしっこをする能力は備わっているのに、オムツをとらないという状況が半年以上も続いてしまったのです。

3歳1か月になって、ようやく日中にオムツを外すことに対して同意をしてくれました。

「おしっこしたくなったら教えてね。一緒に行ってあげるから。上手くいかなくて漏らしてもいいんだよ。怒らないから大丈夫だよ。」と言い聞かせて、オムツをとったところ、そのまま無事に昼間のオムツを卒業することができました。

3歳の間は、我慢しすぎてトイレの扉を開ける直前におしっこをお漏らしをしたことが何回かありましたが、「オムツでおしっこしたい!」と言い出すことはありませんでした。

2.夜中のおしっこは3歳8か月で卒業

日中におむつが外れて調子が出たのか、娘から「オムツなしで寝る!」と言って、夜中のオムツをとろうとしました。

しかし、夜中にトイレにいったことがなく、朝におむつは濡れているので、オムツなしではおねしょすることが確実です。

そこで「夜中にトイレ行くって言えるようになったら、オムツなしでいいよ」と伝えました。

とはいえ、夜中に子供から「トイレ行きたい」と言うことはなく、眠たさに負けて、ずっとオムツでおしっこをしていました。

しかし、3歳半を過ぎると、朝におむつが濡れていないことが多くなってきて、起きてすぐにトイレでおしっこすることができるようになってきました。

そこで、「オムツなしで寝ていいよ。もし、トイレに行きたくなったらパパかママを起こしてね」と言って、夜中のおむつも卒業させました。

4歳になった現在でも1~2か月に1回程度、お昼寝や夜中におねしょをすることがありますが許容範囲です。

このように3歳後半で「おしっこ」だけはおむつが外れました。

他の子供と比べるとややゆっくりです。

3.「トイレでうんち」が怖い!

あとは、うんちだけなのですが、これが本当にたいへんでした。

娘は1日~1日半のスパンでうんちをする子供なのですが、会話ができるようになった2歳のころから、「トイレでうんちしてみよっか?」と誘っても、頑として拒否していました。

時々、親が我慢できなくなって無理やりトイレに座らせて、「パパ(ママ)が、抱っこしてあげるから、うんち出しなさい!」と言っても、泣き叫ぶばかりです。しまいには「うんちしたくない!」と言って逃げ出してしまうのです。

また、おしっこのオムツが完全に外れた後に「もうオムツは卒業ね」と伝えて、オムツを履かせないでいると、いつまでもウンチを我慢して、絶対にトイレでしようとしませんでした。

結局、ウンチを我慢するのは体に良くないということもあり、親のほうが根負けしてオムツを渡してしましました。

「なぜ、トイレでうんちしたくないのか?」と聞くと、決まって「こわいの」と答えるのです。

ビビりな性格の娘の「恐怖心」は想像以上に根が深いものでした。

【体験記】オムツなしでうんちができるようになるまで


4歳になってもオムツが外れなかった娘は、どうやって恐怖心に打ち勝つことができたのでしょうか?

1.うんちの練習作戦

3歳8か月で昼も夜もトイレでおしっこができるようになったため、普段はオムツを履いていません。

うんちがしたいときだけ「うんち!」と言ってオムツをもらってから用を済まします。

オムツでうんちをすることが当たり前だと思わないように、まずは、おむつを履かずにトイレに座り、お腹に力を入れて10かぞえる「うんちの練習」を始めました。

オムツでうんちをしたい娘は素直に言うことを聞いて練習をするのですが、もちろん本当にトイレにうんちをしようとは決してしません。

数え終わるとさっさとオムツを履いて用を済ましてしまうのです。

次に、トイレに座った姿勢でうんちをすることが難しいようだったので、オムツを履かせてトイレに座らせたまま、うんちをするように促しました。

最初はなかなか上手くいきませんでしたが、何度が練習を続けると、座った状態でオムツの中にうんちが出せるようになりました。

2.トイレにうんちバイバイ作戦

あとは、オムツを外してできればトイレトレーニングは完了なのですが、やっぱりオムツだけはとろうとしませんでした。

4歳の誕生日が近づいていたある日、地域の保健センターに行く機会があったので保健師さんに相談してみました。

色々な方法を教えてくれましたが、どれも試みたものばかりでした。しかし、ひとつだけやっていない方法がありました。

その保健師さんは臨床心理士から聞いたという話をしてくれたのです。

『子供にとって「うんち」は自分の体の一部のような感覚があるそうです。そのため、うんちがトイレの水に流れて消えてしまうことに恐怖心があるみたいです。そこで、オムツでしたうんちを子供と一緒にトイレに流して、パパやママのうんちと一緒になれることを教えるといいようです。』

この話にピンときました。娘の恐怖心の根源を聞いた思いがしたのです。

さっそく、恐怖心が晴れるようにと願いを込めて、娘と一緒にトイレにうんちを流してみました。

娘はとても面白がり、その後もウンチをするたびに、「トイレに流して!」と言ってきました。

しかし、結局、トイレでうんちをするには至りませんでした。

3.穴あきオムツ作戦

とうとう4歳の誕生日を迎えてしまいました。

4歳になってもトイレでうんちをする気配がありません。

トイレトレーニングにぴったりな夏の季節も終わろうとしていたある日、ついにパパがしびれを切らして、「今日からおむつはなし!」と言い出したのです。

これまでは娘の体調を気遣って1日以上オムツを取り上げたことはなかったのですが、2~3日くらい便秘でも大丈夫だろうということで、最長3日間はオムツなしで過ごさせてみようと試みたのです。

しかし、1日目の夜中からうんちを我慢し始めて、2日目の夕方に、うんちがしたいけど、オムツをもらえないため、疲れた様子で「もう寝る」と言い始めたのです。

パパも元気のない娘の様子に耐えかねて、結局、オムツを渡したのです。

オムツをもらうと、すぐにトイレに座って、うんちをしました。

すると、オムツを履いているはずなのにうんちがトイレに落ちていきました。

なんと、ハサミでおむつに切り込みを入れて穴をあけていたのです。

娘も「トイレでうんちができた!」と大喜び。

実は穴あきオムツ作戦は、保育園でも先生が試みてくれたのですが、穴が開いてることがバレてしまい失敗に終わっていたのです。

しかし、今回はトイレでうんちができた喜びが大きかったのか、その後も、穴あきオムツであれば抵抗なくトイレで用を済ますことが続けられたのです。

4.ついにトイレでできた!

穴あきオムツに移行すると、ママとパパは毎日、オムツに穴をあけるという面倒な作業がありました。

しかし、「オムツがなくても大丈夫」と思ってくれることを願って、少しづつ穴を大きくしていきました。

そうして1か月たったある日のこと。

朝の送迎でパパと娘が保育園に行くと、「うんち!」といってパパを連れてトイレに駆け込みました。

いつも通り、穴あきのおむつを履いてウンチをしました。

パパは仕事で忙しかったので、ウンチが出たのを確認すると、さっさとオムツを外してしまいました。

しかし、「まだ、でるー」というのです。「えー、オムツないよ。そのまま出して!」というと、オムツを履いていない状態で続けてウンチが出たのです。

「オムツがなくてもうんちがでたね!」と2人で喜びあいました。

こうして、最初は穴あきオムツでうんちして、最後はオムツなしでうんちするという方法が1週間続きました。

そして、休日に大きな公園に遊びに行きました。

娘は公園の屋台でかき氷を買ってもらい、美味しそうに完食しました。すると、「おしっこ」と言ってパパとトイレにいきました。

おしっこをした後、「うんちでそう!」と言って、ついに、自分からオムツなしでトイレにうんちをしたのです。

4歳3か月でついに完全におむつを卒業したのでした。

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