子供の遊び食べはいつまで続く?~「遊び食べ」の意外な原因と対処法~

0歳から5歳頃までの子供によくみられる「遊び食べ」は、いつまで続くのでしょうか?

食事中に親をイライラさせる「遊び食べ」の原因と対処法を知って、家族で楽しく食事をしましょう。

子供の「遊び食べ」実体験レポート


子供の「遊び食べ」に困っているママ・パパはたくさんいると思われます。

まずは、cawaiku編集部のスタッフが実際に直面した子供の「遊び食べ」を紹介します。

1.離乳食の完了時期から遊び食べが始まった

娘は痩せぽっちで小食なのですが、生後5か月から始まった離乳食では、好き嫌いがほとんどなく、量は少ないながらもある程度しっかりと食べてくれていました。

たんだんと遊び食べをするようになってきたのは、離乳食の完了が近づいてきた1歳3か月頃のことです。

ちょうど話せる言葉が増えてきて、自分の意思表示をするようになってきた時期と重なります。

そして2歳前後に遊び食べのピークがきました。

娘のひどい時の遊び食べは、次のような状態でした。

まず、朝食も夕食もほとんど量を食べず、好きなものだけ先に「ガガガッ」とかきこんで、あとは「ないない」と言って食器をはねのけます。

その後、スプーンやフォークを使って、残った食べ物で遊び始めます。

ご飯の中に、残したおかずを全部入れて、混ぜて、それをまた違うお皿に入れて・・・。

見かねて「ちゃんと食べなさい!」と叱ると、口に食べ物を詰め込んだ後に「べーっ」と吐き出す始末です。

最終的には、お皿から食べ物を手づかみして、ポイッと投げ捨てます。

食事の食べ始めでは、お腹が減っているためか調子よく食べてくれるのですが、後半になると毎回このような有り様です。

2.なぜか保育園ではいい子

しかし、不思議なことに自宅では遊び食べをするのに、通っている保育園では全く遊び食べをしないのです。

それどころか、「いつも一番早く食べて、おかわりもして、本当に偉いですね」と毎日のように保育園の先生に言われるくらいなのです。

先生に自宅での遊び食べの話をすると驚かれるばかりです。

なので当時、娘が遊び食べをしてしまうのは、「栄養士さんが作った給食に比べて、家のご飯は美味しくない?」「(保育園の)おやつの食べ過ぎ?」「親の前だから、甘えて悪い態度をしている?」ということが原因ではないかと疑っていました。

3.遊び食べは4歳になっても継続中

しかし、2歳を過ぎてから「遊び食べ」をしてしまう大きな原因が分かったため、一気に落ち着きを見せるようになりました。

ただし、現在、娘は4歳になりましたが先述したような激しい遊び食べこそしませんが、気を抜くと「だらだら食べ」を始めます。

例えば、娘は梅干しおにぎりが大好きなのですが、夕食の最後にご飯をお替りして、自分で梅干しおにぎりを作って食べるのです。

さっさと済ませてくれればいいのですが、時間をかけてご飯を握り、さらに時間をかけて美味しそうに食べています。

同じように大好きなミカンを食べるときも、皮をむいた後に房(ふさ)1つ1つをすべてバラシて、机の上に横1列に綺麗に並べてから、1つずつもったいぶるように食べています。

食べてはいるので叱るほどのことでもないのですが、イヤイヤ期の頃とは違う、高度な「遊び食べ」に変化しているのです。

「遊び食べ」はいつまで続くのか?

1.調査結果では4~5歳頃から落ち着いてくる

厚労省が公表している「乳幼児栄養調査結果(平成27年度)」で「子どもの食事について困っていること」を見てみると、2歳では「遊び食べをする」と答えた保護者が最も多く、実に41.8%にもなります。

つまり、約半分の保護者が「遊び食べ」に困っているのですから、むしろ2歳児は「遊び食べ」をするのが当たり前であると言えるでしょう。

決して、皆さんのお子さんだけが遊び食べをするわけではないことをぜひ理解してあげてください。

さらに「乳幼児栄養調査結果」を見ていくと「遊び食べ」で困っている保護者の割合は年齢が増えるにつれて減っていきます。

「遊び食べ」に困っている保護者の割合

2歳41.8%
3歳27.4%
4歳23.2%
5歳14.4%

つまり小学校に入学する頃までには、おおむね「遊び食べ」をしなくなるという調査結果が出ていますので、2~3歳頃の遊び食べは広い心で見てあげましょう。

遊び食べが終わる時期は発達や性格などの個人差があるため一概には言えませんが、4歳を過ぎて物分かりがよくなってくると自然と落ち着いてくることが多いようです。

4歳になると「やってはいけないこと」「どうしても必要なこと」が分かるようになってきますし、さらに自分の意志を言葉で伝えることもある程度できるようになり「食べたくない」「好きじゃない」ことを態度ではなく言葉で伝えられるようになってくるからです。

2.「だらだら食べ」などは小学生以降も続く

あからさまに食べ物で遊ぶような遊び食べは4歳頃から少なくなってはくるものの、先ほどの実体験レポートにもあったように形を変えた「遊び食べ」はその後も続きます。

特に小食の子供であれば、だらだら時間をかけて食べるでしょう。

事実「乳幼児栄養調査結果」で「食べるのに時間がかかる」と答えている保護者の割合は5歳でも34.6%もいるのです。

よく食べる子供であっても、好きなものに時間をかけて食べたり、おままごと気分でドレッシングやソースなどを混ぜてこだわりの味付けで食べることもあります。

特に、歯ごたえのあるお肉や嫌いな野菜などは、遊び食べをしないまでも、口の中に入れたまま、なかなか飲み込まないということは小学生になってからも良くあります。

食べ盛りになる小学校高学年頃までは、食事のことでママやパパの頭を悩ますことはあるでしょう。

「遊び食べ」をしてしまう原因と対処法

1.よくある3つの原因

「遊び食べ」の原因について、まずは分かりやすいところから紹介します。

1つには、あまり空腹ではないという原因です。

例えば、夕食は7時から食べるのに、おやつは4時頃に食べていたり、夕方に甘いジュースなどを飲んでいるような場合です。

甘いお菓子やジュースは血糖値が上がって満腹感を感じやすくなるため、食事を出されても食べたいという気持ちになっていない可能性があります。

朝食であれば、起きたばかりで胃腸が動いておらず食が進まないことも考えられます。

2つ目としては、出された食事が好きではないということが原因です。

「好きではない」と思われる要因としては、「嫌いな食材が使われている」「味付けが好みではない」「見た目が好きではない」などが考えられます。

子供は堅くて飲み込みずらい食材は好みませんし、味のない野菜などは好きではありません。また、どんなに美味しくても見慣れない食べ物には抵抗感を感じるものです。

しかし、これらの問題は、味付けや硬さを子供の好みに合わせて作り、いつも決まった定番メニューで食事を提供すればある程度は解消できます。

3つ目は、親に甘えているという原因です。

親のように甘えることのできない保育園の先生の前では、多少、食べ物が気に入らなくても頑張って食べるのですが、家では親に甘えて「イヤなものはイヤ」という態度で遊び食べをしてしまうのです。

甘えについては、「親に甘えられる」と言うこと自体が子供の成長にとって大切な要素でもあるため、自立的に子供が食べられるようになるまで気長に成長を待つしかありません。

先ほども述べたように基本的には年齢と共に自然に遊び食べがなくなります。

2.最大の原因は、食事の量が多いこと

紹介した3つの原因のほかに、見逃されがちな原因があります。

それは「食事の量が多すぎる」という問題です。

真面目なママ・パパであれば、離乳食や子供用の料理本を見て、月齢にあった必要量を配膳しているかもしれません。

しかし、その量が本当にその子に合った量であるとは限らないのです。

その子が食べられる以上のご飯を配膳してしまうと、食べきることができずに遊び食べを始めてしまう最大の原因になるのです。

実際、保育園で働く栄養士さんから、このようなお話をされたことがあります。

「保育所では、子供ごとに食べる量が違うので、よく残す子には、量を少なくして配膳することで、完食する喜びを味わってもらっています。」

遊び食べをしてしまう子供には、思い切って、完食できる量まで少なくして配膳することをおすすめします。

3.少量ずつ食べさせるようにする

子供のために、一生懸命ご飯を作っているママ・パパとしては、あれも食べてほしい、これも食べてほしいと、ついついたくさんのおかずやご飯を配膳してしまいがちです。

そうではなく、反対に最初は全てのおかずやご飯を少量ずつ配膳して、完食が出来たらおかわりをあげるという配膳方法に切り替えてみてください。

少量で配膳しても完食ができなければ、次回はもっと少なく配膳します。

とにかく完食ができる量まで減らして、「完食する喜び」を教えることが遊び食べの防止につながります。

完食すれば、遊び食べをする必要はなくなりますし、親からもいっぱい褒めてもらえるため甘えたい気持ちも満たされます。

もしも、おかわりをして遊び食べを初めてしまったたら、親がイライラする前にすぐに食事を切り上げるようにすると良いでしょう。

子供の遊び食べが減れば、家族で楽しんで食事をすることにつながります。

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