目次
神奈川県にある横浜市立市民病院で出産したママの体験記を紹介します。
※個人の体験に基づく口コミ記事です。医療機関に対する客観的な評価・評判ではありません。
出産体験記
1.妊婦健診中の印象に残った体験
妊婦健診では、30週くらいの時に助産師さんの健診が1度ありました。
これは必須で、助産師さんがエコーを見てくれるだけではなく、出産の準備や陣痛が来たらどうすればいいか、持ち物などを教えてくれたり、出産への悩みなどメンタルケアもしてくれます。
チーフの助産師さんが健診をしてくれたのですが、寝ている赤ちゃんのお腹を軽くツンツンして起こしてみるというのをやってくれました。
普段から健診のたびに良く寝ているので、起きている所をエコーで見た事がないという私の話を聞いて「ぜひ見てほしい」と実践してくれました。
その結果、娘は奇跡的に目を開けて、エコー越しに初めて娘の起きた表情とにっこりと笑った顔を見る事ができました。
当日は、滅多に病室に入ってこない主人も同席が義務付けられていたので、主人と一緒に見る事ができて、主人が少し涙目になっているのがとても印象的でした。
2.お産の体験
出産予定日2日前の夜23時頃から、やんわりと痛んでは引いてというのを繰り返すようになりました。
少しお腹も張っていたので、ソファーに横になって陣痛アプリで間隔を計ることにしました。
12分間隔で痛みが来ていて、夫には「陣痛が来たかもしれない」と伝えました。
病院から貰った冊子に10分間隔になったら連絡をするように書かれていたので、10分間隔になった翌日の1時頃に連絡をしました。
お腹の痛みも、張りも少しずつ強くなって、寝ようにもドキドキして眠れませんでした。
一睡もできず、6時ごろに7分間隔になったので、夫と一緒に車で病院に行き、そのまま入院になりました。
間隔を短くするためにとにかく階段昇降をしてほしいと言われ、地下1階から7階までを何往復もする内に5分間隔で痛みも少し声が出るほどになってきました。
痛みがない時に、お腹が物凄く空くので出された食事以外に、自分でおにぎりやパンを買ってひたすら食べていました。
午後6時半頃、破水し、最低限の水分補給以外は禁止になり、お手洗いも助産師さんが付いて来てくれないと痛みで出来ないようになっていきました。
子宮口が中々開かず、先生に思いっきり指で子宮口をぐりぐりされ、私はその度に泣き叫びました。
助産師さんがこれ以上やると私がおかしくなってしまうと感じたのか、先生の内診を途中で制止してくれ、一睡もしていないから疲れすぎて子宮口が開かないのではないかという話から少し眠るために即効性がある睡眠薬を投与してもらいました。
しかし、睡眠薬を投与してから5分後の日付が変わった0時、子宮口が急に全開大になり、中から胎胞と娘の頭が出てきているのが見つかり、慌てて分娩室に運ばれました。
でも私は即効性の睡眠薬のせいで、意識が朦朧としており、いきまなくてはいけないタイミングでいきむことができませんでした。
仕舞いには、意識を失ってしまい、呼吸もできなくなったので酸素マスクをつけられて、吸引分娩で娘を取り出そうという話がかすかに聞こえた直後、私の中で何かが覚醒して、急に意識がはっきりして、いきむ力を取り戻したのです。
意識がはっきりして、いきむ私に酸素マスクは邪魔で、酸素マスクを自ら外して必死にいきみました。
そうして何回かいきんだ後、温かいものが体内から出る感覚と共に、痛みは引き、元気な産声が聞こえました。
3.赤ちゃんが生まれた瞬間!
とにかく痛かったし、出産時間も26時間と長丁場だったので「やっと産まれた」という感想がまず出てきました。
それと同時に元気に産声をあげて、私の腕の中にやってきた娘を見て「やっと会えた」「無事に産んであげられて良かった」と物凄く安心したのと同時に、猛烈な眠気がやってきてその場で1時間ほど寝てしまいました。
4.入院中の体験
出産してから3日くらいは、夜は30分おきに母乳を求めて娘が起きるので、眠れませんでした。
授乳室が部屋の近くにあって、授乳の時はそこに娘を連れて行って、他に授乳しているママや助産師さんと話しながら授乳をしたりしていました。
朝6時を過ぎると、娘の「30分おき母乳タイム」が落ち着いて、母乳は2時間に1回になり、それ以外の時間はずっと寝ているので、その隙に私もご飯を食べたり、シャワーに入ったり、寝たり、面会に来た夫や母と話して気分転換をしていました。
5.横浜市立市民病院で産んで「よかったな!」と思う体験
とにかく助産師さんたちが優しかったです!
陣痛中に、急に不安になって泣いてしまった時は夫に席を外させ、助産師さんが不安を聞いてくれて「大丈夫だよ」と背中をさすってくれました。
その後もいきんでしまいそうになる度、助産師さんが私のお尻を刺激して、いきみ逃しにずっと付き合ってくれたり、常に寄り添ってくれていました。
出産後も、退院するまでずっと気にかけてくれて、本当に心強かったです。
6.通院・入院中の「残念」な体験
残念に思ったことはほとんどないのですが、一つあげるとしたら陣痛の時に内診を担当した女の先生です。
子宮口が開かないので、とにかく指を突っ込んでこれでもか!というくらいグリグリしてきて、私が「やめて!一回抜いて!」と言ってもやめてくれず、助産師さんに静止されてやっとやめるような先生でした。
内診の時に、とても楽しそうに笑っているように見えて、出産後の病院で1回会ったときは身構えてしまうほど、私のトラウマです。
https://cawaiku.com/child/pregnancy/birth-experience-story-4797
横浜市立市民病院について
2016年7月に第1子を出産した当時の体験に基づく情報です。
1.選んだ理由は?
出産費用が安く、総合病院なので何かあった時でも迅速に対応してもらえると思ったからです。
健診などで妊娠出産の不安などを逐一聞いてくれたからです。
2.妊婦健診での待ち時間はどれくらいだった?
基本は、予約制で朝一の診察時間(9時)に予約をしていれば、大体30分以内に呼ばれていました。
同じ予約の時間内であれば早く来た人が先に呼ばれます。
転院や初診など予約無しで来た際には朝一であっても最低2時間は待ち、10時を過ぎると大体5時間は待ちます。
3.費用はどれくらい?
妊婦健診は1回につき平均5000円ほどで、健診券を使用しても大体1000円は毎回実費で払っていました。
入院・分娩費用は、41万円ほどなので一時金で全額まかなえるため、実費はありませんでした。
4.主治医の先生はどんな人?
主治医はおらず、予約した曜日を担当している先生が健診をしてくれました。
その中で印象に残っている先生は、エコーがとっても上手な女の先生です。
28週頃まで男の子と言われていて「男の子の服をそろそろ揃えようかと思っている」とその先生に話をしたら、とても詳しく見てくれました。
特に、股の様子がちゃんと見えるように赤ちゃんをエコーで少し動かしたりなどして、私や赤ちゃんが苦しくない程度にやってくれました。
その結果、女の子で確定なもみじマークが見えて、女の子だと判明しました。
5.分娩に対応してくれた助産師さんはどんな人?
陣痛から分娩までずっと対応してくれた助産師さんは、意識が朦朧とする私の横で「頑張れ!」とずっと夫が握る手と反対側の手を握って応援してくれていました。
娘を取り上げてくれた助産師部長さんは「もう妊婦の体力がなくて、吸引しようと準備を始めていたら急に意識が覚醒して、上手にいきんで一気に分娩が進んだことに皆驚いていた」と出産後の母体チェックの際に話してくれました。
6.入院中の食事はどうだった?
基本的にとてもシンプルで「ザ・病院食」といった感じの食事でしたが、味に関しては問題ありませんでした。
ただ、ご飯が進むおかずが出ない時もあったので、そういう時は私や他のママは、持参したふりかけをかけて食べていました。
7.設備やサービス
〇・・・あった
×・・・なかった
(×)3Dエコーあり
(×)4Dエコーあり
(〇)母親学級あり
(〇)両親学級あり
(〇)マタニティスポーツ(ヨガ・エアロビクス等)教室あり
(×)個室あり
(〇)大部屋あり
(×)個室シャワーあり
(〇)個室(病室)以外にくつろげる場所あり
(×)食事用のラウンジあり
(〇)売店あり
(〇)小児科併設あり
(〇)助産師外来(母乳外来)併設あり
8.入院中に助産師さんから教わったこと
〇・・・あった
×・・・なかった
(×)調乳指導(ミルクの作り方、あげ方)
(〇)おむつ替え指導
(〇)沐浴指導
(〇)新生児指導(健康管理の仕方や泣いている時の対処方法など)
(〇)産褥期生活指導(産後の回復期におけるママの生活上の注意点など)
(〇)家族計画指導(次の子供を作る際の注意点など)
※初産婦か経産婦かによっても指導内容がかわるものと考えられます。
9.どんな母乳指導された?
赤ちゃんが飲みやすいように、胸を片手でつぶして、乳首だけではなく胸をぱくりと咥えられるようにすると指導がありました。
片方5分から10分で、両方のおっぱいをあげるように言われました。
10.新生児健診のタイミング
退院後2週間健診と、1ヶ月健診