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2月3日の「節分」に、子供のいる家庭や地域の子ども会では何をすればよいのでしょうか?
節分をより楽く過ごすためのアイデアを紹介します。
節分の過ごし方【定番編】
1.豆まき
まずは、絶対に外せない「豆まき」です。
大人が鬼の格好をして現れて、子供たちが豆をぶつけて追い払います。
幼児から小学校低学年くらいまでの子供に対しては、かわいらしい鬼のお面をかぶって登場する程度にとどめましょう。
怖すぎるコスプレは泣き出す子もいて楽しめません。
反対に小学校高学年くらいになったら、本気で怖いコスプレをしたほうが、子供たちも退治し甲斐があるので盛り上がります。
2.「まめまき」を歌う
無事に鬼を追い払ったら、楽しくみんなで歌いましょう。
節分の定番曲「まめまき」の歌詞は以下の通りです。
ぱらっぱらっぱらっぱらっ
まめのおと
おにはこっそりにげていく
おにはそと ふくはうち
ぱらっぱらっぱらっぱらっ
まめのおと
はやくおはいりふくのかみ
他にもNHKの「おかあさんといっしょ」でも歌われている「鬼のパンツ」も子供たちに人気の歌です。
3.年の数だけ豆を食べる
1年の健康を祈って、豆を食べましょう。
「年の数」だけ食べるのは、小さな子供たちにとっては少なすぎますが、かずを数える練習にもなるので、慣例として行うようにしましょう。
きちんと数えて食べられたら、ご褒美にもっとたくさん豆をあげましょう。
4.恵方巻を食べる
大阪など関西では、節分に恵方巻を食べる風習があります。
最近は大手スーパーなどが力を入れてキャンペーンをしているため全国で行われるようになってきました。
恵方巻は節分のご馳走なのでぜひ子供と一緒に食べましょう。
「恵方(吉方)」を向いて、願い事をしながらかぶりつくと、それがかなうと言われています。
「恵方」は毎年変わりますので、スーパーなどで恵方巻を買うときに方角を確認しましょう。
恵方巻コーナーに「今年の恵方は〇〇の方角です。」と必ず掲載しているはずです。
節分の過ごし方【アイデア編】
1.鬼のお面を作る
豆や恵方巻の特典として鬼のお面をもらって活用する家庭も多いと思いますが、子供と楽しむのであれば、いちからお面を作ってみてはいかがでしょうか?
画用紙と輪ゴムがあれば子供と一緒に手作りすることができます。
子供ならではのオリジナリティ溢れる鬼の絵で豆まきをすると盛り上がります。
鬼のお面の作り方は以下のコラムを参考にしてください。
2.恵方巻を作る
子供はママやパパと一緒にお料理するのが好きですよね?
そこで節分にちなんで家族で恵方巻を作ってみてはいかがでしょうか?
恵方巻の特徴は、七福神にちなんで7種類の具材を入れることです。
具材に決まりはありませんが、以下のような具材がよく使われます。
卵焼き、桜でんぶ、かんぴょう、たくわん、しいたけ、きゅうり、野沢菜、おぼろ、えび、カニ、マグロなど
また最近は子供に人気の食材として、ツナマヨやサーモン、チーズ、アボカドなどを入れる家庭もあるそうです。
本当に7種類全部を入れるのが大変なら海苔とご飯も合わせて7種類としても良いでしょう。
太巻きを作るための「巻きす」を持っていないということであれば、手軽に手巻きずしで楽しんではいかがですか?
手巻き寿司でも7種類の具材を用意して縁起を担ぎましょう。
3.鬼の絵本を読む
節分にちなんで鬼が出てくる絵本を読んであげましょう。
絵本にもなっている有名な昔話としては、「桃太郎」「一寸法師」「力太郎」「ないた赤おに」などがあります。
最近の絵本では、富安陽子さんの「オニのサラリーマン」や、シゲタサヤカさんの「オニじゃないよ おにぎりだよ」などがおすすめです。
どちらも大笑いできる面白い内容なので、鬼がやっつけられるだけの昔話が気に入ってもらえなければ、ぜひ読み聞かせしてあげて下さい。
4.的当てゲーム
鬼に豆を当てるのも楽しいですが、「的当て」のゲームをして、買ったら景品がもらえるというイベントをすると大いに盛り上がります。
景品はもちろんお豆ではなく、お菓子の詰め合わせなどが喜ばれるでしょう。
的当てゲームは、ダーツやボーリングでも構いませんし、自宅で気軽にやるのであれば、シンプルにバケツのなかにボールを入れるという遊びでも良いでしょう。
豆まきの起源は古代中国の「追儺(ついな)」という行事と言われていますが、追儺では子供たちが「弓」をつかって鬼を追い払っていたとされていますから、意外と的当てゲームのほうが豆まきよりも原型に近いかもしれません。
5.神社やお寺の節分祭を見物する
初詣で神社などにいく家族は多いと思いますが、節分の日に参拝をする家族は少ないのではないでしょうか?
2月3日は全国各地の神社やお寺で節分の行事が行われます。
関東では成田山の節分会がとても有名で、大相撲力士や歌舞伎俳優などの著名人が豆をまくためテレビのニュースでも報道されます。
地域の神社やお寺でも節分行事があるので、一度、子供たちを連れて本物を見に行くことをおすすめします。
とてもいい思い出になるでしょう。