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実際に子供を連れて「アンパンマンショー」を観に行った実体験レポートをご紹介します。
先日、cawaiku編集部のスタッフが2歳の娘と0歳の息子を連れて、「それいけ!アンパンマンショー―どんぶりまんトリオとデリシャス姫―」を見に行きました。
子供たちの感想とともに、アンパンマンショーを見る時の注意点なども紹介します。
アンパンマンショーの概要
アンパンマンショーに行く場合に、どれだけ混んでいるのか、何時から場所取りが必要なのかなどが気になると思います。
開催する主催者や場所などの条件によっても異なると思いますが、ひとつの参考にしてください。
1.新聞広告で前日に告知
今回、見に行ったアンパンマンショーは住宅展示場のイベントとして開催されたものです。
この住宅展示場は関東最大級規模で、週末になると様々なイベントを開催しています。
アンパンマン以外にも、プリキュアや仮面ライダーシリーズ、戦隊シリーズなども年に1~2回程度の間隔で開催しています。
アンパンマンショーは、ショー開催の前日に新聞の折り込みチラシで告知がされました。
複数の大手の主要新聞にチラシを入れており、少なくとも20~30万世帯に告知がされているものと思われます。
2.晴天の中、午前と午後の2回開催
今回のアンパンマンショーは、午前1回、午後1回の計2回開催されました。
見に行ったのは午後の部です。
天候は快晴で気温は25度くらい。
屋外でのショーとしては最高のコンディションでした。
3.混雑状況
特設の観覧席には、ブルーシートが敷かれており総勢100名以上は座れそうな広さでした。
ブルーシートの周りは立見席です。
ぱっと見の様子では、200名以上の観客がいたように見えました。
私たち家族が到着したのは、開演の10分前ですが、すでにブルーシートには、ほぼ埋まっており、立見席にも観客があふれ出していました。
しかし、立見席はそれほど混雑しておらず、立見席の最前列で見ることは可能な状況でした。
そして、よく見るとブルーシートの後ろには隙間があり、少し窮屈になってしまいますが、既に座っている人に少し詰めてもらえるようにお願いさえすれば座れる状況でした。
生後3ヵ月の息子はアンパンマンのことは全くわからないため、パパとベビーカーから立見席で見ることにし、ママと2歳の娘は、無理やりブルーシートに座ることができました。
今回のショーでは、おそらく30分前に行けば、難なく座って見ることができると思います。
1時間前に並んで待っていれば、ブルーシートの前方で楽しむことができたでしょう。
4.ショーのプログラム
ショーのプログラムは以下のような内容でした。
2.アンパンマンショー
3.体操
4.握手会
前説では、アンパンマンショーが始まる前に、お姉さんがでてきて、子とも達とコミュニケーションをとりながら場を盛り上げて、最後にキャラクターの登場をアナウンスするというものでした。
今回のアンパンマンショーは、「てんどんまん」「かつどんまん」「かまめしどん」のどんぶりトリオが中心のストーリーとなっており、この3キャラに加えて、アンパンマン、バイキンマン、ドキンちゃんの計6キャラが登場しました。
ショーが終わると体操コーナーになり、「サンサン体操」に合わせて、キャラクターと子供たちが一緒になって体操をしていました。
ショーは体操で終わり、しばらく待ってから、キャラクターとの握手会です。
今回のイベントについては、特に抽選はなく見ていた人はもれなくアンパンマンと握手ができました。
2歳のアンパンマンショー体験記!
1.アンパンマンのチラシに興奮!
金曜日の朝、新聞を眺めていると、楽しそうなイベントが盛りだくさんの住宅展示場のチラシを見つけました。
たくさんのイベントに交じって、なんとアンパンマンショーが開催されるとの告知があったのです!
2歳の娘は、アンパンマンが大好き!
週末になるとアンパンマンのアニメの録画を見て過ごします。
途中で消そうとすると号泣して抵抗。
少なくとも3話くらい見ないと満足しないのです。
本編はもちろん、体操コーナーやアンパンマンのCMも大好きで、何度も見ようとするのです。
見終わった後は、大好きな「ぴざぱいぱい」や「うりうりー」の歌を鼻歌でずーっと歌うのです。
そんな娘なので、アンパンマンショーは大喜び間違いないだろうと思い翌日のショーに行くことにしました。
その日の夜、娘はチラシを見つけて「あんぱんまん!」と指をさしました。
興奮気味に「あんぱんまんだー」と大声で叫びます。
「そうだよ!アンパンマンだよ。アンパンマンが来るんだって、明日見に行こうね!」と言うと、「アンパンマンくるのー?」と不思議そうな顔をしていました。
娘にとっては、アンパンマンはテレビに住むキャラクターで、アンパンマンが来るということが理解できないようでした。
2.出発前から怪しい雲行きが・・・
ショーの当日、自宅でお昼ご飯を食べてから、アンパンマンショーに行くことになりました。
ご飯を食べている間にも「食べ終わったら、アンパンマン見に行くからね!」と話すのですが、とりたてて嬉しそうでもなく無反応です。
食べ終わって、「じゃー、行こう!」と言うと、娘は「どこいくのー?公園?おさんぽ?」と聞き返します。
「アンパンマン見に行くんだよ!アンパンマンが近くに来てるんだよ!」
「アンパンマンいらない」
「えー!アンパンマンだよ!大好きでしょ?めったに会えないんだよー」
「アンパンマンいらないの!」
こんな感じで、アンパンマンを拒否。
でも、まあ見れば楽しいだろうと思って、自転車に乗せて連れて行ったのです。
自転車では楽しそうにしていたのですが・・・。
3.まさかの残念な展開!
会場に到着すると、すでに人でいっぱいです。
自転車から降りて、手を繋いで楽しそうに歩き始めました。
しかし、だんだんアンパンマンを見る人の群れが近づくにつれて、笑顔がなくなり、「アンパンマンみないのー、いらないのー」と連呼し始めたのです。
そして、客席の間近になると、たまたま「きしゃぽっぽ」のアトラクションが目の前を通り、「きしゃぽっぽのるのー、アンパンマンいらない!」と泣き出してしまったのです。
「きしゃぽっぽは、アンパンマン見たら乗ろうね!もう始まっちゃうからね」といって、無理やり、客席のブルーシートの中に入って座り込みました。
しかし、娘はママにしがみついて、ひたすら「わーん、わーん、やなのー」と大声で泣き叫んでます。
「アンパンマン大好きでしょ。どうしたの?こわいの?」
もはや声をかけても、泣き叫ぶばかりです。
同じくらいの年齢の子供たちはみんな楽しそうに待っている中で、ひとり大声で泣いているので、ちょっと気まずい雰囲気です。
しかし、キャラクターを見れば泣き止むだろうと開演を待ちました。
さっそく始まって、どんぶりトリオが登場しました。
全く泣き止みません。
そして、バイキンマンが登場すると、さらに耳が痛くなるほどの大きな声で泣き叫び始めたのです。
・・・どうやら3Dは怖いようです。
とうとう後からやって来て立ち見をしていたパパが、見かねて娘を抱っこしブルーシートの外に連れ出したのです。
4.アンパンマン登場も効果なし
立見席で、パパが抱っこをしても全く泣き止みません。
「バイキンマンがこわいのー?大丈夫だよー。アンパンマンが来てくれるから」と言いながらなぐさめます。
そうこうするうちに、ついにアンパンマンが登場です。
「ほら、アンパンマンきたからもう大丈夫だよ!見てみて!」
しかし、アンパンマンすらも娘の「びびり」っぷりに太刀打ちできません。
「アンパンマンいらないのー」
と変わらず泣き続けます。
「じゃあ、もうちょっと遠くからみようか?怖くないでしょ?」
と言ってステージから遠ざかり、立ち見席の一番後ろにさがったのですが、まだ泣き止みません。
ならばということで、立見席を出て駐車場から見たのですが、怖そうに顔をそむけてしまいます。
こうなるとやぶれかぶれで、駐車場を超え、住宅展示場の敷地を出て、道路から見ます。
音はハッキリ聞こえますが、アンパンマンたちは遠くに見えるだけです。
「ここなら、絶対にバイキンマンこないから、大丈夫だよ!」
と言うも全く効果なく、泣き止むことはありませんでした。
5.パパいかないで!
もう、これ以上は遠くからは見られないというところまで来たのに泣き続けるので、アンパンマンは諦めることにしました。
「じゃあ、アンパンマンはやめて、しゅっぽっぽ乗ろうか?」と娘に聞くと、
「のるー!」
「本当にアンパンマン見なくていいの?めったに会えないんだよ?」
「アンパンマンいらない!しゅっぽっぽがいいのー!」
と言って、ようやく娘は泣き止んだのでした。
しかし、しゅっぽっぽに乗るためには、アンパンマンのステージの側を通過しなければなりません。
娘はパパにしがみついて、絶対にアンパンマンのほうを見ようとしません。
あんなにアンパンマンが好きなのに本当に不思議です。
しゅっぽっぽの停車場に着くと、お家で楽しめるようにアンパンマンの写真だけは撮っておこうということで、パパが一人でアンパンマンのステージに戻ろうとしました。
すると、娘は、「おとーしゃん、いかないのー」
「写真とってくるだけだから」
「だめー!」
「なんで?すぐに戻るから大丈夫だよ」
「たべられちゃうー」
「え、バイキンマンに?」
「うん」
どうやら、娘はアンパンマンのアニメを見過ぎて感情移入をしていたようで、本気でバイキンマンにいじわるされると思っていたようです。