目次
授乳服は本当に必要なのか、どんな場面で必要になるのかを解説します。
併せて、もし授乳服を買うとしたら何枚必要になるのか季節ごとに紹介します。
授乳服は本当に必要か?
1.絶対に必要ではない
最近は、おしゃれでかわいい授乳服も増えてきて、出産前にたくさん買い込んでしまう妊婦さんもいることでしょう。
「授乳するのだから『授乳服』は持っていて当たり前」と思うかもしれませんが、実は授乳服は絶対に必要とまでは言えないアイテムです。
後で紹介しますが授乳服として代用できる服は他にもあるからです。
むしろ、授乳服の穴(特に縦型の授乳口)は意外とおっぱいが出しづらく、授乳が面倒なので、「買ったけれど1回しか使わなかった」というママもいます。
さらに、冬場は寒いので授乳服の下にインナーを着ることになるため、余計に授乳しずらくなります。
トップスと同じ形の授乳口があるインナーを買うという方法もありますが、出費が増えるばかりです。
2.ワンピースを着たいなら必要
授乳服がどうしても必要な人とは、ワンピースが好きなママです。
ママになってもおしゃれは楽しみたいですよね?
授乳口のないワンピースで授乳をするためにはワンピースを脱ぐしかありません。
外出先でそんなことはできませんので、授乳服が必須になります。
ワンピースをメインにした清楚なファッションを好むママであれば、必ず授乳服は準備しましょう。
3.お宮参りや結婚式ではどうする?
お宮参りや結婚式、お葬式などのイベントで外出するときはフォーマルな授乳服が必要なのでしょうか?
これも、先ほどと同じでワンピースを着ていきたいのであればフォーマルな授乳服を購入する必要があるでしょう。
ただ、こうしたイベントにはスーツで出席する方法もあります。
スカートスーツ(ジャケット+スカート)やパンツスーツ(ジャケット+パンツ)であれば、ジャケットを脱いでブラウスをたくし上げれば授乳が可能です。
もちろん授乳ケープは必須です。
授乳服の代用方法
授乳服の代用となる「授乳しやすい服」を紹介します。
1.Tシャツ
授乳する際に一番イライラするポイントは、授乳服でも普通の服でも、赤ちゃんにおっぱいを咥えさせるときに服が落ちてきてしまうことです。
そんなイライラを解消するのが「小さなTシャツ(チビT)」です。
産後は体型が気になって、だぼっとした服装になりがちですが、授乳という観点であればチビTは本当におすすめです。
チビTをまくって胸を出そうとすると、大きくなった胸の上にチビTがぴったり乗って、ずり落ちてくることがありません!
特に夏場であれば、授乳服よりも小さめのTシャツがおすすめです。
2.前開きの服
季節問わず、授乳しやすいのがブラウスやパーカーなどの前開きの服です。
ボタンをはずして授乳できるので、授乳服特有の「窮屈感」が全くありません。
難点を挙げるとすれば、服装がカジュアル過ぎて、おしゃれさに欠けることでしょうか。
もともとストリート系のファッションを好むママであれば授乳服は一切必要ないでしょう。
3.セーター、トレーナー
冬場に授乳服の代わりに活躍する服はセーターやトレーナーです。
Tシャツと同じで、ぱっとめくって、ぱっと授乳ができるので楽です。
ただし、セーターやトレーナーはTシャツと違って重量があるため、すぐに下がってきて赤ちゃんの顔を覆ってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、手作り「ストラップ」です。
適当な長さの紐(リボンなど)を用意して、たくし上げた服に紐を通して首の後ろで結べば、服が下がってくることはありません。
4.腹巻
授乳服と普段着の最大の違いは、普段着だと授乳中にママのお腹が出てしまうという点です。
体を冷やすと母乳の分泌にも影響があるので、おなかを冷やさないようにする必要があります。
そこで活躍するのが「腹巻」です。
特に春・秋・冬はお腹を冷やしやすいので、授乳服を着ないのであれば腹巻は必須です。
授乳服は何枚必要?
ワンピースの授乳服をメインに着まわす場合に必要な授乳服の枚数を解説します。
これまで説明してきたように授乳服はその他の服でも代用できますので必要に応じて増やしていきましょう。
夏
普段着用 : 夏用2~6枚
パジャマ用 : 夏用1~2枚
夏は汗をかきやすいので何枚でもあると助かるのですが、洗濯して乾くのも早いので、2枚でもなんとか回せます。
もちろん、ほぼ毎日同じ服になってしまうので、必要に応じて増やしましょう。
夏の着こなし
夏の着こなしについては、ブラと授乳服だけで十分です。
デパートなどエアコンが効いた施設内で、胸を出して授乳するのは寒いと思うかもしれませんが、37度前後の赤ちゃんを抱っこするので、それほど寒さは感じません。
ブラジャーを胸の下までおろして、服の授乳口からおっぱいを出して、飲ませるだけです。
冬
普段着用 : 冬用2~6枚
パジャマ用 : 冬用1~2枚
厚手の温かい授乳服が最低2枚以上あれば何とかなります。
授乳をした後に赤ちゃんが吐き戻すこともよくあるので、授乳服が汚れた時のために2枚は必要です。
冬の着こなし
冬は寒いため、授乳服のトップスに加えて、授乳ができるインナーも必要です。
つまり、ブラジャー、インナー、トップスの3枚をめくってからおっぱいをあげることになります。
しかし、これは面倒な上に、かさばって授乳もしにくいです。
そこでお勧めしたいのが、ブラジャーとインナーの両方の機能を備えた「カップ付き授乳用インナー」を着用することです。
暖かい機能素材の「カップ付き授乳用インナー」を使えば、トップスとインナーの2枚だけで済み、授乳も簡単になります。
春・秋
普段着用 : オールシーズン用2~6枚、冬用2~6枚
パジャマ用 : オールシーズン用1~2枚、冬用1~2枚
春と秋は日ごとに寒暖差があるためオールシーズン用に加えて外出用に冬用があると安心です。
自宅では暖房が使えるのでオールシーズン素材の授乳服だけでも大丈夫でしょう。
春・秋の着こなし
その日の気温に合わせて、夏の着こなしか、冬の着こなしをします。