子育てでイライラしたら

子供が生まれて夫婦のケンカが増えたということはありませんか?

そこで今回は、子育てのイライラから夫婦喧嘩に発展したcawaiku編集部のスタッフの実体験レポートをご紹介します。

イライラの原因と夫婦喧嘩に発展させない対処法が参考になります。

【体験レポート】子育てのイライラが夫婦げんかに

子育てって本当にイライラしますよね?

まず、我が家でよくあるイライラの原因をいくつか挙げてみます。

1.子育てのイライラ実例集

子供が言うことを聞いてくれない

(事例)
「ズボンをはくから立って」と言ったら、子供が寝ながら暴れ出した。

「歯磨きするからアーして」と言ったら、子供が歯ブラシに噛みついた。

「スプーンはテーブルにおいて」と言ったら、子供がスプーンを床に投げつけた。

子供は思い通りに動いてくれることはないので、やっぱりイライラが募ります。

泣き声

疲れている時、忙しいときの子供の泣き声も親にとってはイライラの原因になります。

泣き声は親にとって責め立てられるような気持ちになります。

特に、睡眠不足や朝の忙しいときに泣かれたりすると、イライラして子供にもパートナーにも八つ当たりしがちです。

家事・育児の押し付け合い

(事例)
「昨日はお皿洗ったんだから、今日はやってよ」

「今、洗濯物たたんだから、お風呂いれるのやって」

「電球交換やってよ」

役割分担が決まっていたいと押し付け合いの原因になり、反対に役割分担が決まっていると「自分のほうが多いのではないか」と不信感が募ります。

夫の、妻の、余計なひと言

(事例)
「そんな簡単なこと30秒でできるでしょ!やってよ」

「なんで、言ったこと忘れるの?」

「何度言わせるの!?」

何か言われてもぐっと我慢すれば大事にならないのですが、子育てのイライラが重なると、ついつい言わなくてもいい一言を言ってしまうものです。

2.どうしてイライラするのか?

いくら子育ての忙しさでイライラしているからと言って、たびたび夫婦ケンカをしているようでは、子供にとっもお互いにとっても良いことではありません。

そこで、夫婦で時間をとって、「どうしてイライラをしてしまうのか?」「どうすれば喧嘩がなくなるのか?」を話し合ってみました。

まずは、イライラの原因についてです。

イライラの原因を理解する

まず、どうして子育てでイライラしてしまうのか夫婦で考えてみました。

イライラしてしまう構造はおよそこんな感じではないでしょうか?

1.予定していた「自分のペース」が子供に崩される

2.修正しようとするが、「何かの原因」で修正できない

3.イライラする

子供は日々成長し、変化していきます。大人だっていつも生活リズムが一緒というわけではありません。

そう考えると自分のペースを崩さずに毎日を過ごすということは不可能です。

なので、ペースが崩れた後にうまく修正できるかがポイントになります。

修正さえできれば、イライラせずに済む、もしくは我慢できる程度の「イラっ」とで済みます。

しかし、残念なことに、「何かの原因」には、「なんとかできる原因」もあれば、「どうしようない原因」もあるのです。

「何とかできる原因」の事例

  • 疲れている、体調不良であれば、パートナーにお願いして休ませてもらう
  • 家事・育児を手伝ってくれない、どちらがやるか決まってないのであれば、しっかり分担を決める
  • 分担が決まっていない家事が発生したら、気づいた方が率先して行う
  • 新たに発生した家事で、分担の比重に偏りが出たら、話し合って分担を変える。
  • つまり、夫婦の協力でなんとか乗り越えられるものが「何とかできる原因」です。

    「どうしようもない原因」の事例

  • 子供が言うことを聞かない
  • 何をしても泣き止まない
  • 突然の仕事やどうしても断れない用事
  • つまり、夫婦の力では何ともできない、子供、もしくは外的な要因が「どうしようもない原因」です。

    3.イライラを減らすためには?

    続いて、どうすれば夫婦げんかに発展するようなイライラを減らすことができるのか考えてみました。

    「何とかできる原因」は夫婦で話しあう

    「何とかできる原因」は夫婦が協力さえすれば乗り越えられます。

    日々、生活は変化しますから、役割分担も不公平のないように毎日話し合って調整することにしました。

    話し合いの時間さえもとれないと思うかもしれませんが、コミュニケーションを疎かにすると、ますます相手へのイライラつのります。

    そして、非常に大切なのは夫婦の個性を理解したうえで話し合うことです。

    例えば、我が家であれば、夫は「問題を解決したい」という思いが強く、妻は「自分の気持ちをわかってほしい」という思いが強いということが分かりました。

    なので、話をするさいは、夫はいきなり、「で、どうしたいの?」みたいな入り方は禁物です。

    その瞬間から、話し合いどころか、夫婦喧嘩が始まります・・・。

    なので、お互いに「今日もお疲れ様。○○までしてくれてありがとう!」という感謝の気持ちからスタートする必要があります。

    妻も「気持ちをわかってくれたのであればそれでいい」思って、話し合いを終わりにしてしまうと、今度は具体的な解決を望む夫に不満が残ります。

    夫としては「曖昧なままであれば、また同じような状況が繰り返されて、嫌な気分になる」と考えているからです。

    だから、夫は話し合いで一定の結論がどうしてもほしいのです。

    もし1回の話し合いでお互いに納得できる役割分担が決まらないのであれば、後日、また話すようにしました。

    この時、夫としては「絶対に今日、決める」と思わず、「何度か話し合う中で納得いく答えがでればいい」という気持ちになることが重要だと思います。

    ところで、「役割分担は必要ない、その場、その場の夫婦の阿吽(あうん)の呼吸でやるのが、一番」と思う夫婦もいると思います。

    残念ながら我が家はまだまだその域には達していないので無理と言う結論になりました。

    結局、夫婦といえども考え方も行動もそれぞれですから。

    役割分担はしっかり決めた上で、もし、予定より早くできたり、逆に予想外のことで負担が重くなったりしたら、その時は臨機応変に助け合うしかありません。

    「どうしようもない原因」はフォローが大切

    でも、どんなに話し合っても、新しい出来事や、「どうしようもない原因」が発生して、やっぱりイライラしてしいます。

    これは仕方がありません。

    決して気が短いわけでもなければ、性格が悪いわけでもありません。

    人として仕方のないことだと思います。

    私達夫婦もイライラしてパートナーに当たってしまった後で「まずかったかな」と何度も後悔しています。

    そんな時には、すぐに謝ることが大切だと思います。

    「自分には否がないから、謝りたくない」と考えていたとしても、とにかくイライラをぶつけたことを謝ることにしました。

    間違っても、謝られた方は、ここぞとばかりに「そうだろ、あんなことでイライラをぶつけるなんて、信じられないよ!」みたいな言葉は絶対に口にしてはいけません。

    せっかくの仲直りするチャンスが、さらなる憎悪の応酬となること間違いなしです。

    謝られたら、心の怒りをぐっと抑えて、「いいんだよ。こっちも気がつかなくて悪かった」とだけ言えばいいのです。

    どんなに相手が悪いと思っていても、どちらかが謝ったら打ち止めとし、時間をおいて話し合いをすればよいのです。

    スポンサーリンク
    アドセンス
    アドセンス

    このコラムを「ツイート」「シェア」する