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赤ちゃんを連れて旅行するとき、粉ミルクを作るためのお湯や、哺乳瓶の洗浄はどうすればいいのか悩みますよね?
安心して赤ちゃんと出かけられるように、旅行先でのミルク作りと洗浄方法について解説します。
旅行にはどんな粉ミルクを持っていくべきか?
自宅では節約のために800g入りの大缶タイプを使っている家庭が多いと思います。
大缶は重たいうえに、移動中の揺れなどで、蓋の裏に粉ミルクがたくさん付着してしまうので、開けた時に粉ミルクが散らばって惨事になることがあります。
どのメーカーのミルクでも外出用のスティックタイプを販売していますので、事前に購入しておきましょう。
基本はいつも飲んでいるメーカーのミルクが良いでしょう。
ミルクの味にこだわりのない赤ちゃんであれば、明治の「ほほえみ らくらくキューブ」がおすすめです。
なぜなら20ccごとに調整ができて、個装を開封した後も1週間は保存しておくことができるので無駄がありません。
また「ちょっと足りなそう」と言う時のちょい足しにも非常に便利です。
ミルクのお湯はどうやって調達する?
粉ミルクは基本的に70度以上のお湯で作る必要があります。
必要な時にお湯が調達できないと本当に困りますので、しっかり準備してから旅行に行きましょう。
1.水筒(魔法瓶)にお湯を入れて行く
いつでもどこでもミルクが飲めるように保温性の高い魔法瓶に熱湯を入れて出かけましょう。
象印、タイガー、サーモスなどの魔法瓶メーカーの真空ステンレスボトルであれば6時間経過しても70度近い温度を保つことができます。
自宅を出る時にお湯を入れておくことはもちろんですが、宿泊するホテル・旅館の電気ポットを使って熱湯を調達するようにしましょう。
2.商業施設やレストランでお湯をもらう
大型のショッピングモールやアウトレットモールを旅行の工程に入れておくと、それら施設の授乳室で熱湯が入れられるので粉ミルクを作ることができます。
そういった施設が近くにない旅行先であれば、昼食をとる予定のレストランなどでお湯をもらいましょう。
哺乳瓶にお湯を入れるだけであれば、その場で対応してくれるはずです。
水筒にお湯を補給する対応もしてくれると思いますが、事前に電話をして対応が可能か確認することをおすすめします。
3.飛行機や新幹線の中でお湯はもらえる?
飛行機や新幹線を使って移動している時は、アテンダントからお湯をもらうことが可能です。
まず、飛行機の場合は、粉ミルクの入った哺乳瓶をフライトアテンダントに渡すと、給湯室でミルクを作ってきてもらえます。
ただし、LCCの場合は、コスト削減のためこうしたサービスに対応していないことがあるため事前に電話をして確認しておきましょう。
新幹線の場合も、パーサー(車内販売員)にお願いすれば、哺乳瓶にお湯を注いでもらえます。
ただし飛行機と違って、自分の乗っている車両に新幹線の車内販売員がいつもいるとは限りません。
いざ、欲しい時に声をかけられないこともあるため、基本的には水筒にお湯を入れて持っておく方が確実です。
なお、グリーン車であればパーサーがいることが多いので、マメに対応してくれるでしょう。
旅行先で哺乳瓶の洗浄・消毒をする方法
1.除菌料(ミルトン)での消毒が基本
哺乳瓶の消毒方法は、煮沸消毒・薬剤消毒・電子レンジ消毒の3つの方法があります。
煮沸消毒はお湯で5分以上煮立てる必要があるので旅行中は現実的な方法ではありません。
電子レンジの場合は、商業施設のフードコートなどで使用できる場合もありますが、旅行先で見つけることは容易ではありません。
となると、ミルトンなどを使った薬剤消毒がベターです。
容器をもっていく必要があるので手間ですが、最も確実に消毒ができます。
ボトルタイプはサイズが大きいので、錠剤(細粒)タイプの除菌料を使うと荷物が減ります。
また、ペットボトルとタッパーを使って消毒溶液を作る方法もあります。
自宅の除菌料をペットボトルに移し入れておき、タッパーに水を張ったら、ペットボトルキャップ(1杯7.5cc)を使って溶液を作ります。
タッパーに入れる水の量がかわかるように、事前にマジックなどで目印の線を引いておきましょう。
タッパーのフタをすれば移動中に消毒することも可能です。
2.生後6カ月以上であれば洗浄だけでOK
離乳食を食べ始めている赤ちゃんであれば、旅行期間中の数日程度なら哺乳瓶の消毒をしなくても問題ありません。
ただし、毎回飲んだ後は哺乳瓶の専用ブラシと食器用洗剤を使ってしっかりと隅々まで水洗いしましょう。
もし、水筒のお湯に余裕があれば、お湯を使って洗浄したほうがより安心です。
ホテルや旅館に着いたら、部屋に備え付けのポットの熱湯を哺乳瓶に注いで洗浄するようにします。
なお、旅先から帰ったら、いつも通り電子レンジや消毒液などを使った洗浄・消毒を忘れずに行いましょう。