子育てにおいてベビーカーが必要か否か解説します。
これから出産を迎えるに当たってベビーカーを購入すべきか検討している方は参考にしてみてください。
ベビーカーの必要性
アップリカ、コンビ、ピジョン、エアバギーなど多くのベビーカーメーカーがあり、毎年のように新商品が発表されています。
ベビーカーの高機能化が進んだことで、赤ちゃんとのお出かけはますます快適にできるようになっています。
赤ちゃんのいる家庭ではベビーカーがなくてはならないものになってきていると思いますが、そもそもなぜ子育てにはベビーカーが必要なのか説明したいと思います。
1.赤ちゃんと荷物が乗せられる
赤ちゃんを連れての移動と言えば、ベビーカー以外にも抱っこ紐やチャイルドシート(車)を利用する方法もあります。
ベビーカーの最大の利点は、赤ちゃんを乗せるだけでなく、ある程度の荷物を乗せて移動ができる点です。
赤ちゃんを連れての外出は荷物が多くなりがちです。
哺乳瓶、水筒、オムツ、お尻ふき、着替えなどを持っておく必要があり、さらに買い物した食品や雑貨なども持ち運ぶこともあります。
抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこして両手に荷物を持つのは重たくて苦労しますし、転倒したときなどは危険も伴います。
その点、ベビーカーであれば、赤ちゃんと荷物を載せてスイスイ移動できるのでとても便利です。
自動車でも赤ちゃんと荷物を同時に運ぶことができますが、お店や公園の中では自動車は使えないですし、都市部に住んでいる人であればそもそも自動車を持っていない人もいるでしょう。
徒歩で買い物に出かけたり、近所の公園をお散歩したりと、徒歩で移動することが多い家庭であれば、ベビーカーは必要であると言えます。
2.外食がしやすくなる
生後3か月頃になると外出する機会が増えてきます。
それまでなかなかできなかった外食も家族や友人と楽しみたくなる時期です。
もしも抱っこ紐しかなかった場合、赤ちゃんは飲食店内でどのように過ごせばいいのでしょうか?
キッズスペースのある飲食店は非常に少なく、またベビーチェアも腰が据わる生後7か月頃までは使えません。
しかし、ベビーカーがあればこんな時も便利に活用できます。
A型ベビーカーであればリクライニングシートを150度以上も倒すことができるので、食事中は赤ちゃんを寝かせておくこともできます。
ベビーカーにラトルや人形をぶら下げて遊ばせておいてもいいでしょう。
ただし、メーカー側は1回の使用時間を1時間までと推奨していますので、飲食店で長居をし過ぎないように気を付けましょう
3.夏の暑さ対策になる
30℃を超える真夏に赤ちゃんを抱っこして移動するのは想像以上にたいへんです。
赤ちゃんの体温は37℃もありますので、サウナの中をさらに湯たんぽを抱えて歩いているような感覚になります。
ベビーカーであれば、抱っこ紐と違って移動中は風を受けやすいですし、大きな幌(ほろ)も付いているので強い日差しから赤ちゃんをも守ることもできます。
赤ちゃんにとっても、ママ・パパにとっても、抱っこ紐とベビーカーでは体感温度に相当な差があると思って間違いありません。
ベビーカーが必要ない人とは?
これまで説明したようにベビーカーは本当に便利な育児アイテムです。
しかし、絶対に必要なものではなく、あくまでも子育てを快適にしてくれるだけのアイテムに過ぎません。
では、どんな人がベビーカーを必要としないのでしょうか?
1.地方に住んでいる人
特に地方に住んでいる人にとっては、そもそもベビーカーを使って徒歩で移動すること自体が現実的ではないことがあります。
例えば、お出かけする場所が自動車で10分くらいの場所にある大型ショッピングモールが専らである場合には、ベビーカーではたどり着けません。
暑い夏もベビーカーではなくエアコンの効いた自動車のほうが快適ですし、ショッピングモール内ももちろん冷房が効いています。
さらにショッピングモールでベビーカーを無料レンタルできる可能性もあります。
実際、地方に多く出店しているイオンモールでは生後2~3か月頃から利用できるベビー用カートが貸し出されています。
生後1~2か月頃までは抱っこ紐で頑張って、それ以降はベビーカーをレンタルすることで対応できるのです。
2.赤ちゃんが抱っこちゃん
「ベビーカーを買ったけれど、ほとんど使うことがなかった」という家庭もあります。
その理由として多いのが「赤ちゃんがベビーカーを嫌がった」というものです。
なぜベビーカーを嫌がるのかは分かりませんが、ベビーカーに乗せると泣いてしまうので、仕方なく抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこして、ベビーカーはただの荷物置きになっていたというケースもなくはないのです。
そもそもベビーカーは生後1か月からが使用可能な月齢となります。
なので妊娠中に慌てて買う必要はなく、産まれから購入を検討しても決して遅くはありません。
赤ちゃんに実際に試乗してもらって、嫌がる様子がなければ買うようにしましょう。