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生後6か月の赤ちゃんの発達にあったおすすめのおもちゃを紹介します。
この時期の発達段階を理解したうえで、生後6か月でも楽しめるおもちゃを探してあげましょう。
生後6ヶ月の赤ちゃんでも遊べるおもちゃとは?
生後6か月の赤ちゃんは、活発に動き回って、好奇心も旺盛。離乳食も2か月目に入って、日中に起きている時間は元気一杯に遊びます。
まずは、生後6か月の心や運動の発達状況を理解しましょう。
赤ちゃんの月齢に合ったおもちゃを探すヒントになります。
1.ゴロゴロを移動するようになる
生後6か月頃の赤ちゃんは、下半身の筋力や神経の発達により、いよいよ寝返りができるまで成長します。
赤ちゃんにとって寝返りは、生まれて初めての自力での移動です。
最初は左右どちらかの得意な方向に寝返りを開始します。
成長の早い赤ちゃんは1度できるとすぐにコツをつかむので、仰向けから腹這いの寝返りだけでなく、腹這いから仰向けへの寝返りや苦手な方向への寝返りもすぐにできるようになります。
手を伸ばしても届かないおもちゃなどに寝返りで移動して取りに行ったり、家の中にある興味深いものに近づいていく探索遊びをを楽しみます。
ママやパパから与えられたおもちゃだけでなく、自分が触りたいものにいっぱい触れることで、どんどん行動範囲が広がり指先も器用になっていきます。
体をたくさん動かして遊ぶような遊びやおもちゃを通じて、赤ちゃんの脳や体の成長をサポートしていきましょう。
2.喃語がはじまる
赤ちゃんの聴力はとても優れていて、生後半年に満たない月齢でも言葉の音の区別をすることができると言われています。
そして、赤ちゃんは生後4か月頃から「クーイング」と呼ばれる、いろいろな声(「あー」「うー」などの母音)を出して遊ぶようになります。
生後6か月になると「だあ」「ばあ」などの喃語を発生するようになります。
意味のある単語を発生するようになるのは、1歳前後になりますが、生後6か月頃はすでにおしゃべりをするための様々な準備が始まっているのです。
そこで、単におもちゃを渡して、一人遊びをしてもらうだけでなく、おもちゃを活用して赤ちゃんとのコミュニケーションを積極的に楽しみましょう。
3.見えなくても存在しいることがわかる
生後6か月の赤ちゃんは情緒も知能も発達してきています。
例えば「いないいないばあ」を楽しむことができるようになります。
この遊びには2つの意味があります。
1つ目として、ママの顔が見えなくなると不安に感じ、顔が出てくると喜ぶという反応は、赤ちゃんとママの間に愛着や信頼関係が形成されていることを意味します。
赤ちゃんはママへの愛着や信頼があるからこそ、安心して様々な遊びに挑戦することができるのです。
2つ目として、今あったものが見えなくなってしまっても、この世界からなくなってしまったのではなく、どこかに存在しているという、ものの「永続性」について理解できるようになったことを意味します。
永続性を利用した様々な仕掛けのおもちゃも楽しめるようになっています。
生後6ヶ月のおすすめおもちゃ
生後6か月の赤ちゃんの発達段階で遊ぶことができるおもちゃは以下のものです。
ラトル(ガラガラ)、仕掛け絵本、ぬいぐるみ(人形・パペット)、ボール、おきあがりこぼし、ベビージム、ジャンパー、手遊びボックス、ルーピング
中でも特に生後6か月頃におすすめのおもちゃを紹介します。
1.全身を使って遊ぶおもちゃ
寝返りを打てるようになった生後6か月の赤ちゃんには、移動をしながら遊ぶことができるおもちゃがおすすめです。
まず、ひとつは「ベビージム」です。
「ベビージム」に様々なタイプがあるのですが、多くは生後2か月頃から仰向けの姿勢で遊ぶことができるタイプが主流です。
しかし、生後6か月の場合は、仰向けよりも主に腹ばいの姿勢で遊べるベビージムが適しており、プレイマットにたくさんの仕掛けがついているタイプがおすすめです。
例えばこちらの商品は、110×130cmと大きなプレイマットで、万華鏡やボールを使った遊びが楽しめます。
万華鏡は3つあって、腹這いになって手で押したり回したりすると見た目が変化します。
また、プレイマットの家を組み立ててボールを出し入れすることも可能です。
こうしたおもちゃなら寝返りで動き回ってたくさんの遊びに挑戦できますね。
そして生後6か月頃の赤ちゃんに、もうひとつおすすめのおもちゃは「ボール」です。
意図して投げたり、取ったりすることはまだできませんが、必死にボールを手を伸ばして、なんとか捕まえようとする様子を見ることができます。
布やゴム製のシンプルなボールでも楽しめますが、こちらのように少し遊び要素があるとより楽しめます。
このおもちゃは、カエルの口の中でボールが不規則に動き回り、光るボタンを押すとボールが飛び出します。
赤ちゃんはボールを捕まえようと、体を一杯動かして楽しむことができます。
単純な遊びですが、ボールの動きが面白いので3歳くらいまで長く楽しめます。
兄弟で一緒に遊ぶおもちゃとしてもおすすめです。
2.指先を使う知育おもちゃ
生後6か月の赤ちゃんは寝返りをして仰向けでも腹ばいでも好きな姿勢で両手を使って遊ぶことができます。
そこで、指先を使ったおもちゃで、脳をたくさん刺激してあげましょう。
手先を使った色々な仕掛けがある赤ちゃん向けのおもちゃは「いたずらボックス」または「手遊びボックス」などと言われています。
指を使ってリングを回したり、ボタンを押して音をならしたりして遊ぶのですが、指先が随分と器用になってきた生後6か月頃にぴったりのおもちゃです。
例えばこちらのアンパンマンの商品は、手先を使った7種類の遊びが楽しめます。
アンパンマンを始めとしたキャラクターを回転させて、色を変えたり、ミラーを出したりします。
最初はうまく遊ぶことができないかもしれませんが、偶発的に何度か回転させることができると、その成功を繰り返し再現することができるようになってきます。
ごく簡単な仕掛けばかりなので、はじめて「手遊びボックス」に触れる赤ちゃんにおすすめです。
もうひとつアンパンマンの手遊びボックスを紹介します。
こちらの商品は、先ほどよりは仕掛けが高度になっていて、1歳を過ぎてからでも楽しめるような内容になっています。
生後6か月の時はテーブルを使わずに地面に置いて楽しみます。
ダイヤルやビーズを回したり、鍵盤を押してメロディを流すなどの簡単な遊びが楽しめるでしょう。
また、扉を開けるとキャラクターたちがおしゃべりをする仕掛けは、ものの「永続性」を理解し始めたこの時期にぴったりです。